2010.04.22(Thu) 【◇50-◇59】
◇51 殺してでも奪い取る。
489 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 05:59:27 ID:v87K5F1f0 [1/9]
前の方が規制くらったようなので、変わりに私の修羅場を
投下させて頂きます。笑い話として受け取ってもらえれば
ありがたいです。
私子:彼男の彼女。友子とは腐れ縁
彼男:私子の彼氏。友子とは会社の仕事仲間
友子:私子の友人。彼男の会社でアルバイトをしている
私子と彼男は付き合って3年。同棲は1年目になる。
付き合い始め程の熱愛ぶりは無いにしろ、喧嘩もせず
休日は一緒に過ごす等、楽しく生活していた。
が、彼男の勤めている会社に友子がアルバイトとして
入社してから、少しずつ生活に変化が出てきた。
ある日、晩御飯を用意して彼男の帰りを待っていると
彼男が友子を連れて帰ってきた。
もちろん事前連絡は無し。
私子「あれ…友子が来るなんて聞いてないよ?」
彼男「それがさ…どうしても私子に会いたいって」
友子「私子ちゃんをビックリさせようと思ったの!」
友子は若干天然の気がある為、突然家に来るなんて
事は以前にもあったけれど『彼男と一緒』というのが
何故か引っかかった。多分嫉妬なんだと思う。
言葉を交わしつつも友子はズカズカと入ってきた。
後から入ってくる彼男に思いっきり睨みを効かせると
彼男はそそくさと部屋へ引っ込んだ。
晩御飯を二人分しか作っていなかった為、私子の分を
友子にあげる事に…でも友子は、少しも遠慮せずに
誰よりも早く晩御飯をたいらげた。おかわりつきで。
いつまでいる気だろう…等と考えながらテレビを見て
いると、友子がいきなり爆弾を投下した。
491 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:01:04 ID:v87K5F1f0 [3/9]
友子「私子ちゃん。彼男君と別れて!」
時が止まった。すごく素敵な笑顔で言うもんだから
下手な冗談は止してくれと思ってしまったが、友子は
本気らしい。
友子「もうっ聞こえなかったの?」
私子「は?」
友子「彼男君と別れてって言ったの!」
私子「いきなり何言ってんの?何、浮気?」
彼男を見ると『俺は何もしてない』と言わんばかりに
首を横に振った。
友子「友ねー。これから彼男君と付き合いたいの」
彼男「な…何言ってるの友子ちゃん」
友子「でもね。私子ちゃんと付き合ってる時に告白
したら、私子ちゃん泣いちゃうでしょ?だから別れて
ってお願いしに来たんだよ」
私子「お前頭大丈夫か」
そう言ったら友子は泣き出した。でも私子にはすぐに
別った。そう、これは嘘泣きで、同情を得たいがための
演技なのだ。友人として過ごした5年間で培ってきた
私の勘がそう伝えている。
492 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:01:54 ID:v87K5F1f0 [4/9]
友子「そんな…確かに友は、少し鈍感なトコあるけど…」
私子「友子がなんて言おうと、私だって彼男が好きだよ」
彼男「俺も、私子が好きだ。友子ちゃんはただの友達だよ」
友子「でもでも!付合ってから好きになる事だってあるよ」
彼男「いや、俺は友子ちゃんと付合えない」
友子「いやだ!友と付合って!!」
彼男「だめだ!俺は私子の彼氏だ!」
私子「友子、いい加減にしなさい」
友子「いやだぁ!彼男君は私のものなんだから!」
私子「勝手な事言わないで!とにかく落ち着いて!」
友子が段々取り乱してきたので若干焦る私子。
友子が机をバンバン叩き出したので、彼男が友子の両腕を
押さえて、私子に机を移動するよう指示。
その後暫くは俯いたまま小声でぶつぶつ呟いていたが
突然思い出したかのように暴れだした。
友子「彼男君は友のモノおおおおおおおおおおお!!!!
私子なんか死んじゃえええええええええええええ!!!!」
そう叫びながら彼男の手を振り払い、友子は私子めがけて
襲い掛かってきた。友子にマウントを取られ、往復ビンタ
されたかと思えば力の限り髪を引っ張られた。
493 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:02:45 ID:v87K5F1f0 [5/9]
友子「なんで私子なんだよおおおおおおおおおおおおお
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!!!!!」
友子の好き放題に私子も我慢の限界だった。
友子の両目めがけてグー(加減はしました)ひるんだ隙に
友子の肩を思い切り押して立場逆転。
後々の事を考えると殴るわけにもいかないので、全体重を
友子にかけて、両足で友子の二の腕を両方とも踏みつけ自分の
顔を保護。とりあえずガムテープで友子の両手両足を縛らせて
もらった。
彼男曰く、女の恐ろしさを学んだという。
同じ人間と思えない程の形相で、手を出したら食い千切られそう
な勢いだったとか。
なるほど、鏡を見てみると凄い顔で、当分化粧なんて出来そうに
なかった。お餅が焼けそうな位頬がヒリヒリして熱かったし、
何より彼男が私子の顔を直視できないと言う。これは大打撃。
友子はと言うと、両手両足を縛られても尚騒ぐので最後の手段
として家族に電話。
実家が同市だった為30分ほどでこちらに到着した。
498 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:33:49 ID:v87K5F1f0 [6/9]
彼男に通されて部屋に入って来た友子の両親は、友子の姿を見て
ビックリし、私子の顔を見て二度ビックリしていた。
私子と彼男の状況説明を、父親は真剣に、母親は涙を流しつつ
聞いていた。
話を聞き終わると、父親は涙ぐみながら「すまなかった。本当に
すまなかった。私達がいながら…なんと不甲斐ない…」と言い
友子に一発平手打ち。友子はわんわん泣き出した。
結局友子は両親に両腕を拘束されて帰って行った。
後日…
私子と彼男は友子の両親からお詫びだと言われ50万を受け取り
友子からは私の顔が治るまでの治療費、通院費を支払ってもらい。
事件の翌日に会社も辞めて、父親の勤める病院の精神科に入院して
いるのだそうです。
両親から「警察に届けても構いません」と言われましたが「精神科
に入院するのなら警察はいいです」と断りました。
父親の目が光っている場所なら、友子も悪いことは出来ないでしょう。
499 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:35:17 ID:v87K5F1f0 [7/9]
以上です。
支援して頂いた>>494-497有難うございました。
拙い文章でしたが、これでおしまいとさせて頂きます。
500 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:37:23 ID:HhpN5xXB0
>>499
乙です。
友子は元々メンヘラーではなかったの?
501 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:39:03 ID:2tl7lspNO
乙です。凄い読み易かった。
しかし友子はなんでそんなことを…
彼を奪う自信そんなに有ったのかな?
502 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:55:25 ID:v87K5F1f0 [8/9]
>>500
おそらくメンヘラだったのでしょうが、今回のように
感情を剥き出しにして暴れる友子は初めて見ました。
上手くいかない事があった時は腹いせに万引きをした
事もあったそうで…上辺だけを見てきた結果がこれなの
だろうと考えています。一つ勉強になりました。
>>501
友子的には奪う自信があったのでしょう。
それこそ「殺してでも奪い取る」というヤツですね
外見でいうと中の下ですが、甘え上手+口が達者なので
丸め込めるとでも思ったのでしょう。
503 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 07:30:13 ID:v87K5F1f0 [9/9]
連投すみません。
>>489の一文を突っ込まれる前に補足をば…
>彼男の勤めている会社に友子がアルバイトとして
>入社してから、少しずつ生活に変化が出てきた。
変化というのは…
・彼男が私子に何か打ち明けたそうにしていたが
打ち明けられず挙動不審気味だった
・↑友子が社内で猛アピールをしている事
・(彼男が)友子はどんな子なのか聞きたがる
・仕事の話になると苛々しだす
…と言った具合です。
正直最初の文はいりませんでした。申し訳ないです。
それでは、以降ROMに戻らせて頂きます。
前の方が規制くらったようなので、変わりに私の修羅場を
投下させて頂きます。笑い話として受け取ってもらえれば
ありがたいです。
私子:彼男の彼女。友子とは腐れ縁
彼男:私子の彼氏。友子とは会社の仕事仲間
友子:私子の友人。彼男の会社でアルバイトをしている
私子と彼男は付き合って3年。同棲は1年目になる。
付き合い始め程の熱愛ぶりは無いにしろ、喧嘩もせず
休日は一緒に過ごす等、楽しく生活していた。
が、彼男の勤めている会社に友子がアルバイトとして
入社してから、少しずつ生活に変化が出てきた。
490 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:00:05 ID:v87K5F1f0 [2/9]
ある日、晩御飯を用意して彼男の帰りを待っていると
彼男が友子を連れて帰ってきた。
もちろん事前連絡は無し。
私子「あれ…友子が来るなんて聞いてないよ?」
彼男「それがさ…どうしても私子に会いたいって」
友子「私子ちゃんをビックリさせようと思ったの!」
友子は若干天然の気がある為、突然家に来るなんて
事は以前にもあったけれど『彼男と一緒』というのが
何故か引っかかった。多分嫉妬なんだと思う。
言葉を交わしつつも友子はズカズカと入ってきた。
後から入ってくる彼男に思いっきり睨みを効かせると
彼男はそそくさと部屋へ引っ込んだ。
晩御飯を二人分しか作っていなかった為、私子の分を
友子にあげる事に…でも友子は、少しも遠慮せずに
誰よりも早く晩御飯をたいらげた。おかわりつきで。
いつまでいる気だろう…等と考えながらテレビを見て
いると、友子がいきなり爆弾を投下した。
491 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:01:04 ID:v87K5F1f0 [3/9]
友子「私子ちゃん。彼男君と別れて!」
時が止まった。すごく素敵な笑顔で言うもんだから
下手な冗談は止してくれと思ってしまったが、友子は
本気らしい。
友子「もうっ聞こえなかったの?」
私子「は?」
友子「彼男君と別れてって言ったの!」
私子「いきなり何言ってんの?何、浮気?」
彼男を見ると『俺は何もしてない』と言わんばかりに
首を横に振った。
友子「友ねー。これから彼男君と付き合いたいの」
彼男「な…何言ってるの友子ちゃん」
友子「でもね。私子ちゃんと付き合ってる時に告白
したら、私子ちゃん泣いちゃうでしょ?だから別れて
ってお願いしに来たんだよ」
私子「お前頭大丈夫か」
そう言ったら友子は泣き出した。でも私子にはすぐに
別った。そう、これは嘘泣きで、同情を得たいがための
演技なのだ。友人として過ごした5年間で培ってきた
私の勘がそう伝えている。
492 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:01:54 ID:v87K5F1f0 [4/9]
友子「そんな…確かに友は、少し鈍感なトコあるけど…」
私子「友子がなんて言おうと、私だって彼男が好きだよ」
彼男「俺も、私子が好きだ。友子ちゃんはただの友達だよ」
友子「でもでも!付合ってから好きになる事だってあるよ」
彼男「いや、俺は友子ちゃんと付合えない」
友子「いやだ!友と付合って!!」
彼男「だめだ!俺は私子の彼氏だ!」
私子「友子、いい加減にしなさい」
友子「いやだぁ!彼男君は私のものなんだから!」
私子「勝手な事言わないで!とにかく落ち着いて!」
友子が段々取り乱してきたので若干焦る私子。
友子が机をバンバン叩き出したので、彼男が友子の両腕を
押さえて、私子に机を移動するよう指示。
その後暫くは俯いたまま小声でぶつぶつ呟いていたが
突然思い出したかのように暴れだした。
友子「彼男君は友のモノおおおおおおおおおおお!!!!
私子なんか死んじゃえええええええええええええ!!!!」
そう叫びながら彼男の手を振り払い、友子は私子めがけて
襲い掛かってきた。友子にマウントを取られ、往復ビンタ
されたかと思えば力の限り髪を引っ張られた。
493 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:02:45 ID:v87K5F1f0 [5/9]
友子「なんで私子なんだよおおおおおおおおおおおおお
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!!!!!」
友子の好き放題に私子も我慢の限界だった。
友子の両目めがけてグー(加減はしました)ひるんだ隙に
友子の肩を思い切り押して立場逆転。
後々の事を考えると殴るわけにもいかないので、全体重を
友子にかけて、両足で友子の二の腕を両方とも踏みつけ自分の
顔を保護。とりあえずガムテープで友子の両手両足を縛らせて
もらった。
彼男曰く、女の恐ろしさを学んだという。
同じ人間と思えない程の形相で、手を出したら食い千切られそう
な勢いだったとか。
なるほど、鏡を見てみると凄い顔で、当分化粧なんて出来そうに
なかった。お餅が焼けそうな位頬がヒリヒリして熱かったし、
何より彼男が私子の顔を直視できないと言う。これは大打撃。
友子はと言うと、両手両足を縛られても尚騒ぐので最後の手段
として家族に電話。
実家が同市だった為30分ほどでこちらに到着した。
498 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:33:49 ID:v87K5F1f0 [6/9]
彼男に通されて部屋に入って来た友子の両親は、友子の姿を見て
ビックリし、私子の顔を見て二度ビックリしていた。
私子と彼男の状況説明を、父親は真剣に、母親は涙を流しつつ
聞いていた。
話を聞き終わると、父親は涙ぐみながら「すまなかった。本当に
すまなかった。私達がいながら…なんと不甲斐ない…」と言い
友子に一発平手打ち。友子はわんわん泣き出した。
結局友子は両親に両腕を拘束されて帰って行った。
後日…
私子と彼男は友子の両親からお詫びだと言われ50万を受け取り
友子からは私の顔が治るまでの治療費、通院費を支払ってもらい。
事件の翌日に会社も辞めて、父親の勤める病院の精神科に入院して
いるのだそうです。
両親から「警察に届けても構いません」と言われましたが「精神科
に入院するのなら警察はいいです」と断りました。
父親の目が光っている場所なら、友子も悪いことは出来ないでしょう。
499 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:35:17 ID:v87K5F1f0 [7/9]
以上です。
支援して頂いた>>494-497有難うございました。
拙い文章でしたが、これでおしまいとさせて頂きます。
500 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:37:23 ID:HhpN5xXB0
>>499
乙です。
友子は元々メンヘラーではなかったの?
501 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:39:03 ID:2tl7lspNO
乙です。凄い読み易かった。
しかし友子はなんでそんなことを…
彼を奪う自信そんなに有ったのかな?
502 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 06:55:25 ID:v87K5F1f0 [8/9]
>>500
おそらくメンヘラだったのでしょうが、今回のように
感情を剥き出しにして暴れる友子は初めて見ました。
上手くいかない事があった時は腹いせに万引きをした
事もあったそうで…上辺だけを見てきた結果がこれなの
だろうと考えています。一つ勉強になりました。
>>501
友子的には奪う自信があったのでしょう。
それこそ「殺してでも奪い取る」というヤツですね
外見でいうと中の下ですが、甘え上手+口が達者なので
丸め込めるとでも思ったのでしょう。
503 名前:489[sage] 投稿日:2007/10/21(日) 07:30:13 ID:v87K5F1f0 [9/9]
連投すみません。
>>489の一文を突っ込まれる前に補足をば…
>彼男の勤めている会社に友子がアルバイトとして
>入社してから、少しずつ生活に変化が出てきた。
変化というのは…
・彼男が私子に何か打ち明けたそうにしていたが
打ち明けられず挙動不審気味だった
・↑友子が社内で猛アピールをしている事
・(彼男が)友子はどんな子なのか聞きたがる
・仕事の話になると苛々しだす
…と言った具合です。
正直最初の文はいりませんでした。申し訳ないです。
それでは、以降ROMに戻らせて頂きます。