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◇59 物は言いよう。

409 名前:その1[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 03:11:59 ID:0W/Esfau0 [1/3]
【登場人物】
A子
B夫 A子の彼氏。A子にとっては初彼。
C子 A子、B夫の後輩女子
D夫 A子、B夫の後輩、C子の彼氏。B夫に顔や背格好が似ている

A子とB夫は元々サークルが同じで、まわりから公認の付き合いだった。
後輩のC子はそれを知りつつB夫に近づき、一度は浮気するところまで行ったが
B夫はやっぱり思い直してA子に戻った。(A子は浮気された事を知らなかった)
その後、C子はB夫をあきらめ、同期のD夫と付き合うようになった。

A子とB夫の付き合いは5年目に入り、そろそろお互いに結婚を意識していた。
そんな時、B夫とC子がとある場所でばったり再会。それをきっかけに、二人は急接近する。
C子は「D夫とつきあった理由はB夫に顔や姿が似ていたから。
学生時代に振られた後も、ずっとずっとB夫のことを思い続けてきた」とB夫に告白。
B夫は激しく動揺し、再びC子と浮気してしまう。それも、今回は一度限りではなかった。
なお、C子はこの時点でD夫と普通に続いており、D夫は何の疑いも抱いていない。 410 名前:その2[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 03:12:45 ID:0W/Esfau0 [2/3]
A子はB夫の態度がおかしくなってきたのに気づき、問いつめると、
C子と2ヶ月ほど前から浮気していること、浮気は初めてではないこと、C子とD夫のこと・・・等を白状。
しかも、「A子もC子もどちらも愛してる。どちらとも別れたくない」と言う。
A子は非常にショックを受け、混乱したが、
もともと浮気という行為が絶対に許せない性格だったことや、
C子のようなひどい事ができる女をどうして好きになんてなれるのか・・・という気持ちから、
もう彼を信頼することはできない、自分から別れたほうがいい、と決意した。

A子はB夫に別れ話をするのと、うちにある荷物を持って帰ってもらうために部屋に呼んだが、
お互い、情が残ったままだったため、ドロドロの「痴情のもつれ」となってしまい、
最後には感情が高ぶり、肉体関係を持ってしまう。
B夫は、それを「二股するのを許してくれたサイン」だと思った。
一方A子は、「C子ではなく自分を選んでくれたサイン」だと勘違いしてしまったが、
その後の会話で、B夫が、二股を続ける気満々だったことに気づくと、
勘違いで勢いとはいえ関係を持ってしまったこと、そもそも部屋に呼んだ事、等を猛烈に後悔し、
B夫を叩き出し、それ以来一度も会おうとも話そうともしなかった。

C子は、B夫がA子に別れを告げられたことを知るが、
まだ未練のありそうな様子を見て、気持ちがふらついているB夫を繋ぎ止めようと、
「安全日」と嘘をつき、B夫を誘った。

411 名前:その3[sage] 投稿日:2008/04/26(土) 03:13:48 ID:0W/Esfau0 [3/3]
・・・2ヶ月後、C子の妊娠が発覚。B夫はC子と結婚することを決めた。
ここに至って、やっと、C子はD夫に、自分の浮気と結婚の事実を告げる。
それも「あなたはB夫の代わりだった。B夫と結婚することになったから別れて」と。

A子はそれを、B夫からの留守電メッセージで知ったが、そのとき、A子も妊娠が発覚していた。
B夫が浮気を始めた頃からは関係がなかったので、あの別れ話の日にできてしまったのは明白だった。
すぐにA子は堕胎するが、B夫にも誰にも知らせなかった。

D夫は、自分がずっと騙されていたことを知り、
また、サークル関係の友人たちの間で口さがない噂を立てられたせいで、
(もうA子先輩とくっついちゃえよ的な、酷い事を言っていた奴もいた)
女性不信、対人恐怖症、鬱病寸前となってしまい、
内定していた就職先も蹴って、何年もひきこもりのような生活を続けた。

B夫とC子はなんの支障もなく結婚し、幸せな家庭を築いている。
結婚式では、「新婦は一途な純愛をつらぬき、大恋愛の末」結ばれた、と紹介されたらしい。

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