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◇62 片田舎の瀟洒な喫茶店。

516 名前:1/2[sage] 投稿日:2008/08/07(木) 01:51:45 ID:BWB3G7U/0 [1/2]
昔話投下させてもらうね
セコケチママスレの雑誌話見て思い出したんだけど
趣旨はセコケチじゃなくて生れて初めて経験した修羅場なんで

昔々ある片田舎に瀟洒な喫茶店がありました
40には間のあるちょっとイケメンなダンナと
ダンナよりちょっと年上という奥さんが2人でやってて
奥さんのバリスタの腕とダンナの客あしらいのよさでそこそこ繁昌してました

近所に住む女子高生だった私はダンナに頼まれて
ウチで読み終わったたくさんの雑誌を店に届けてあげてました
ダンナはそのお礼にとコーヒーチケットをくれたり
お客のいないときにはケーキを出してくれたりして
とても歓待してくれました
ここまではまあ平和だったんだけど

ある日いつものように雑誌を届けに行ったら 517 名前:2/2[sage] 投稿日:2008/08/07(木) 01:52:20 ID:BWB3G7U/0 [2/2]
ある日いつものように雑誌を届けに行ったら
店にはダンナがいなくて奥さん一人だけでした
雑誌を置いていつものようにカウンターに座ったら
カウンターの向こうにいた奥さんがにっこり笑って言いました
「いつもマスター(ダンナのこと)にコーヒーやケーキをタカってるんですってね
読み終わって捨てるような雑誌で少し図々しいと思わない?」
柔らかい口調ですが言葉の中身は氷のように冷たく
思わず見入ってしまった顔は笑っているのに眼は言葉よりもっと冷たく
手には氷とアイスピックを握りしめていたのでした

初めて他人を本当に怖いと思った瞬間でした
「この人は危害を加えたいほど私を憎んでいるんだ」って
訳がわからないながらも本能的に感じ取ったんでしょう
私はその後その店との接触を一切断ちました

その後同じくその店の常連だったけど通わなくなった母が
ご近所の噂で聞いてきた話では
あのダンナは病的な浮気男で奥さんはやきもち焼きなんだそうで
以前はもっといい場所で店をやってたのに
ダンナの浮気と奥さんの相手への報復で危うくKを呼ぶとこまでいって
店をたたまざるをえなくなったらしいです

ということは私はダンナにとってはつまみ食いの相手で
奥さんにとっては憎むべき尻軽娘ってことになってたのか? と
しばらく落ち込みましたね

私が会社勤めで家を出た現在も喫茶店はまだそこにあって
時々ダンナが手に包帯巻いてたり
奥さんがこわーい眼でそこらをうろうろしてたりするんだそうです

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