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◇修羅場◇まとめ

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◇81 趣旨替え。

7 名前:5の1[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 16:05:06 ID:q0lE7N4P0 [1/5]
前スレの社内恋愛の話に触発されて書くことにしました。
後日伝聞で知ったこともありますが、時系列で書きます。
語り手はA男の同僚兼友人の♀です。恋愛関係にはありませんが
今でも付き合いがあるので、A男びいきにはなっています。

A男・・・同期の中では突出して高学歴。イケメンで仕事には有能。
     自分にも他人にも厳しいタイプ。
     マイペース型で周囲の評判を気にしないが、
     仲良くなった同僚や部下への面倒見はすごくいい。

B男・・・A男ほどではない4大卒。イケメンだが仕事はまあまあ。
     誰にでも人あたりがよく、ミスした人間を叱らないで慰める。
     周囲の評判を気にし、和をもって尊しとなすタイプ。

C子・・・A男、B男より2年遅れで入社した女子社員。
     有名大卒だったので他の女子社員からは一目置かれる。
     美人だが性格は意外と幼く、甘え上手で反感を買いにくいタイプ。


A男、B男は同期入社で気があったらしく、息抜きに互いの部署を訪ねて談笑したり
しばしば一緒に飲みにいったり仕事で助け合ったりと仲が良かった。
A男の場合、話題が高尚すぎたりシモネタ嫌いで融通が利かないので、女子社員からの人気は
B男>A男だったが、この2人が社内人気度では双璧といってもよかった。 8 名前:5の2[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 16:07:13 ID:q0lE7N4P0 [2/5]
やがてA男がC子の読んでいた小説の話をきっかけに盛り上がり、付き合い始めた。
おおっぴらにはしなかったが、C子がノロけるので女子社員軍団にはデートからシモの話まで筒抜け。
一部に引かれつつも、女子社員軍団は2人を祝福。
A男も戸惑いながらも以前より女子社員全員に愛想がよくなった。
「あの2人ならアタマもいいしお似合いよね」という雰囲気だった。
しかしある時、C子が「A男の告白受けた当時は大学からの恋人がいて、そっちを振った。A男には内緒」
といったせいで、「それはどうなの?」と微妙なモヤモヤが残った女子社員たち。
それでもC子が好かれていたので、表面には出ないで沈静化した。

A男は出世頭で会社からの要求も多く、資格取得、研修、国内外出張と多忙だった。
若くして出世したA男は先輩からの妬みや多忙さに苦しんでいたが、
「C子がいるから頑張れる」と真顔でいうくらい、C子との貴重な時間を大事にしていた。
C子本人のノロケからも、A男は出来る限り誠実にC子を大事にしていたようだ。

しかし、同じ会社にいるのにデートもあまり出来ない状況にC子が耐えられず
2年近く付き合っていた2人は別れてしまった。
簡単に言うとA男が振られた。C子にはかなり責められて別れたそうだが、A男も多忙とはいえ
C子との時間が少なかったという自覚はあって、素直に別れたらしい。
A男は傍目にも気の毒なくらい落ち込んでしまったが、そこはエリートさんw、仕事に打ち込んだ。

女子社員軍団は話をきいて、どちらを責めるわけにもいかず、2人に同情しC子を慰めていた。
A男は女子社員軍団をC子の友人としてとらえていたので、今までほど女子社員と気安くは
しゃべらなくなってしまった。

9 名前:5の3[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 16:08:08 ID:q0lE7N4P0 [3/5]
するとC子は別れてすぐに「B男とつきあうことにした」と宣言。
「え? 早!」と女子社員たち。
さらに突っ込むと「A男にかまってもらえない」という理由で、早くからB男もキープしていて
完全に二股の乗り換え。さすがに女子社員軍団もドン引き。
「そういえばA男の前の彼氏も」「A男さん可哀想!」「手近なところで次々とよくもまあ」などなど
批判が集中して、C子は浮いた存在になってしまった。

A男とB男はさすがに以前ほど仲良しではなくなってしまったが、大人の対応というのか
仕事での協力ぶりには変化はなく、少なくとも会社では談笑する姿もよく見られた。
事情を知る周囲(主に女子や若手)ははらはらしてそれを見ていた。

しばらくしてB男に新設事業所長赴任の話が舞い込んだ。
A男ほど王道ではないが、これも出世コース。将来的に営業所へ発展させたい場所だった。
B男は赴任していき、C子と結婚した。C子は寿退社。
遠距離になったせいで、B男はA男や女子社員軍団とはあまり連絡もなくなった。
その後、わたしの知る限りA男は2人の後輩社員から告白され、「俺は恋愛に向いてない」という理由で
断ってしまっていた。

10 名前:5の4[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 16:09:18 ID:q0lE7N4P0 [4/5]
不景気のせいで、新設事業所は目立った成果をあげることができず撤退決定。
それどころかB男のいくつかの不始末も発覚して、リストラ対象になってしまった。
「B男さん、辞めちゃうんだってねえ」と周囲がヒソヒソしている最中に、
C子が挨拶という名目で本社に久々にやってきた。
まっすぐにA男のデスクに向かうと、挨拶もなにもなしにいきなり「あんたのせいでしょ!」と
鬼のような形相で叫んだ。
「そこまで卑怯者だとは思わなかった!」と手近にあったファイルを投げつけて
「あんたの人生もロクなもんにならないわよ!」と叫んで出て行った。

周囲は呆然。A男は悲しそうな顔でその間は無言だった。
C子はB男のリストラをA男の復讐だと思ったらしいのだが、それはありえない。
いくら出世頭でもA男がそんな権限を持っていたわけではない。
当時、役員秘書だったわたしが保証する。
何人もA男のデスクに集まって、同情したり誤解をとくように進言したりしたのだが
A男が誤解をとくために動いたという話はきいていない。
ただ、A男を誤解させるような立場においたということで役員から謝罪があったことは
知っている。

A男にいわせるとC子は「俺が幸せにしてやれなかった女性で、何をいわれても仕方ない」のだそうだ。
「あんた、奇麗事が多すぎないか?」と突っ込んだが、どうも本気でそう思っているらしい。
始末に終えない。

12 名前:5の5[sage] 投稿日:2009/08/29(土) 16:11:38 ID:q0lE7N4P0 [5/5]
A男は結局、役員から持ち込まれた見合い相手に一目惚れして、絶滅危惧種である
「良妻賢母に特化したような上品なお嬢さん」と結婚した。
もともと「働く女性が好き」だといっていたし、C子との件以来「女は苦手」と公言していたので
そこを突っ込むと「趣旨替えした」とぬけぬけといった。
幸せそうなので放置しておくことにした。

以上。これはA男の修羅場というよりは、告白できないままA男に失恋してしまった
わたしの回想なわけですが、昔話だから身バレ上等です。
あ、今はわたしも立派なキジョです。A男と付き合いがあるといっても、家族ぐるみの話で
邪な気持ちはありませんw

B男C子夫妻は離婚して、当時は社内でかなりの噂になりました。その後はわかりません。

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