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◇65 怒涛の一日。

639 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 00:57:07 ID:Q5YLoiNO0 [1/9]
怒涛の修羅場な一日の話。若干フィルター有。

私子…28歳、会社員
アケミ…私子の高校からの親友。看護師
タカシ…アケミの彼氏。30歳、会社員
ユウタ…私の彼氏。29歳、会社員(営業)

前提:
・私子とアケミは高校からの同級生で、高校卒業後お互い上京することになり、親交を深める。
・去年から祖母の介護を手伝うため、アケミは地元へ(東京から電車乗りついで4時間くらいかかる)
タカシとは遠距離恋愛になった。(アケミとタカシは5年ほどの付き合い
・タカシと私は近所。タカシの実家とユウタの家も近所。
・私とユウタはタカシの紹介で知り合い、3年ほど交際していたが、ユウタの浮気が発覚し、
別れる別れないでもめてる状態。 640 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 00:57:41 ID:Q5YLoiNO0 [2/9]
ある三連休の初日の夜、アケミから突然電話があった。
泣いているようだったので詳しく話を聞き出そうとすると、「実は今、私子ちゃんの家の近くにいる。
今から行っていい?」とのこと。
急なことなので驚いたが、もちろん承諾し彼女を家に迎えた。
泣いている彼女の話はなかなか聞き出しにくかったのですが、話を要約すると、

・最近、タカシが土日も仕事で二ヶ月間会ってない。
・三連休もずっと仕事だと言っていたためかなりの激務だと思い、タカシの体調を心配した彼女は、
休みを利用して上京。栄養ドリンクやビタミン剤、手作りのクッキーなどの差し入れ&手紙を
彼のマンションの宅配ボックスに入れに行った。
・すると、彼氏の部屋の明かりがついている…
・合鍵を貰っていなかったため、入口のオートロックはマンションの住人についていってなんとか入り、
部屋の前まで行き、ドアに耳をくっつけてみると、ドアの向こうからかすかに彼氏の声と女の声が…。
そしてそれはあきらかにあえぎ声交じりだった。
・ショックとみじめさにその場から逃げ、私に電話してきた。

641 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 00:58:30 ID:Q5YLoiNO0 [3/9]
とりあえずアケミを落ち着かせ、これからどうするのかを聞いてみると、
「別れたくない」と……
正直、私もユウタの浮気が発覚したばかりだったので、感情移入して
「別れたほうがいい。浮気する人はこれからもするよ」と熱くなってしまった。
冷静になれない二人があーだこーだ言い合ってカッとなってしまったのだろう、
アケミはおもむろにタカシに電話し始めた。
「ちょっとタカシ!浮気してるんでしょ!今から行くから!」
Σ(゚Д゚;エーッ!と思ったが、アケミの勢いは変わらず、私の部屋を出て行った。私もあわてて後をついていく。
インターホンでオートロックを開けてもらい、タカシの部屋まで行くと、ドアの前でタカシが待っている。
「なんでお前がいるんだよ?つーかさっきの電話は何?」
「浮気してたんでしょ!最近休日は仕事ばっかりだったのも嘘だったんでしょ?」
「落ち着けよ…」
タカシはアケミの剣幕に驚きながら、私たちを中に入れてくれた。
中は正直ちょっと汚くて(男の一人暮らし!って感じで)、女の人を入れた形跡はぱっと見ない。
アケミもあれ?と思ったらしく、「どういうこと?」と聞いてくるタカシに一連の事を説明すると、
彼は呆れたように「ずっと会えなくて不安にさせたのは悪かったけど、
お前が心配しているようなことはなにもない」とキッパリと言い切った。

642 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 00:59:29 ID:Q5YLoiNO0 [4/9]
「でも私、ほんとに女の声を聞いたんだけど」
「あー、言いにくいけど、仕事から帰ってきたら疲れてぼーっとしてムラムラしちゃったんだよね…」と…。
どうやらパソコンで、アダルト動画サイトを見て自家発電していたらしい…。(PCの履歴も見せてもらった)
それからアケミは泣きださんばかりに、疑って申し訳ないと平謝り。
「いや…ヘッドフォンつけてなかった俺が悪い。このマンションって結構静かだから、
もっと防音しっかりしてると思ってた」と、器がでかいのか、忙しさにかまけて彼女を放っておいたことに
罪悪感があったのか、彼は笑って許してた。
あー、私はお邪魔かしらと、帰るタイミングを計っていたら、ふと思い出したようにタカシが私に向って言った。
「そういえば、最近ユウタとはどうなの?」
その質問は今の二人の前ではつらいなーと思いながらも、答えないのも不自然なので
「…実は、今別れる別れないでもめてるんだよね」とだけ言った。
「そっか、やっぱり…。実はこの間実家に行ったとき、ユウタが私子ちゃん以外の女と一緒にいたから
変だと思ったんだよね」
「それっていつですか?」
「ああ、郵便物を取りに行った日だから…、四日前かな?」
それを聞いて、ちょっと泣きそうになった。
ユウタが浮気して、私から別れを切り出したのだが、ユウタが「もう絶対に浮気はしないから
別れないでくれ」とごねて今に至っているからだ。
もう彼に気持ちはなかったが、現実を聞かされるとさらに落ち込む。浮気が発覚したときかなり傷ついたのだが、
その時よりも傷ついたような気がした。
何があったか聞かせてほしいというアケミとタカシに、私は仕方なく説明した。

643 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:00:26 ID:Q5YLoiNO0 [5/9]
・ユウタはたまに、私の携帯を勝手に見ることがある。普段は気づいたら「やめて」というだけだったのだが
(正直見られても困るものはなかったので…)、言ってもやめないことが積み重なって、
ふと「じゃあ私も見てやる」と思い、実行してしまった。
・受・送信フォルダそれぞれに「書類」というフォルダがあり、それにロックがかかっていた。
なんとなく彼の誕生日を入れてみるとあっさり解錠。
・あるわあるわ…。取引先のお客さんの娘さんと、浮気と言うには差し出がましいくらいの恋愛モード。
・問い詰めると、まずは携帯を見たことについての逆切れ。私がお互いさまじゃん、と反論すると、俺はいいんだよと
もごもご言い返してくる。
・最終的に、「わかってくれ、これは枕営業なんだ!営業成績を残すためには仕方ないんだ!」と…
お客さんのお嬢さんに手を出してるなんて、逆にやばいんじゃないか?と思いながらも、彼のよくわからない言い訳に
だんだんとうんざりしてくる。
・もともと、付き合い始めの優しさや面白さは最近なりをひそめ、かわりに束縛や人を傷つけるような言葉や
ものすごい上から目線の愚痴が多くなってきていてだんだん冷めていたので、これを機に別れを切り出したら
「別れない!」と叫びだした揚句、包丁を持ち出してリストカットしようとする。
・さすがに死なれたら夢見が悪いので、その場で決着は付けずに距離を置くことに…
・その後、毎日のように深夜に非通知で無言電話。(私の携帯は仕事携帯と兼用なので、非通知拒否ができない…)

647 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:05:36 ID:Q5YLoiNO0 [6/9]
上記のことを話すと、タカシは「ユウタがそんなやつだとは思わなかった…」と、
私に彼を紹介したことを後悔したようだった。
そして、「今でも無言がかかってくるんだったら、ちょっと変わってもらっていい?」と言われ、
無言電話がかかってくるまで待機することに。(その間、タカシの家の掃除を手伝ったw)
深夜0時を過ぎたころに、いつものように私の携帯が着信した。いつもの非通知だったので、携帯をタカシに渡す。
「ユウタか?」
「……」
「お前なに女々しいことしてんだよ。もう私子ちゃんと別れろ、お前のやってること最低だぞ」
携帯に出たタカシが言ったことは正論なんだけど、私は内心「あちゃー」と思った。
今のユウタにそんなことを言っても、通じないんじゃ…?
案の定携帯はすぐに切れ、それからはかかってこなかった。

そのあと次の日仕事だというタカシとアケミと別れ、私はタカシの家を出た。
送っていくと言われたが断り、その代り自転車を借りて自分の家に向かう。
自転車だと5分かからないので、すぐに家に着き、階段を上って自分の部屋のドアを開けようとすると…

648 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:07:43 ID:0O7qai/e0
     |┃三        / ̄\
     |┃         |     |
     |┃          \_/
 ガラッ. |┃            |        
     |┃  ノ//   ./ ̄ ̄ ̄ \      
     |┃三    /  ::\:::/:::: \     
     |┃     /  <●>::::::<●>  \   
     |┃     |    (__人__)     |     
     |┃三   \    ` ⌒´    /      
     |┃三   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \

650 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:09:28 ID:Q5YLoiNO0 [7/9]
突然背後から強い力で押され、私はドアに激しく頭をぶつけてしまった。そのままドアが開き、
私は背後の人物と一緒に玄関に倒れこんだ。
びっくりして振り返ると、その人物はユウタだった。明らかに酒臭い。
なんで?!と思う前に、ユウタは「裏切ったな!」とか叫びながら、私を強姦しようとした。
恐怖で、このあたりは記憶があいまいなのだけど、私が生理だったこともあって未遂ですみ、代わりに顔を殴られた。
どうやらユウタに襲われている間、私は必死で携帯電話を取り出し、なんとかアケミに電話したらしい。
しゃべることはできなかったが物音で何かが起こっていることに気づいてくれたアケミ&タカシが、速効我が家へ。
ユウタを私から引き剥がしてくれた。
二人はユウタをとりあえずトイレに閉じ込め(入口はキッチンワゴンでふさいだ)、号泣してる私をなんとか
落ち着かせてくれました。
そのころ、お隣さんの通報で警察到着。
私が殴られていること・衣服が乱されていることにより、警察がユウタをお引き取り。
こうして、長い修羅場な一日は終わりました。

651 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:11:05 ID:Q5YLoiNO0 [8/9]
その後:
ユウタはタカシからの電話を、私の新しい彼氏からの電話だと勘違いしたらしい。
(ちょうどこのころ酒量が増え、かなり酒を飲んでいたらしく、なおさら思考回路が働いていなかったようだ)
ユウタには、傷害罪で告訴しないかわりに、絶対に私に近づかないことを約束させた。
最後は「お前みたいな浮気女、こっちから願い下げだ」とよくわからんことを言われたw
浮気したのはあんたの方だっつーの…。
まあ勘違いされてても、(修羅場のときに比べれば)穏便に彼から別れられたので良しとします…。
付き合い始めから2年ほどはすごく楽しい日々を一緒に過ごしていただけに、
この結末は正直悲しいという気持ちと、ユウタと出会わなければと後悔する気持ちで複雑です。
男の人にトラウマができたのは間違いないですが、アケミの勧めでカウンセリングを受け、今では少し落ち着いています。

652 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:14:40 ID:vWei1on90
手出しした娘さんがらみで地雷踏んで馬鹿男が一発首になりますように。


654 名前:639[sage] 投稿日:2008/10/15(水) 01:27:16 ID:Q5YLoiNO0 [9/9]
支援・レスありがとう。
ちょっと書き忘れてたんだけど、ユウタは取引先のお嬢さんと浮気しつつ、私にストーカー行為をしていたようです。
無言電話はいつも、私の家の前でかけていたようで…。((((´д`))))
とにかく、書いてすっきりしました。

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