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◇52 デート商法。

874 名前:ツルべ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:28:51 ID:uZoThVMlO [1/7]
ところでオマエラさぁ「デート商法」って知ってるか?
そうだよ。あれだよ。綺麗な姉ちゃんと仲良くなって、知らず知らずに高額な物を買わされるやつ。
モテないオマエラにはキツいよなぁ。せっかく仲良くなれたのに、舞い上がってるのは自分だけでさ、高額商品を売り付けられても可愛い彼女のお願いならついつい買っちゃうよな。
でも普通はさ、逆ナンとかさ、出会い系とか全く知らない女性から言い寄って来る物だよね。
この話しは、私が実際に体験した修羅場である。携帯からなので読みにくいと思うが許してくれ。少々長くなるが聞いてくれるとありがたい。
俺→孝昭(仮名)20才
元彼女→舞(仮名)18才
友人→すぅ(あだ名)20才

俺とすぅは同じ高校の同級生。とても仲が良く、親友と呼べる存在だ。バイトでも同期で入り3年生になる頃には「たかすぅ」なんて呼ばれ、週末のピークをリーダーとして(俺がホールで、すぅがキッチン)任されるほどだった。そんな中入って来たのが舞だった。 876 名前:ツルベ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:36:44 ID:uZoThVMlO [2/7]
舞は明るくて料理が得意(特にお菓子)。少々田舎臭い所もあるが、家庭的で優しい女性。彼女の持つ独特の雰囲気は周りの全ての時間をゆっくりと流してくれてた。そんな気がした。
俺はそんな彼女に一目惚れだった。
俺からの猛アタックの末めでたく付き合う事になり順調に時は流れ、3月の卒業と同時に俺は店を止めた。
俺は地元の企業に、すぅは飲食店を極めるとか言いながら大阪へ、舞はそのままバイトを続けていた。卒業後も交際は順調に進んでいた。全ての事が初めてで、デートもキスもsexもかけがえの無い時間を過ごした。

ある日舞から卒業後の進路を大阪のお菓子の専門学校に決めたと聞かされた。 元々お菓子作りが好きだったので予想はしていたが、ショックだった。

877 名前:ツルベ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:38:21 ID:uZoThVMlO [3/7]
やがて3月になり、舞は大阪に行ってしまった。
舞「遠距離でも私と孝昭は大丈夫だからっ。浮気するなよぉ」
俺「おぅ、週末は逢いに行くからな」
舞「うんっ。絶対だょ」
そして俺たちは遠距離恋愛を始めた。
始めこそ良かったものの、やはり逢えない時間が長過ぎたのか、喧嘩も増え自然に連絡も取らなくなり俺たちの恋は自然消滅した。
それから俺には新しい彼女が出来る事もなく、ただ仕事をするだけの詰まらない毎日を送っていた。
それから1年位過ぎたある日、舞から突然のメールが来た。

879 名前:ツルベ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:42:07 ID:uZoThVMlO [4/7]
件名:久しぶりだね
本文:
久しぶり!最近何してるの?私はジュエリーデザイナーの卵やってるんだ!(b^ー°)
今度、展示会があって私がデザインしたジュエリーが実際に作られて並べられる事になったの。私は見に行く人が誰もいないから良かったら来て下さい(>_<)
彼女さんがいたら無理しなくていいょ(^_^;)

との事だった。
ジュエリーなんぞに全く興味は無く、しかも「ん?何故ジュエリー?」と思ったが、久しぶりの舞からのメールに嬉しくなり即答で「行く」と伝えた。
どうせ行くならすぅにも会いに行こうと思い連絡を取った。すぅもその日は夕方から休みとの事。久しぶりのイベント事に俺はワクワクした。
約束の日の朝、高速バスで難波まで行き、地下鉄を乗り継いで舞との約束の「南森町駅(字が違うかも)」に到着。連絡を取ると6番出口(これまた違うかも。階段上がったら銀行と商店街がある所)から出てこいとの事。電話を繋げたままワクワクしながら出口に向かった。
地下から出ると横断歩道の向かいで待ってると言ったが、それらしき人はいない。良く見ると電話を片手にこっちを見てる女性が・・・舞だった。

881 名前:ツルベ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:44:43 ID:uZoThVMlO [5/7]
あの頃とは全然違い大好きだった雰囲気もなく立派なギャルに成長していたorz
俺「久しぶり」
舞「久しぶり!今日はありがとぅ」
俺「何か雰囲気変わったね」
舞「大人になったんだょw」
俺「・・・・・・」
舞「もし私のやつが気に入ったら買ってよねw」
俺「えぇ~。気に入ったらね」
舞「お客さん第一号は孝昭で決まりねw」
俺「おぃおぃ」
雰囲気は変わっていたが、久しぶりの再開に懐かしさもあり、近くの神社で時間を忘れ思い出話をした。
舞「そろそろ見に行く?」
俺「そうだな、何処でやってるの?」
舞「直ぐそこだよぉ」
もう少し話していたかったが我慢して見に行く事に。そこは小汚ない8階建て位のビルだった。
俺「こんな所でやってるの?」
舞「そうだよw中は綺麗だからww」
ビルの6階に俺たちはだどりついた。
入った瞬間に俺は激しく後悔した。そこには明らかにその筋系のお兄様が二人。1人は袖から鯉と竜が顔を出していた。
お兄様A「良く来たな」
お兄様B「まぁ、ゆっくりしてってや」
と言い残し、二人は出ていった。内心ホッとした俺は
俺「お前さっきの何だよ?」

885 名前:ツルベ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:48:43 ID:uZoThVMlO [6/7]
舞「別に。こっちでお世話になってるお兄ちゃんだよ」
俺「どう見たって普通じゃなかったぞ」
舞「・・・」
俺「何してるだよ?お前おかしいよ」
舞「うるさいなぁ!居なくなったんだから良いじゃん」
俺「お前変わったよ」
舞「・・・」

そして舞は自分がデザインしたらしい指輪とネックレスを見せてくれた。興味が無いため良く覚えてないが、クロスダイヤモンドとか言うのが売りらしい。光の具合で中心にクロスが出るとか。
そして当然の様に買う話しに。300万とか抜かしやがった。当然断固拒否。
俺「こんなんいらね。それよりこんな事止めろよ」
舞「買ってくれるって言ったじゃん」
俺「人の話しを聞け」
舞「もういいっ!さっきから何様?嘘つき。お兄ちゃん呼んでくる」
俺「もういいよ。好きにしろ」
舞は部屋からでてエレベーターで降りて行った

887 名前:ツルベ[] 投稿日:2007/11/19(月) 16:53:24 ID:uZoThVMlO [7/7]
・・・・え?お兄ちゃん???焦った。かなり焦った。逃げようと思ったが、舞の乗ったエレベーターは5階で停まった。階段から逃げれるが、逃げ切る自身がない。何とかしなければ・・・。
とっさに目に入った赤い500円位のボタン。非常停止だ。
上の階数を示すランプの5が消えた瞬間俺は非常停止を押した。

ガコッン!ビービービー!!

鈍い音と共にブザー音が鳴り響いた。俺は走った。ただひたすら走った。
気が付くと知らない所だった。半泣きの俺はすぅに電話し、迎えに来てもらった。そして今日あった出来事をすぅに話した。
すぅ「そうか、まぁ飲め」
俺「おっ、おう」
すぅ「又良いことあるって、もう忘れろ」
俺「ありがとな」
すぅ「なんだよ?気持ち悪い」
俺・すぅ「wwwwwwww」
俺とすぅは朝まで飲み明かした。

とまぁこんな感じ。スタビでも鴨捜してたみたいだから多分知ってる人もいると思う。
みんな気をつけてねw

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