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◇75 ラジバンダリ!

971 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2009/06/24(水) 17:53:32 ID:vgtmYYHQO [1/8]
修羅場まとめたんですが、新スレに書き込んだ方がいい?

972 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:00:08 ID:ubO+DU8EO [2/2]
こっちにお願い


973 名前:1/5[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:11:06 ID:vgtmYYHQO [2/8]
私…25歳
彼氏…25歳
ラジ子…30歳 彼の会社の派遣社員

交際をはじめて5年目に体験した修羅場。
私と彼氏は同棲はしていなかったが、お互い一人暮らしで家も近所だったので半同棲状態だった。
ある日、早めに会社を上がれた私。
その日はなぜか朝から無性にカレーが食べたい気分だったので、メールで了承を得、彼氏の家でカレーを作って彼の帰りを待っていた。
しかし、メールの返事では9時までに帰れると言っていたのに、その時間を過ぎても帰ってこない。
もともと残業が多い人なのであまり気にしなかったが、さすがに10時を過ぎると自分の腹も限界だったので、携帯に電話してみた。
すると、数コールのうちに彼が出た。
私「お疲れ~。何時くらいに帰って…」
彼氏「ごめん!まだ俺んちいるよね?今日は絶対もう家から出ないで!説明は後からするから!ホントにごめん!カレーも先に食べて寝てていいよ!何時に帰れるか分からないけど心配しないで!」
私「へ?…」
ガチャ、ツーツーツー
まくし立てられ、切られた。
彼がしゃべっている間、後ろからギャーとかゥオーとかよく分からない女性の声らしきものが聞こえていた。
心配するなと言われても無理な話で、めちゃくちゃ心配になって再度かけ直すが出ない…。
例えば、急に飲み会が入って同僚さんが酔っ払って介抱してるとか…
会社に女の暴漢が乱入して警察で事情聴取してるとか…
いろいろ想像しつつも、彼氏が帰って来るまで真相は分からない。
とりあえず家から出ないでという言いつけは聞いておこうと、戸締まりをして彼の帰りを待っている事にした。
空腹に堪えつつうつらうつらし始めた12時頃。
電話が鳴って目が覚めた。彼氏からの電話で、慌てて取ると疲れきった感じの声。
彼氏「連絡が遅くなって本当にゴメン…今どこにいる?」
私「あなたんちだよ。何があったの?」
彼氏「いろいろごめん。今日は会社に泊まって、明日帰ったら説明する…。
気になってると思うけど、一から説明する気力がないから…。とりあえず無事でよかったよ…」
彼氏の声が本当に疲れてたので、私も深く聞けず「よく分からないけどお疲れ様、風邪引かないようにね」と言って、通話終了。 974 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:12:02 ID:vgtmYYHQO [3/8]
次の日、彼氏から「今日は半休を取った、会社終わったら自分の家に来てほしい」というメールをもらい、
私は会社を定時で上がらせてもらい、彼の家へ。
彼氏の家で昨日結局食べられなかったカレーを食べ、コーヒー飲んで落ち着いたところで昨日の話題に。
疲れきった顔で彼は説明しはじめた。

彼氏の会社は一応名の知れた会社で、ラジ子は明らかに婚活する気満々で派遣で入社。
しかしラジ子が想像するようなしゅっとしてて女性慣れしてるイケメンは営業部に多く、ラジ子が所属した部は技術職の地味で大人しい人の多い部だった。
あからさまに部の人達をばかにして、ろくに仕事もせず自分は運がないと公言するイタタなラジ子はかなり評判が悪く、
かなり早い段階で、最初の三ヶ月のみの契約で終わってもらうことを部長が決断。
それを知ったラジ子は焦ったのか、部の中で一番若く、贔屓目かもだがそこそこイケメンの彼氏に目をつけた。
そこからストーカーかセクハラかというくらいのアタック開始。
社内メール攻撃からはじまり、就業中はなにかと彼氏のそばに行って胸チラパンチラ攻撃。
お昼休みは必ず一緒に食べようと誘い、断ると泣きまね。
彼氏は迷惑であること、業務の邪魔をしないでほしいということを何度も言ったらしいが、やはり強くは言えなかったらしく、そういう苦情は華麗にスルー。
最初はつかずはなれずでラジ子に接していた部の女性たちもあまりのことに憤慨した。
ラジ子にそれとなく、彼氏に彼女(私)がいることを忠告し、ラジ子のやりかたはやりすぎで彼氏はどん引きだし、周りにも迷惑と注意してくれたらしい。
しかしラジ子的にはその女性たちは「二人の仲を割くやつら」と認識したらしく、また私の存在も「奪えれば無問題」という様子。
結局、ラジ子はもうすぐ辞めるからと、彼氏を始め部の人達は触らぬ神にたたりなしを決め込んだらしい。
そして昨日。

976 名前:3/5[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:15:15 ID:vgtmYYHQO [4/8]
残業が終わり、帰る前に休憩所でコーヒーを飲んでいた彼氏の前に、帰社したはずのラジ子が現れた。
今まで、ラジ子とふたりきりの状況を作らないようにしていたが、帰社したと思い油断していた。
ラジ子は彼氏にぴったり寄り添うように座り、
「相談したいことがあるから今日飲みに行かない?」と誘ってきた。
彼氏は「今夜は彼女がカレー作って待っててくれてるから」と断ると、ラジ子は泣き出し、
「彼氏くんは何もわかってない。自己チューだ。もっとアタシのこと考えてくれたっていいじゃない!ひどい…」
そう言って抱きついてきた。
だが、彼氏は今までの悪行でラジ子の事を生理的嫌悪を感じるくらいになるまで嫌っていたので、闘牛の要領でスルー。
べしゃっと床に倒れ込んだラジ子は、鬼の形相で
「わかった!あんたの彼女のせいでしょ!?彼氏くん、彼女に洗脳されてるんだ!」
…そう言ったところで、空気読めるんだか読めないんだか、タバコ吸いにきた部長登場。
部長、二人の様子に「邪魔してサーセンwwww」くらいの勢いでどこかに去ろうとしたが、彼氏が全力で引き止める。
ラジ子は床に座り込んだまま号泣し、
「もういい!死んでやる!」
そう吐き捨て、そのまま走り去ってしまった。
取り残された二人はしばらくボー然としていたが、はっと我に帰った彼氏が追い掛けようとした。
しかし、それを部長が引き止める。
「大丈夫、ああいう手合いは死なないから。それより何があった?」
部長に説明を求められ、彼氏はことの説明をした。
(部長はラジ子が性格的におかしいことは知っていたが、最近は外出や会議で部署にいないことが多く
彼氏に目をつけてセクハラまがいの事をしているのは知らなかった)
彼氏の説明を聞いて、部長は「それってお前の彼女がやばいんじゃないか?」と。
それから社内に残っていた数人でラジ子の大捜索。
結果、ラジ子は彼氏の家の最寄の駅で見つかった。
どうやら部長の予感は正しく、私を狙って彼氏の家に行こうとしていたらしかった。
彼氏の同僚さんが見つけてくれて、なんとか会社に戻るため
「彼氏くんが会社で待ってるから。反省してるみたいだよ」
と嘘をつき、二人で会社に戻ってきた。
おとなしくラジ子を会社に連れ戻すための嘘だったので仕方なかったんだろうけど、これがまずかった。

978 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:18:24 ID:vgtmYYHQO [5/8]
その言葉でラジ子満開。
会社戻るなり彼氏に走り寄り、抱き着く。いきなりのことで、彼氏、今度はスルーできず。
抱き着きながら、ラジ子はすっかり物語のヒロインになった。
「うれしい!彼氏くんならわかってくれると思った!アタシを選んでくれたのね」
周囲、ぽかーん通り越して失笑。
部長が彼氏に「言えって。こういうことははっきり言わないと」と後押しし、彼氏はラジ子を引きはがして言った。
「ごめんなさい。俺は彼女が好きだし、もし俺に彼女がいなくても君とは付き合えない。
人に迷惑をかけまくって、しかもそれを自覚してないところが絶対好きになれない。
もう付き纏うのはやめてください。迷惑です」
その言葉にラジ子は一瞬ぽかーんとし、そして号泣しだす。
「みんなしてアタシをいじめる」
「彼氏くんはみんなにたぶらかされている」
「もとはといえばこんなしょっぱい部署に配属されたから」
「アタシは悪くない、みんなひどい」
嗚咽まじりに被害者きどりの文句を言うラジ子に部長が口を開いた。
「ラジ子さん、あなたの言い分は被害妄想だし、あなたがやっていることは彼氏君を始め社内みんなの迷惑になっている。
少しは自分の行いを省みたことがあるか?もしあなたが本気で自分は悪くなく、悪いのは自分以外だと思っているなら、
これは侮蔑じゃなくて本気で精神科にかかったほうがいい」
部長の言葉を理解していないのか、ラジ子は「侮辱だ!名誉毀損だ!」と騒ぎ立てた。
ここでタイミング悪く私から入電。
彼氏、一瞬迷ったが、9時には帰ると約束してたのに全く連絡していなかった事に気づき、電話に出る。
彼氏の言葉で、電話相手が私だと気づいたラジ子は、さらに暴れる。
もう話では通用しないと判断した部長、とりあえず男連中で押さえ付け、部長の車に乗せてラジ子の家まで送ることに。
彼氏には、「君はもう帰りなさい」と言ってくれたが、そんなわけにはいかないと彼氏もついていくことに。

980 名前:5/5[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:20:56 ID:vgtmYYHQO [6/8]
車の後ろ座席でしくしく泣いてはいるが大分落ち着いたラジ子に、この子は病気なんだとかわいそうになった彼氏は、
「ラジ子さん、今は休職してゆっくり休んだ方がいいよ。病院にもちゃんと行って心身を健康にして」と言うと、
ラジ子は「はい…」とうなづいた後、「うちに帰りたくない」と呟いた。
実はラジ子には以前DVが原因で別れた彼氏と同棲していて、その元カレが最近家に押しかけて来て住み着いてしまったそう。
「だから早く彼をつくって元カレから守ってほしかった。彼氏さん、ごめんなさい」
初めて謝ったラジ子に、彼氏は同情し、運転席の部長に「DV元カレって…どうします?」とこっそり聞くと、
「ラジ子、実家だぞ」と。
そこでもう彼氏がっくり。

ラジ子の家に着いて、またラジ子が暴れたり、ラジ子の母親に疑いの目で見られたりしたが、
部長が母親にうまく言ってくれて、最終的にはラジ子を通院させることを了承してもらった。
この時点で夜中の12時をまわっていて終電がない。部長は送ってくれると言ってくれたが、部長の家と逆方向だったため断り、
会社までの終電ならなんとかあったので会社の仮眠室に泊まることに。

…そして今に至るという。

話を聞き終えた時、ホントにそんな人いるの?!と思ったが、いつもペースを崩さず、仕事に真面目な彼氏が
憔悴しきった顔をして、半休とるほど疲れてるってことは、大袈裟に言っているわけではないんだなぁと。
彼氏の会社の人達がいなかったら、私にもラジ子の襲撃もあったかもしれないわけで…
ぞっとしたと同時に、彼氏と彼氏の会社の人達に激しく感謝しました。
また、彼氏がラジ子にそんな被害を受けていたことに気づけなかったことに自己嫌悪…。
その日は彼氏を休ませて、会社の人達への菓子折りと、部長へのお酒を買いに行きましたよ…

皆さんもメンヘラには気をつけてください。

983 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2009/06/24(水) 18:29:09 ID:vgtmYYHQO [7/8]
以上です。
彼氏の話を状況がわかりやすいよう脚色してます。
携帯から失礼しました~

985 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/06/24(水) 18:43:27 ID:vgtmYYHQO [8/8]
追加です。何度もすいません。
ラジ子はラジバンダリにそっくりらしいです…
私と彼氏はかなり地味で平凡です。
そんなかんじのビジュアルでお読みください。

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