2010.07.18(Sun) 【◇60-◇69】
◇69 デコレイション・レディサンタ。
836 名前：恋人は名無しさん[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:50:38 ID:R4iEck+MO [1/6]
投下。
私子…20、学生。
彼男…23、私子の彼氏。交際２年。
女子…25くらい。キャリア系のお姉さん。綺麗。
仕事でクリスマス当日しか会えないと彼が伝えてきた。
仕方ないね、と諦めたらあまりにも駄々をこねられてキュンときてしまった。
よっしゃ、内緒で部屋で待っててやろう！とイブの夜、彼の部屋へ凸。
お約束通り、彼と見知らぬ女子がおりました。全裸で。
女子は脱げかけたサンタ衣裳で、乳首に生クリーム乗っけてらした。
あまりの光景にケーキ片手に固まる私と絡まりあったままなお２人。
女子｢え？ちょ、やだ誰やだ待ってちょっと何どういうこと｣
彼男｢いや…いやいやいやっ！おかしい！これはおかしい！何で？何で？｣
私子｢何してんだおいこら仕事って言ったの嘘か！嘘ついたんだ私に！嘘！嘘つき！｣
金縛りが解けると同時に一斉に喋り出して収集つかなくなりそうだったのを
彼男の｢何だよ私子！泥棒かよ！勝手に入ってくんな！｣の言葉で私がキレた。
私子｢合鍵渡したの誰よ？使ったのだって今日が初めてだけど？
会いたいってあんなに言ったの誰よ？今日なんの日よ？あんた何してんの？｣
買ってきたケーキを鷲掴んで彼男の顔に叩きつけた。私のコートの袖もぐちゃぐちゃ。
そのまま踵を返そうとしたら女子が止める。興奮して暴れる私。
放っておけと怒鳴る彼男。あんたは黙ってろと怒鳴り返す女子。
私子｢放してよ帰るんだから！｣
女子｢そんなわけにはいかないよ、ちゃんと話しないと｣
私子｢話なんてしないよ、あんたと浮気してたってだけで十分じゃん！｣
女子｢私、あなたのこと知らなかったよ。普通に付き合ってるつもりだった｣
私子｢なにそれ！どういうこと彼男！あんた何なの！？｣
横で私以上に騒いでた彼男が黙る。すかさず女子が私のコートをティッシュで拭いてくれた。
女子｢落ち着いて。ね。とりあえずこれ拭こう。安くないでしょこれ｣
その言い方と手つきが優しくて、情けなくも大号泣する私。
838 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:52:12 ID:R4iEck+MO [3/6]
女子は私の頭を撫でながら、低い声で彼男に言った。
女子｢あんたも顔洗ってきな。女騙して開き直るんじゃない！｣
彼男を待つ間、女子は｢ごめんね、大丈夫だから｣を繰り返してた。乳は出たままだった。
彼男が戻ると同時に尋問開始。女子とは彼男から迫り、半年前の付き合いで
私とも女子とも結婚の話をしてた上、女子には借金まであった。
私を止めたのはそれを確認したかったかららしい。結構な額だった。
その場で借用書を書かせ、てきぱきと事務的に事を進める女子。
落ち着いてきてそれをただ見ていた私は素直にすげーと感心していた。
浮気だ！と騒いで女子まで憎く思った自分と比べて更に落ち込む。
思わず｢なんで二またかけたの？私と別れればよかったじゃん｣と言った。
彼男｢……別に嫌いじゃないし、私子｣
私子｢そういう問題じゃないでしょ。モラルないのか｣
彼男｢だって本当に好きだし｣
だめだこいつ。
839 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:53:04 ID:R4iEck+MO [4/6]
女子が服を着込み始めたので、私も帰り支度をする。
彼男が慌てて縋りついてきた。
彼男｢ちょ、待って終わりじゃないよな？また会うだろ？｣
私子｢はぁ？｣
女子｢行くよ私子ちゃん。聞いてたら日が暮れる｣
私子｢あ、はい｣
彼男｢待てよ！勝手なこと言うなよ！｣
女子｢どっちが｣
彼男｢なんで！｣
女子｢よく考えなよ。あんた、女２人騙してたんだよ。
それがバレたのに謝りもしないで関係続けたいって？甘えんな！｣
彼男、ハッとして｢ごめんなさい！ごめんなさい待ってください！｣とわめく。
それを無視して手を引く女子と彼男の部屋を出た。
女子｢大丈夫？帰れる？｣
私子｢はい、ごめんなさい｣
女子｢お互い謝るのはやめとこう。悪いのは彼男だよ｣
私子｢はい｣
女子｢自分を責めるのもやめようね。あんな男すぐ忘れよう｣
他にもいろいろ慰めてくれたけど、全てにはいとしか返せなかった。
840 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:53:57 ID:R4iEck+MO [5/6]
あのあと彼男から何度か連絡があったけど、無視してたらそのうち止んだ。
当時は女子がすごく大人に見えて暫らく落ち込んでた。
今思い返すと、女子もテンパッてたんだと思う。最中に乱入されたんだし。
でもそれ以上に私がアレだったから冷静にならざるを得なかったんだろうなぁ。
それを思うとまた申し訳ないやら情けないやらで凹むんだけど
女子がいたから流されずに別れられたんだと思う。
お互いに嫌な経験だったのは置いといて感謝してます。
842 名前：恋人は名無しさん[sage] 投稿日：2009/02/05(木) 17:58:39 ID:JyxdejK60
＞彼男を待つ間、女子は｢ごめんね、大丈夫だから｣を繰り返してた。乳は出たままだった。
すまん。激笑した
854 名前：恋人は名無しさん[] 投稿日：2009/02/05(木) 18:24:14 ID:R4iEck+MO [6/6]
>>842
頭撫でてくれてる間、ちょうど目の前にお乳があったんだ。
｢なんで？なんで浮気？ああなんでいいおっぱい…こんな終わり方なの？
…生クリーム…浮気なんて気付きもしなかった
これで楽しむつもりだったのか…騙されてたんだなぁ｣
嘆きとおっぱいが頭の中でぐるぐるしながら何故かガン見してたｗ
乙ありがとです。
あの落ち着きを見習いたいと思ってやってきたけどとても適う気がしないｗ
復讐とかまで気がまわらなくて、ただもう関わりたくないだけでした。
今ならいろいろできると思うけど、二度とごめんだｗ
女子も連絡先聞いたりしなかったからわからないけど、幸せになってるといいなぁと思います。
では名無しに戻りますねー。
投下。
私子…20、学生。
彼男…23、私子の彼氏。交際２年。
女子…25くらい。キャリア系のお姉さん。綺麗。
仕事でクリスマス当日しか会えないと彼が伝えてきた。
仕方ないね、と諦めたらあまりにも駄々をこねられてキュンときてしまった。
よっしゃ、内緒で部屋で待っててやろう！とイブの夜、彼の部屋へ凸。
お約束通り、彼と見知らぬ女子がおりました。全裸で。
女子は脱げかけたサンタ衣裳で、乳首に生クリーム乗っけてらした。
あまりの光景にケーキ片手に固まる私と絡まりあったままなお２人。
女子｢え？ちょ、やだ誰やだ待ってちょっと何どういうこと｣
彼男｢いや…いやいやいやっ！おかしい！これはおかしい！何で？何で？｣
私子｢何してんだおいこら仕事って言ったの嘘か！嘘ついたんだ私に！嘘！嘘つき！｣
金縛りが解けると同時に一斉に喋り出して収集つかなくなりそうだったのを
彼男の｢何だよ私子！泥棒かよ！勝手に入ってくんな！｣の言葉で私がキレた。
837 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:51:26 ID:R4iEck+MO [2/6]
私子｢合鍵渡したの誰よ？使ったのだって今日が初めてだけど？
会いたいってあんなに言ったの誰よ？今日なんの日よ？あんた何してんの？｣
買ってきたケーキを鷲掴んで彼男の顔に叩きつけた。私のコートの袖もぐちゃぐちゃ。
そのまま踵を返そうとしたら女子が止める。興奮して暴れる私。
放っておけと怒鳴る彼男。あんたは黙ってろと怒鳴り返す女子。
私子｢放してよ帰るんだから！｣
女子｢そんなわけにはいかないよ、ちゃんと話しないと｣
私子｢話なんてしないよ、あんたと浮気してたってだけで十分じゃん！｣
女子｢私、あなたのこと知らなかったよ。普通に付き合ってるつもりだった｣
私子｢なにそれ！どういうこと彼男！あんた何なの！？｣
横で私以上に騒いでた彼男が黙る。すかさず女子が私のコートをティッシュで拭いてくれた。
女子｢落ち着いて。ね。とりあえずこれ拭こう。安くないでしょこれ｣
その言い方と手つきが優しくて、情けなくも大号泣する私。
838 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:52:12 ID:R4iEck+MO [3/6]
女子は私の頭を撫でながら、低い声で彼男に言った。
女子｢あんたも顔洗ってきな。女騙して開き直るんじゃない！｣
彼男を待つ間、女子は｢ごめんね、大丈夫だから｣を繰り返してた。乳は出たままだった。
彼男が戻ると同時に尋問開始。女子とは彼男から迫り、半年前の付き合いで
私とも女子とも結婚の話をしてた上、女子には借金まであった。
私を止めたのはそれを確認したかったかららしい。結構な額だった。
その場で借用書を書かせ、てきぱきと事務的に事を進める女子。
落ち着いてきてそれをただ見ていた私は素直にすげーと感心していた。
浮気だ！と騒いで女子まで憎く思った自分と比べて更に落ち込む。
思わず｢なんで二またかけたの？私と別れればよかったじゃん｣と言った。
彼男｢……別に嫌いじゃないし、私子｣
私子｢そういう問題じゃないでしょ。モラルないのか｣
彼男｢だって本当に好きだし｣
だめだこいつ。
839 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:53:04 ID:R4iEck+MO [4/6]
女子が服を着込み始めたので、私も帰り支度をする。
彼男が慌てて縋りついてきた。
彼男｢ちょ、待って終わりじゃないよな？また会うだろ？｣
私子｢はぁ？｣
女子｢行くよ私子ちゃん。聞いてたら日が暮れる｣
私子｢あ、はい｣
彼男｢待てよ！勝手なこと言うなよ！｣
女子｢どっちが｣
彼男｢なんで！｣
女子｢よく考えなよ。あんた、女２人騙してたんだよ。
それがバレたのに謝りもしないで関係続けたいって？甘えんな！｣
彼男、ハッとして｢ごめんなさい！ごめんなさい待ってください！｣とわめく。
それを無視して手を引く女子と彼男の部屋を出た。
女子｢大丈夫？帰れる？｣
私子｢はい、ごめんなさい｣
女子｢お互い謝るのはやめとこう。悪いのは彼男だよ｣
私子｢はい｣
女子｢自分を責めるのもやめようね。あんな男すぐ忘れよう｣
他にもいろいろ慰めてくれたけど、全てにはいとしか返せなかった。
840 名前：836[] 投稿日：2009/02/05(木) 17:53:57 ID:R4iEck+MO [5/6]
あのあと彼男から何度か連絡があったけど、無視してたらそのうち止んだ。
当時は女子がすごく大人に見えて暫らく落ち込んでた。
今思い返すと、女子もテンパッてたんだと思う。最中に乱入されたんだし。
でもそれ以上に私がアレだったから冷静にならざるを得なかったんだろうなぁ。
それを思うとまた申し訳ないやら情けないやらで凹むんだけど
女子がいたから流されずに別れられたんだと思う。
お互いに嫌な経験だったのは置いといて感謝してます。
842 名前：恋人は名無しさん[sage] 投稿日：2009/02/05(木) 17:58:39 ID:JyxdejK60
＞彼男を待つ間、女子は｢ごめんね、大丈夫だから｣を繰り返してた。乳は出たままだった。
すまん。激笑した
854 名前：恋人は名無しさん[] 投稿日：2009/02/05(木) 18:24:14 ID:R4iEck+MO [6/6]
>>842
頭撫でてくれてる間、ちょうど目の前にお乳があったんだ。
｢なんで？なんで浮気？ああなんでいいおっぱい…こんな終わり方なの？
…生クリーム…浮気なんて気付きもしなかった
これで楽しむつもりだったのか…騙されてたんだなぁ｣
嘆きとおっぱいが頭の中でぐるぐるしながら何故かガン見してたｗ
乙ありがとです。
あの落ち着きを見習いたいと思ってやってきたけどとても適う気がしないｗ
復讐とかまで気がまわらなくて、ただもう関わりたくないだけでした。
今ならいろいろできると思うけど、二度とごめんだｗ
女子も連絡先聞いたりしなかったからわからないけど、幸せになってるといいなぁと思います。
では名無しに戻りますねー。
