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◇修羅場◇まとめ

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◇8 ただただ、幸せになっていることを願っています。

317 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:04
ここを読んでいると、若かりし頃の自分のドキュンさ加減が
フラッシュバックして、かなり鬱なのですが・・・。
話しても時効だと思いますので、書かせてもらいます。

私も修羅場を体験しました。この修羅場は私のせいで
引き起こされた部分が非常に大きいです。

(1)
私がまだ大学生だった頃の話。
その当時、私は1人暮しをしながら大学に通っていました。
そして、あるサークルに入部していたのですが、
そのサークルには、A君というとても素敵な男の子がいま
した。
「そりゃモテルだろー。」と皆が思うくらいカッコイイ人で、
モデルのように背が高く(180cm以上あったと思います。)
頭がきれて、端正な顔立ちの人でした。
そんなA君には結婚の約束をしている高校時代からの彼女
Bさんがいる、との話でした。Bさんは他大学に
通っていたようです。

にもかかわらず、クラスの女の子や、他大学の女の子から
のアプローチが絶えない状態で、私もまた、そんなアプローチ
を続けるバカな女の子の1人だったのです。 318 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:06
(2)
彼女がいると知っていても、自分の気持ちを抑える事なく
私はあからさまにA君にアプローチを続けていました。
そんな状態が数ヶ月続いて、彼は次第に私に興味を持ち始
めるようになり、個人的に私を誘ってくれるようにまでなり
ました。
「A君が誘ってくれた!」という事実に有頂天になった私は、
「A君にとって私は特別な女の子に違いない!」と盲目的に
信じるようになりました。

映画や食事、買い物などのデートを重ね、そしてついに
その時はやってきました。

誘われるがままに私はA君のアパートまでついて行きました。
そして、アパートについてすぐに私達は関係を持ちました。
「終電がなくなったから」という建前の理由はありましたが、
2人ともヤル気マンマン(失礼)だったというのが本音ですね。

その時点で、A君の本当の彼女Bさんの存在は、私の頭の中
には全くありませんでした。
まるで自分が本当の彼女であるかのように錯覚していたのです。

319 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:08
(3)
事が終わり疲れて果ててそのまま眠りについてしまった私と
A君は、朝方7時くらいだったのでしょうか?
玄関の方から聞こえるガチャガチャという音で目が覚めました。

部屋に入って来たのは・・・。

やはりA君の彼女Bさんでした。
(Bさんは部屋の合い鍵を持っていたのです。長年付き合って
結婚の約束までしていたのですから、当たり前ですよね。
でも、どうして朝7時に来たのかは不明。女の勘だった
のかな。)

素っ裸でベットの中にいる私達を見つけた彼女は、狂乱状態
となり、叫びながら、手当たり次第キッチンにあるお皿や
スプーンなどを投げつけてきました。

お皿の割れる音、彼女の泣き叫ぶ声。
静まりかえった朝7時のアパート中に、それらが響き渡って
いました。

320 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:11
(4)
私はその時初めて知ったのですが、A君とBさんの関係は
以前から、あまりうまくいってなかったようです。
以下、A君とBさんの会話。(かなり昔の事なので、創作
入ってますが。)

Bさん「なんなの?なんなの?どういうことよ?!!」

A君「これで俺達は終わりだろ。」

Bさん「どういうこと?!どうして終わりなのよ!きちんと
    説明してよ!!」

A君「俺達、前からうまく行ってなかっただろ!」

Bさん「うまく行ってなかったって何?!あの子誰よ!?」

A君「とりあえず今日は返って。後できちんと説明するから。」

Bさん「どうして私が帰らなきゃいけないのよ!説明してよ!!」

322 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:15
(5)
以上のような話が延々と続き、埒があかないと思ったのか、
A君は無理やりBさんを部屋の外に押し出してしまいました。
もちろんそれでBさんがすぐに帰る訳もなく、玄関のドアを
ドンドン叩いたり、靴を投げつけたりして泣き続けていました。
その時点でBさんはもう立っていられない状態になってしまった
ようで、A君はBさんの友達に電話をし、迎えにきてくれるよう
にお願いをしました。

私はというと。その間中隠れるように部屋の隅に座って
「どうしようどうしよう。」と思っていたのですが、それと
同時に「A君は私を選んでくれた」という厭らしい優越感もまた
感じていました。
それからBさんの友人が迎えにきたりして、私の方も取り合えず
その日は帰ることにしました。
帰り際に、A君は私に言いました。
「こんな事になってしまってゴメンね。でも僕はC(私)と
こうなった事後悔してないからね。
Bとはきちんと話をするから、もう少し待ってて欲しい。」

私にしてみれば、ヤッター!!って感じでしたね。彼女に
悪いとか申し訳ないとか、微塵も考えてなかったです。

まあ、彼がこう言ったのには訳があるんですね。
下世話な話になりますが。
私とA君のエッチの相性が最高だったから…なのです。それ
を2人共勘違いをしてしまったのです。これは恋なのだと。
まあ、ある意味恋ではあったんですけど…。

その後、別れる事に納得しない、というか、ショックから
立ち直れないBさんとの別れ話は難航していました。その間中
もA君と私は会ったり、エッチをしたりという関係を続けて
いました。
そして数ヶ月後、正式にA君はBさんと別れ私と付き合うよう
になりました・・・。

324 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:22
(6)
話が長すぎるのですが、まだもう少し続きます。

A君と付き合い始めてから数ヶ月後、彼のもとに一本の電話が
ありました。Bさんからです。

「話したいことがあるから会ってほしい。」と。
彼は電話があった旨を私に告げ、Bさんに会いにいきました。
そして戻ってきたA君。とてもやつれたような顔をしていました。
嫌な予感がして聞き出してみました。何を話したの?と。

326 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:32
(7)
A君の話によると、Bさんが「子宮ガン」に冒されてしまっ
た・・・との事でした。

なんかビックリですよね。
そんな事が本当にあるなんて。

そして、BさんはA君との事があったから子宮ガンになって
しまったのだとA君を激しく責めたてたようです。

子宮ガンは年配の女性がなる病気だと思っていた私は、
私達のような若い女性がそのような病気になるとは信じられず、
「本当の話なの?」と何度も聞き返しました。
でも、それは本当のことだったようです。なぜならA君は
Bさんと病室で会ったからです。そして彼女の担当医からも
説明を受けたとのことでした。
詳しくは話してくれませんでしたが、病院でもBさんとBさん
家族を交えてのプチ修羅場があったようです。

私「でもでも、そんなのA君のせいじゃないじゃない…。」

A君「それでも彼女に申し訳ない。ごめん。やっぱりCとは
付き合えない。Bの事心配だから側にいてあげようと思う・・。」

そんな会話をしたように思います。
私は無理やり頭で納得させて、この別れを受けました。
彼がそうしたいのなら、これ以上何も言えないと思ったからです。

327 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/03/29(金) 23:45
(後日談)
その後、A君とBさんは復縁したのですが、いろいろな事が
あった後ですので、彼らの関係は容易なものとはならなかった
ようです。常にケンカが絶えず、数ヶ月してから本当に別れて
しまいました。

結局A君は私のところへまた戻ってきたのですが、やはり私と
A君との関係も容易なものとはなりませんでした。

4年間もの間、私達は付き合ったり別れたりを繰り返し、その後
何度もプチ修羅場を経験しました。
疲れきってしまった私達は、社会人2年目の終わり頃、正式に
別れる事を決めたのでした。

A君と別れてから30歳を迎えるまで、私は何人かの人達と恋愛
をしましたが、そのいずれもうまくは行きませんでした。
A君との事が余程大きなトラウマとなって私の心の中に残って
いたのでしょう。
そして30代前半を迎え、ようやく落ち着いた恋愛関係を築ける
男性と出会いました。現在の旦那です。今私はとても幸せに
毎日を過ごしていますが、時々、A君やBさんの事を
思い出します。彼らは今何をしているのだろうか?
Bさんの病気は完治されたのだろうか?

ただただ、幸せになっていることを願っています。

以上です。

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