2010.09.22(Wed) 【◇70-◇79】
◇77 スライヴ・オンザ・ショートケーキ。
920 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 04:35:34 ID:RIu4IOeS0 [1/5]
美容師の話で思い出したから投下。
私が学生時代バイトしていた頃の話。
年齢は全部当時。
後、こまごまフェイク入れています。
イケ也…長瀬智也っぽいイケメンの22歳大学生バイト
エリ子…喫茶店の常連。40歳くらいで独身、エリート会社員
私……19歳大学生バイト
私が街中のその喫茶店にバイトに入った時、イケ也は既に バイト1年目。
個人の店なもんで、従業員は店長と奥さんとその家の息子と イケ也と私のみ
普段は2~3人でお店をまわしていた。
その中でも私とイケ也は大学は違うものの年が近く、趣味が 合うこともあり
(ガンオタ、三国志オタw)すぐ友達になった。
その喫茶店は特に情報を出していないけど、ランチメニューと コーヒーと
趣味のいい内装で、それなりに常連さんがいた。
その中にいたのが顔が樹木 希林みたいみたいなエリ子さん。
エリ子さんはとある大手企業に勤める独身のエリート会社員? らしかった。
勤め始めてしばらくしてあることに気が付いた。
エリ子さんは店に来る時やけに気合入れた服装。
例えば胸の谷間を強調した服とか、スリット深いスカート みたいなのとか。
そして私が接客してもうれしそうじゃなく、「イケ也君は?」 と聞く。
で、「イケ也さん、エリ子さんが呼んでいますよ!」と やっていた。
エリ子さん以外にもこういうことはしょっちゅうあったので、
ファン心理はそんなものかと思っていた。
で、業務にもすっかりなれた頃とある日。
その日はお客さんもあまりいなかったので、暇に任せてイケ也と私は
楽しく三国志とガンダムの話をしていた。
すると、カランとドアの開く音。見るとエリ子さんが立っている。
でも、無言。
「あ、いらっしゃいませ」
と挨拶したのだが、エリ子さんは私に見向きもせずつかつかと
イケ也に近寄っていく。 そして、
「これ、作りすぎたから食べてね」
何やら白い箱をイケ也に渡した。
イケ也は顔を強張らせていたけど、しばらく後小さな声で、
「あ、どうも」と言った。
エリ子さんはその言葉に満面の笑顔を浮かべたあと、私の顔を正面から見た。
そしてじゃあね、と言って店を出て行った。
まずかったかなと思いつつも、エリ子さんが帰った後、 それ何?とイケ也に
せがんで包みを開けてもらうと、中には 手作りとは思えない立派なケーキ。
はっきり言って店においてあるのよりおいしそう。
私が、「すごいね」と感動していると、イケ也ボソっと、
「最近、あの人からこういうこと多くなったんだよな……」
そして、なんと生ゴミに捨てようとする。
勿体無いし気の毒だし、当時貧乏チャーハンが月の食生活の大半を占める
貧乏生活をしていた私は、
「もったいないじゃん!捨てるくらいなら頂戴!」
とイケ也としばらく揉めた。
後から聞いたんだけど、中にヘンなもの入っていることが
あるそうで・・・;(ツバとかその辺・・・)
924 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 04:50:10 ID:RIu4IOeS0 [3/5]
それから更に1ヶ月ほど過ぎた日、私は大学から直接バイトに行く
予定だったんだけど、イケ也も大学の近くに来ていると携帯で連絡があり、
一緒に行こうと言うから、そうすることにした。
で、2人でバイト先へ行ったのですが、その従業員口入り口で
エリ子さんと鉢合わせ。(と言うか、待っていた?)
エリ子さんは一瞬私を見たけど、構わずイケ也に近づいて
「どうしても話がしたくて」
イケ也「……困るんです。そういうのって」
こうした現場に初めて遭遇した私は、
「(( コレナンノショウジョマンガ( ̄ー ̄;)(; ̄ー ̄)アルイハ、ナンノオヒルノメロドラマ ))」
、とただうろたえていた。
エリ子さんは更に、
「もう会えないの?」
と続ける。
私も逃げ去るタイミングをすっかり失ってただ聞いていた。
イケ也「……」
エリ子さん「前は、最後の夜だったのに……」
(私の内心)「 Σ(゚Д゚;エーッ! 」
イケ也「そう言う言い方やめてくれますか?俺、エリ子さんのことは何とも思って
いないんだし」
エリ子さん「ひどい、そんな言い方……。やっぱりその子が彼女なの?」
(私の内心)「 Σ(゚Д゚;(゚Д゚;エーッ!! 」
926 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 04:58:17 ID:RIu4IOeS0 [4/5]
私には当時彼氏がいた。
だから、違う~!違う~!と心の中で叫びつつ、実際には
あわあわと何も言えず、イケ也とエリ子さんの言動を息を
呑んで見守っていた。
そして頭の中でいろんなシュミレーション。
もしこの人を遠ざけるために、場しのぎで「実は彼女です」
とイケ也が発言したらどうしようとか、
と言うか、その場合には振りをした方がいいのかとか、
ったらエリ子さんががストーカー気質だった場合、私が
怖いことにならない?とか色々走馬灯みたいにばーっと。
が、イケ也はしばらくして
「違う」
と言った。
エリ子さんはそれを聞いてもしばらくの間そこにいたけど、
「電話するから」
と言って帰って行った。
927 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 05:04:35 ID:RIu4IOeS0 [5/5]
店に入ってからイケ也に、一体どういうことなのかと聞いたところ、
イケ也はエリ子さんのことや他にも理由があって月末でこの店を
やめるんだと言った。
これには私も驚いた。
で、その情報を手に入れたエリ子さんが、酔って夜に喫茶店に来て、
イケ也に『最後に1度でいいから』と、ホテルにいくことを迫ったそう。
「もちろん断ったけど」
とイケ也。
普段からエリ子さんがイケ也に好意を持っていたこと、エリ子さんとの
あのシーンと、イケ也からの話か情報がないので、なんとも分析
しようがないんだけど、エリ子さんはイケ也に危ない感じで本気だった
んだなぁ。
で、イケ也はそれが怖かったんだろうなと思う。(それはそうだよね)
イケ也とは今でもオタ友達です。
実は一度一緒に同人誌を作ったこともあります(死)。
と言う、どうでもいい情報とともに終わります。
あまり楽しくなくてすいません。
美容師の話で思い出したから投下。
私が学生時代バイトしていた頃の話。
年齢は全部当時。
後、こまごまフェイク入れています。
イケ也…長瀬智也っぽいイケメンの22歳大学生バイト
エリ子…喫茶店の常連。40歳くらいで独身、エリート会社員
私……19歳大学生バイト
私が街中のその喫茶店にバイトに入った時、イケ也は既に バイト1年目。
個人の店なもんで、従業員は店長と奥さんとその家の息子と イケ也と私のみ
普段は2~3人でお店をまわしていた。
その中でも私とイケ也は大学は違うものの年が近く、趣味が 合うこともあり
(ガンオタ、三国志オタw)すぐ友達になった。
その喫茶店は特に情報を出していないけど、ランチメニューと コーヒーと
趣味のいい内装で、それなりに常連さんがいた。
その中にいたのが顔が樹木 希林みたいみたいなエリ子さん。
エリ子さんはとある大手企業に勤める独身のエリート会社員? らしかった。
勤め始めてしばらくしてあることに気が付いた。
エリ子さんは店に来る時やけに気合入れた服装。
例えば胸の谷間を強調した服とか、スリット深いスカート みたいなのとか。
そして私が接客してもうれしそうじゃなく、「イケ也君は?」 と聞く。
で、「イケ也さん、エリ子さんが呼んでいますよ!」と やっていた。
エリ子さん以外にもこういうことはしょっちゅうあったので、
ファン心理はそんなものかと思っていた。
921 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 04:43:43 ID:RIu4IOeS0 [2/5]
で、業務にもすっかりなれた頃とある日。
その日はお客さんもあまりいなかったので、暇に任せてイケ也と私は
楽しく三国志とガンダムの話をしていた。
すると、カランとドアの開く音。見るとエリ子さんが立っている。
でも、無言。
「あ、いらっしゃいませ」
と挨拶したのだが、エリ子さんは私に見向きもせずつかつかと
イケ也に近寄っていく。 そして、
「これ、作りすぎたから食べてね」
何やら白い箱をイケ也に渡した。
イケ也は顔を強張らせていたけど、しばらく後小さな声で、
「あ、どうも」と言った。
エリ子さんはその言葉に満面の笑顔を浮かべたあと、私の顔を正面から見た。
そしてじゃあね、と言って店を出て行った。
まずかったかなと思いつつも、エリ子さんが帰った後、 それ何?とイケ也に
せがんで包みを開けてもらうと、中には 手作りとは思えない立派なケーキ。
はっきり言って店においてあるのよりおいしそう。
私が、「すごいね」と感動していると、イケ也ボソっと、
「最近、あの人からこういうこと多くなったんだよな……」
そして、なんと生ゴミに捨てようとする。
勿体無いし気の毒だし、当時貧乏チャーハンが月の食生活の大半を占める
貧乏生活をしていた私は、
「もったいないじゃん!捨てるくらいなら頂戴!」
とイケ也としばらく揉めた。
後から聞いたんだけど、中にヘンなもの入っていることが
あるそうで・・・;(ツバとかその辺・・・)
924 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 04:50:10 ID:RIu4IOeS0 [3/5]
それから更に1ヶ月ほど過ぎた日、私は大学から直接バイトに行く
予定だったんだけど、イケ也も大学の近くに来ていると携帯で連絡があり、
一緒に行こうと言うから、そうすることにした。
で、2人でバイト先へ行ったのですが、その従業員口入り口で
エリ子さんと鉢合わせ。(と言うか、待っていた?)
エリ子さんは一瞬私を見たけど、構わずイケ也に近づいて
「どうしても話がしたくて」
イケ也「……困るんです。そういうのって」
こうした現場に初めて遭遇した私は、
「(( コレナンノショウジョマンガ( ̄ー ̄;)(; ̄ー ̄)アルイハ、ナンノオヒルノメロドラマ ))」
、とただうろたえていた。
エリ子さんは更に、
「もう会えないの?」
と続ける。
私も逃げ去るタイミングをすっかり失ってただ聞いていた。
イケ也「……」
エリ子さん「前は、最後の夜だったのに……」
(私の内心)「 Σ(゚Д゚;エーッ! 」
イケ也「そう言う言い方やめてくれますか?俺、エリ子さんのことは何とも思って
いないんだし」
エリ子さん「ひどい、そんな言い方……。やっぱりその子が彼女なの?」
(私の内心)「 Σ(゚Д゚;(゚Д゚;エーッ!! 」
926 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 04:58:17 ID:RIu4IOeS0 [4/5]
私には当時彼氏がいた。
だから、違う~!違う~!と心の中で叫びつつ、実際には
あわあわと何も言えず、イケ也とエリ子さんの言動を息を
呑んで見守っていた。
そして頭の中でいろんなシュミレーション。
もしこの人を遠ざけるために、場しのぎで「実は彼女です」
とイケ也が発言したらどうしようとか、
と言うか、その場合には振りをした方がいいのかとか、
ったらエリ子さんががストーカー気質だった場合、私が
怖いことにならない?とか色々走馬灯みたいにばーっと。
が、イケ也はしばらくして
「違う」
と言った。
エリ子さんはそれを聞いてもしばらくの間そこにいたけど、
「電話するから」
と言って帰って行った。
927 名前:920[sage] 投稿日:2009/07/27(月) 05:04:35 ID:RIu4IOeS0 [5/5]
店に入ってからイケ也に、一体どういうことなのかと聞いたところ、
イケ也はエリ子さんのことや他にも理由があって月末でこの店を
やめるんだと言った。
これには私も驚いた。
で、その情報を手に入れたエリ子さんが、酔って夜に喫茶店に来て、
イケ也に『最後に1度でいいから』と、ホテルにいくことを迫ったそう。
「もちろん断ったけど」
とイケ也。
普段からエリ子さんがイケ也に好意を持っていたこと、エリ子さんとの
あのシーンと、イケ也からの話か情報がないので、なんとも分析
しようがないんだけど、エリ子さんはイケ也に危ない感じで本気だった
んだなぁ。
で、イケ也はそれが怖かったんだろうなと思う。(それはそうだよね)
イケ也とは今でもオタ友達です。
実は一度一緒に同人誌を作ったこともあります(死)。
と言う、どうでもいい情報とともに終わります。
あまり楽しくなくてすいません。