2008.01.01(Tue) 【◇01-◇09】
◇8 ただただ、幸せになっていることを願っています。
317 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:04
ここを読んでいると、若かりし頃の自分のドキュンさ加減が
フラッシュバックして、かなり鬱なのですが・・・。
話しても時効だと思いますので、書かせてもらいます。
私も修羅場を体験しました。この修羅場は私のせいで
引き起こされた部分が非常に大きいです。
(1)
私がまだ大学生だった頃の話。
その当時、私は1人暮しをしながら大学に通っていました。
そして、あるサークルに入部していたのですが、
そのサークルには、A君というとても素敵な男の子がいま
した。
「そりゃモテルだろー。」と皆が思うくらいカッコイイ人で、
モデルのように背が高く(180cm以上あったと思います。)
頭がきれて、端正な顔立ちの人でした。
そんなA君には結婚の約束をしている高校時代からの彼女
Bさんがいる、との話でした。Bさんは他大学に
通っていたようです。
にもかかわらず、クラスの女の子や、他大学の女の子から
のアプローチが絶えない状態で、私もまた、そんなアプローチ
を続けるバカな女の子の1人だったのです。
(2)
彼女がいると知っていても、自分の気持ちを抑える事なく
私はあからさまにA君にアプローチを続けていました。
そんな状態が数ヶ月続いて、彼は次第に私に興味を持ち始
めるようになり、個人的に私を誘ってくれるようにまでなり
ました。
「A君が誘ってくれた!」という事実に有頂天になった私は、
「A君にとって私は特別な女の子に違いない!」と盲目的に
信じるようになりました。
映画や食事、買い物などのデートを重ね、そしてついに
その時はやってきました。
誘われるがままに私はA君のアパートまでついて行きました。
そして、アパートについてすぐに私達は関係を持ちました。
「終電がなくなったから」という建前の理由はありましたが、
2人ともヤル気マンマン(失礼)だったというのが本音ですね。
その時点で、A君の本当の彼女Bさんの存在は、私の頭の中
には全くありませんでした。
まるで自分が本当の彼女であるかのように錯覚していたのです。
319 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:08
(3)
事が終わり疲れて果ててそのまま眠りについてしまった私と
A君は、朝方7時くらいだったのでしょうか?
玄関の方から聞こえるガチャガチャという音で目が覚めました。
部屋に入って来たのは・・・。
やはりA君の彼女Bさんでした。
(Bさんは部屋の合い鍵を持っていたのです。長年付き合って
結婚の約束までしていたのですから、当たり前ですよね。
でも、どうして朝7時に来たのかは不明。女の勘だった
のかな。)
素っ裸でベットの中にいる私達を見つけた彼女は、狂乱状態
となり、叫びながら、手当たり次第キッチンにあるお皿や
スプーンなどを投げつけてきました。
お皿の割れる音、彼女の泣き叫ぶ声。
静まりかえった朝7時のアパート中に、それらが響き渡って
いました。
320 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:11
(4)
私はその時初めて知ったのですが、A君とBさんの関係は
以前から、あまりうまくいってなかったようです。
以下、A君とBさんの会話。(かなり昔の事なので、創作
入ってますが。)
Bさん「なんなの?なんなの?どういうことよ?!!」
A君「これで俺達は終わりだろ。」
Bさん「どういうこと?!どうして終わりなのよ!きちんと
説明してよ!!」
A君「俺達、前からうまく行ってなかっただろ!」
Bさん「うまく行ってなかったって何?!あの子誰よ!?」
A君「とりあえず今日は返って。後できちんと説明するから。」
Bさん「どうして私が帰らなきゃいけないのよ!説明してよ!!」
322 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:15
(5)
以上のような話が延々と続き、埒があかないと思ったのか、
A君は無理やりBさんを部屋の外に押し出してしまいました。
もちろんそれでBさんがすぐに帰る訳もなく、玄関のドアを
ドンドン叩いたり、靴を投げつけたりして泣き続けていました。
その時点でBさんはもう立っていられない状態になってしまった
ようで、A君はBさんの友達に電話をし、迎えにきてくれるよう
にお願いをしました。
私はというと。その間中隠れるように部屋の隅に座って
「どうしようどうしよう。」と思っていたのですが、それと
同時に「A君は私を選んでくれた」という厭らしい優越感もまた
感じていました。
それからBさんの友人が迎えにきたりして、私の方も取り合えず
その日は帰ることにしました。
帰り際に、A君は私に言いました。
「こんな事になってしまってゴメンね。でも僕はC(私)と
こうなった事後悔してないからね。
Bとはきちんと話をするから、もう少し待ってて欲しい。」
私にしてみれば、ヤッター!!って感じでしたね。彼女に
悪いとか申し訳ないとか、微塵も考えてなかったです。
まあ、彼がこう言ったのには訳があるんですね。
下世話な話になりますが。
私とA君のエッチの相性が最高だったから…なのです。それ
を2人共勘違いをしてしまったのです。これは恋なのだと。
まあ、ある意味恋ではあったんですけど…。
その後、別れる事に納得しない、というか、ショックから
立ち直れないBさんとの別れ話は難航していました。その間中
もA君と私は会ったり、エッチをしたりという関係を続けて
いました。
そして数ヶ月後、正式にA君はBさんと別れ私と付き合うよう
になりました・・・。
324 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:22
(6)
話が長すぎるのですが、まだもう少し続きます。
A君と付き合い始めてから数ヶ月後、彼のもとに一本の電話が
ありました。Bさんからです。
「話したいことがあるから会ってほしい。」と。
彼は電話があった旨を私に告げ、Bさんに会いにいきました。
そして戻ってきたA君。とてもやつれたような顔をしていました。
嫌な予感がして聞き出してみました。何を話したの?と。
326 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:32
(7)
A君の話によると、Bさんが「子宮ガン」に冒されてしまっ
た・・・との事でした。
なんかビックリですよね。
そんな事が本当にあるなんて。
そして、BさんはA君との事があったから子宮ガンになって
しまったのだとA君を激しく責めたてたようです。
子宮ガンは年配の女性がなる病気だと思っていた私は、
私達のような若い女性がそのような病気になるとは信じられず、
「本当の話なの?」と何度も聞き返しました。
でも、それは本当のことだったようです。なぜならA君は
Bさんと病室で会ったからです。そして彼女の担当医からも
説明を受けたとのことでした。
詳しくは話してくれませんでしたが、病院でもBさんとBさん
家族を交えてのプチ修羅場があったようです。
私「でもでも、そんなのA君のせいじゃないじゃない…。」
A君「それでも彼女に申し訳ない。ごめん。やっぱりCとは
付き合えない。Bの事心配だから側にいてあげようと思う・・。」
そんな会話をしたように思います。
私は無理やり頭で納得させて、この別れを受けました。
彼がそうしたいのなら、これ以上何も言えないと思ったからです。
327 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:45
(後日談)
その後、A君とBさんは復縁したのですが、いろいろな事が
あった後ですので、彼らの関係は容易なものとはならなかった
ようです。常にケンカが絶えず、数ヶ月してから本当に別れて
しまいました。
結局A君は私のところへまた戻ってきたのですが、やはり私と
A君との関係も容易なものとはなりませんでした。
4年間もの間、私達は付き合ったり別れたりを繰り返し、その後
何度もプチ修羅場を経験しました。
疲れきってしまった私達は、社会人2年目の終わり頃、正式に
別れる事を決めたのでした。
A君と別れてから30歳を迎えるまで、私は何人かの人達と恋愛
をしましたが、そのいずれもうまくは行きませんでした。
A君との事が余程大きなトラウマとなって私の心の中に残って
いたのでしょう。
そして30代前半を迎え、ようやく落ち着いた恋愛関係を築ける
男性と出会いました。現在の旦那です。今私はとても幸せに
毎日を過ごしていますが、時々、A君やBさんの事を
思い出します。彼らは今何をしているのだろうか?
Bさんの病気は完治されたのだろうか?
ただただ、幸せになっていることを願っています。
以上です。
ここを読んでいると、若かりし頃の自分のドキュンさ加減が
フラッシュバックして、かなり鬱なのですが・・・。
話しても時効だと思いますので、書かせてもらいます。
私も修羅場を体験しました。この修羅場は私のせいで
引き起こされた部分が非常に大きいです。
(1)
私がまだ大学生だった頃の話。
その当時、私は1人暮しをしながら大学に通っていました。
そして、あるサークルに入部していたのですが、
そのサークルには、A君というとても素敵な男の子がいま
した。
「そりゃモテルだろー。」と皆が思うくらいカッコイイ人で、
モデルのように背が高く(180cm以上あったと思います。)
頭がきれて、端正な顔立ちの人でした。
そんなA君には結婚の約束をしている高校時代からの彼女
Bさんがいる、との話でした。Bさんは他大学に
通っていたようです。
にもかかわらず、クラスの女の子や、他大学の女の子から
のアプローチが絶えない状態で、私もまた、そんなアプローチ
を続けるバカな女の子の1人だったのです。
318 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:06
(2)
彼女がいると知っていても、自分の気持ちを抑える事なく
私はあからさまにA君にアプローチを続けていました。
そんな状態が数ヶ月続いて、彼は次第に私に興味を持ち始
めるようになり、個人的に私を誘ってくれるようにまでなり
ました。
「A君が誘ってくれた!」という事実に有頂天になった私は、
「A君にとって私は特別な女の子に違いない!」と盲目的に
信じるようになりました。
映画や食事、買い物などのデートを重ね、そしてついに
その時はやってきました。
誘われるがままに私はA君のアパートまでついて行きました。
そして、アパートについてすぐに私達は関係を持ちました。
「終電がなくなったから」という建前の理由はありましたが、
2人ともヤル気マンマン(失礼)だったというのが本音ですね。
その時点で、A君の本当の彼女Bさんの存在は、私の頭の中
には全くありませんでした。
まるで自分が本当の彼女であるかのように錯覚していたのです。
319 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:08
(3)
事が終わり疲れて果ててそのまま眠りについてしまった私と
A君は、朝方7時くらいだったのでしょうか?
玄関の方から聞こえるガチャガチャという音で目が覚めました。
部屋に入って来たのは・・・。
やはりA君の彼女Bさんでした。
(Bさんは部屋の合い鍵を持っていたのです。長年付き合って
結婚の約束までしていたのですから、当たり前ですよね。
でも、どうして朝7時に来たのかは不明。女の勘だった
のかな。)
素っ裸でベットの中にいる私達を見つけた彼女は、狂乱状態
となり、叫びながら、手当たり次第キッチンにあるお皿や
スプーンなどを投げつけてきました。
お皿の割れる音、彼女の泣き叫ぶ声。
静まりかえった朝7時のアパート中に、それらが響き渡って
いました。
320 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:11
(4)
私はその時初めて知ったのですが、A君とBさんの関係は
以前から、あまりうまくいってなかったようです。
以下、A君とBさんの会話。(かなり昔の事なので、創作
入ってますが。)
Bさん「なんなの?なんなの?どういうことよ?!!」
A君「これで俺達は終わりだろ。」
Bさん「どういうこと?!どうして終わりなのよ!きちんと
説明してよ!!」
A君「俺達、前からうまく行ってなかっただろ!」
Bさん「うまく行ってなかったって何?!あの子誰よ!?」
A君「とりあえず今日は返って。後できちんと説明するから。」
Bさん「どうして私が帰らなきゃいけないのよ!説明してよ!!」
322 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:15
(5)
以上のような話が延々と続き、埒があかないと思ったのか、
A君は無理やりBさんを部屋の外に押し出してしまいました。
もちろんそれでBさんがすぐに帰る訳もなく、玄関のドアを
ドンドン叩いたり、靴を投げつけたりして泣き続けていました。
その時点でBさんはもう立っていられない状態になってしまった
ようで、A君はBさんの友達に電話をし、迎えにきてくれるよう
にお願いをしました。
私はというと。その間中隠れるように部屋の隅に座って
「どうしようどうしよう。」と思っていたのですが、それと
同時に「A君は私を選んでくれた」という厭らしい優越感もまた
感じていました。
それからBさんの友人が迎えにきたりして、私の方も取り合えず
その日は帰ることにしました。
帰り際に、A君は私に言いました。
「こんな事になってしまってゴメンね。でも僕はC(私)と
こうなった事後悔してないからね。
Bとはきちんと話をするから、もう少し待ってて欲しい。」
私にしてみれば、ヤッター!!って感じでしたね。彼女に
悪いとか申し訳ないとか、微塵も考えてなかったです。
まあ、彼がこう言ったのには訳があるんですね。
下世話な話になりますが。
私とA君のエッチの相性が最高だったから…なのです。それ
を2人共勘違いをしてしまったのです。これは恋なのだと。
まあ、ある意味恋ではあったんですけど…。
その後、別れる事に納得しない、というか、ショックから
立ち直れないBさんとの別れ話は難航していました。その間中
もA君と私は会ったり、エッチをしたりという関係を続けて
いました。
そして数ヶ月後、正式にA君はBさんと別れ私と付き合うよう
になりました・・・。
324 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:22
(6)
話が長すぎるのですが、まだもう少し続きます。
A君と付き合い始めてから数ヶ月後、彼のもとに一本の電話が
ありました。Bさんからです。
「話したいことがあるから会ってほしい。」と。
彼は電話があった旨を私に告げ、Bさんに会いにいきました。
そして戻ってきたA君。とてもやつれたような顔をしていました。
嫌な予感がして聞き出してみました。何を話したの?と。
326 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:32
(7)
A君の話によると、Bさんが「子宮ガン」に冒されてしまっ
た・・・との事でした。
なんかビックリですよね。
そんな事が本当にあるなんて。
そして、BさんはA君との事があったから子宮ガンになって
しまったのだとA君を激しく責めたてたようです。
子宮ガンは年配の女性がなる病気だと思っていた私は、
私達のような若い女性がそのような病気になるとは信じられず、
「本当の話なの?」と何度も聞き返しました。
でも、それは本当のことだったようです。なぜならA君は
Bさんと病室で会ったからです。そして彼女の担当医からも
説明を受けたとのことでした。
詳しくは話してくれませんでしたが、病院でもBさんとBさん
家族を交えてのプチ修羅場があったようです。
私「でもでも、そんなのA君のせいじゃないじゃない…。」
A君「それでも彼女に申し訳ない。ごめん。やっぱりCとは
付き合えない。Bの事心配だから側にいてあげようと思う・・。」
そんな会話をしたように思います。
私は無理やり頭で納得させて、この別れを受けました。
彼がそうしたいのなら、これ以上何も言えないと思ったからです。
327 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:45
(後日談)
その後、A君とBさんは復縁したのですが、いろいろな事が
あった後ですので、彼らの関係は容易なものとはならなかった
ようです。常にケンカが絶えず、数ヶ月してから本当に別れて
しまいました。
結局A君は私のところへまた戻ってきたのですが、やはり私と
A君との関係も容易なものとはなりませんでした。
4年間もの間、私達は付き合ったり別れたりを繰り返し、その後
何度もプチ修羅場を経験しました。
疲れきってしまった私達は、社会人2年目の終わり頃、正式に
別れる事を決めたのでした。
A君と別れてから30歳を迎えるまで、私は何人かの人達と恋愛
をしましたが、そのいずれもうまくは行きませんでした。
A君との事が余程大きなトラウマとなって私の心の中に残って
いたのでしょう。
そして30代前半を迎え、ようやく落ち着いた恋愛関係を築ける
男性と出会いました。現在の旦那です。今私はとても幸せに
毎日を過ごしていますが、時々、A君やBさんの事を
思い出します。彼らは今何をしているのだろうか?
Bさんの病気は完治されたのだろうか?
ただただ、幸せになっていることを願っています。
以上です。