2010.12.10(Fri) 【◇80-◇89】
◆33 こより。
217 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:28:53 ID:mqeMkfsZ0 [1/6]
塾の話で思い出す、中学時代の修羅場。
フェイクは入れてある。
中学生の頃、姉がハンクラにハマって、私のマフラーや小物は全部手作りだった。
2月のある日、知らない女子ふたりが話しかけてきた。
バレンタインにプレゼントするからマフラーを作れと言われたので、
「姉が作ってる、私じゃない」と断ったのに、
「お姉さんが作れるなら妹も作れるでしょ、どうしてもダメならお姉さんに頼んで」と返された。
渋ると「ひど~い、ケチー」と来て、了承するまで離してもらえなかった。
しょうがないんで、聞くだけ聞いてみると返事して帰宅。
姉は「シンプルなのなら3日で編める」と豪語し、翌週には2本のマフラーを編み上げた。
それぞれを紙袋に入れ、ねだり子(仮名)とねだり美(仮名)に渡した。
「やったー、ありがとー」とは言われたが材料費すらもらえない。
「え~、お姉さんって年上でしょ? 中学生にお金払わせるのおかしくない?」
「あたしたちお金ないし、いいじゃんw」とか言われる始末。
ここまでが前提。
バレンタイン後、姉が「これしていけ」とnrnrしながら渡したマフラーをして登校した。
部活に出たらあらびっくり、先輩(♂)が同じマフラーしてるじゃありませんか…orz
問い詰められたので、そのマフラーはねだり子とねだり美がうちの姉に編ませましたと白状した。
毛糸も模様(編み目っていうの?)も幅と長さまで同じじゃ偶然とはごまかせなかった。
先輩はねだり子の告白にOKしちゃってたけど、これで「嘘つきとはつきあえない」とねだり子を振った。
この話があっという間に広まって、ねだり子笑いもの。
でも話を広めたのは、告白がうまくいかなかったねだり美…(後述)
しかも私から聞いた話として広めてたので、下校途中で待ち伏せしてたねだり子に、頭にサッカーボールが入った袋をフルスイングされた。
後にジャンプして避けたら、カラ振りしたねだり子、ぐるぐる回って袋を街灯にぶつけた。
しかし紐の部分がぶつかったので、そこを支点にして袋が方向を変え、ねだり子の手を強打。
「おごっ」みたいな声を上げ、その場に倒れて転がるねだり子。パンツ丸見え。白だった。
塾があったので私は逃げた。
ねだり子は指を骨折し、翌日にギプスした手で登校してきた。
私の下駄箱に「医者料はらえ!」という手紙を入れてたので、「慰謝料」と書き直して返してあげた。
それから廊下ですれ違っても目を合わさなくなった。
ここからが本番。
221 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:36:10 ID:mqeMkfsZ0 [3/6]
一方ねだり美は私と同じ塾だった。
学力ごとにクラスが違う塾で、ねだり美とは教室の階も違ってたので顔を知らなかった。
ねだりコンビと部活が同じ子が同じクラスにいて、彼女から「ねだり美から聞いたけど、ねだり子の彼氏とったんだって?」と言われびっくり。
違う違うと必死に訂正し、すぐ信じてもらえたのでこれは事なきを得た。
ところが「ねだり美って、他の人から聞いた話だって嘘ついて、友達の悪口言いふらしてるんだよ」という別の話が広まってしまった。
春休みが明けて間もなく、塾の先生に呼び出された。
「ねだり美が最近塾に来なくて、親御さんに話を聞いたらお前にいじめられてるせいだって言うんだが」
何だそりゃと必死に否定した。
「そうだよなー。ねだり美も言ってることがおかしいので、先生たちも慎重に話を聞く」と言われて解放された。
それからすぐ、また塾に呼び出された。
今度はねだり美もいた。
ねだり美は泣きながら訴え始めた、以下うろ覚え。
「私が好きなイケヒト君を、この人(私のこと)が好きになって、邪魔しようとした。
わざとひどいマフラーを作ったから、私が失恋した。
そのくせ自分はイケヒト君と楽しそうに話しててずるい。
私がねだり子の悪口を行ったと友達に言いふらしたのもひどい。
死にたい、勉強なんかできない」
イケヒト君というのは別の学校の男子で、私と同じクラス。
イケヒト君と私は共通の趣味があってよくしゃべっていた。
しかしねだり美が彼を好きだとか、告白したという話は知らなかった。
222 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:43:46 ID:mqeMkfsZ0 [4/6]
いじめっ子扱いされてムカついたので、全部暴露。
しかしねだり美は、「うそつき」「ちがう」と話を訂正し続ける。
とうとうイケヒト君も呼び出された。
イケヒト君は、告白されるまでねだり美を知らなかった。
急に告られて断ったけど、しつこくマフラーを押し付けられた。
でもつきあうのは無理と証言。
「それはどんなマフラーですか」と聞いたら、姉の編んだマフラーとそっくりな説明をする。
そこでマフラーを見せ、イケヒト君も「それだ」と証言。
ねだり美は観念してごめんなさい…………することはなかった。
他人の手編みで告白は、ねだり子が言い出したこと。
がんばった手編みのマフラーを見ても告白断るとか信じられない。
そもそも私が手作りマフラーなんかしてるのが悪い。
何でそんな言いがかりつけられなきゃいけないのかと、思わず泣いてしまった。
とうとう激怒した塾長に一喝され、私とイケヒトはここで解放。
塾長は成績だけでなく素行にも厳しい人だったので、ねだり美は親を呼びだされ、お説教されて退塾した。
ねだりコンビは部活を変えて、新しく友達を作って過ごしていたようだが、その後関わる事もなく卒業した。
イケヒト君とはダチという感じで過ごし、恋愛には発展しなかった。
あと第一志望校には落ちた。
223 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:48:54 ID:mqeMkfsZ0 [5/6]
最後。
姉に「こんなことあったけど覚えてる?」と聞いてみた。
「おぼえてるよ、だって同じマフラー3本編むの大変だったんだから」と笑っていた。
姉も「作ってくれ」と言われて作ったら、「あたしが作ったのミ☆」と男子にプレゼントされたりしていたそうだ。
そこでわざわざ3本作っておいて、しかも仕掛けをしていたと暴露。
「マフラーの端に『メイドイン(姉の名前)』って書いた細いこよりを編み込んでたのに、無駄になった」と。
あなたがもらったその手作り、こより編み込まれてませんか?
231 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 17:33:19 ID:mqeMkfsZ0 [6/6]
あ、本スレと間違えた…
塾の話で思い出す、中学時代の修羅場。
フェイクは入れてある。
中学生の頃、姉がハンクラにハマって、私のマフラーや小物は全部手作りだった。
2月のある日、知らない女子ふたりが話しかけてきた。
バレンタインにプレゼントするからマフラーを作れと言われたので、
「姉が作ってる、私じゃない」と断ったのに、
「お姉さんが作れるなら妹も作れるでしょ、どうしてもダメならお姉さんに頼んで」と返された。
渋ると「ひど~い、ケチー」と来て、了承するまで離してもらえなかった。
しょうがないんで、聞くだけ聞いてみると返事して帰宅。
姉は「シンプルなのなら3日で編める」と豪語し、翌週には2本のマフラーを編み上げた。
それぞれを紙袋に入れ、ねだり子(仮名)とねだり美(仮名)に渡した。
「やったー、ありがとー」とは言われたが材料費すらもらえない。
「え~、お姉さんって年上でしょ? 中学生にお金払わせるのおかしくない?」
「あたしたちお金ないし、いいじゃんw」とか言われる始末。
ここまでが前提。
218 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:30:27 ID:mqeMkfsZ0 [2/6]
バレンタイン後、姉が「これしていけ」とnrnrしながら渡したマフラーをして登校した。
部活に出たらあらびっくり、先輩(♂)が同じマフラーしてるじゃありませんか…orz
問い詰められたので、そのマフラーはねだり子とねだり美がうちの姉に編ませましたと白状した。
毛糸も模様(編み目っていうの?)も幅と長さまで同じじゃ偶然とはごまかせなかった。
先輩はねだり子の告白にOKしちゃってたけど、これで「嘘つきとはつきあえない」とねだり子を振った。
この話があっという間に広まって、ねだり子笑いもの。
でも話を広めたのは、告白がうまくいかなかったねだり美…(後述)
しかも私から聞いた話として広めてたので、下校途中で待ち伏せしてたねだり子に、頭にサッカーボールが入った袋をフルスイングされた。
後にジャンプして避けたら、カラ振りしたねだり子、ぐるぐる回って袋を街灯にぶつけた。
しかし紐の部分がぶつかったので、そこを支点にして袋が方向を変え、ねだり子の手を強打。
「おごっ」みたいな声を上げ、その場に倒れて転がるねだり子。パンツ丸見え。白だった。
塾があったので私は逃げた。
ねだり子は指を骨折し、翌日にギプスした手で登校してきた。
私の下駄箱に「医者料はらえ!」という手紙を入れてたので、「慰謝料」と書き直して返してあげた。
それから廊下ですれ違っても目を合わさなくなった。
ここからが本番。
221 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:36:10 ID:mqeMkfsZ0 [3/6]
一方ねだり美は私と同じ塾だった。
学力ごとにクラスが違う塾で、ねだり美とは教室の階も違ってたので顔を知らなかった。
ねだりコンビと部活が同じ子が同じクラスにいて、彼女から「ねだり美から聞いたけど、ねだり子の彼氏とったんだって?」と言われびっくり。
違う違うと必死に訂正し、すぐ信じてもらえたのでこれは事なきを得た。
ところが「ねだり美って、他の人から聞いた話だって嘘ついて、友達の悪口言いふらしてるんだよ」という別の話が広まってしまった。
春休みが明けて間もなく、塾の先生に呼び出された。
「ねだり美が最近塾に来なくて、親御さんに話を聞いたらお前にいじめられてるせいだって言うんだが」
何だそりゃと必死に否定した。
「そうだよなー。ねだり美も言ってることがおかしいので、先生たちも慎重に話を聞く」と言われて解放された。
それからすぐ、また塾に呼び出された。
今度はねだり美もいた。
ねだり美は泣きながら訴え始めた、以下うろ覚え。
「私が好きなイケヒト君を、この人(私のこと)が好きになって、邪魔しようとした。
わざとひどいマフラーを作ったから、私が失恋した。
そのくせ自分はイケヒト君と楽しそうに話しててずるい。
私がねだり子の悪口を行ったと友達に言いふらしたのもひどい。
死にたい、勉強なんかできない」
イケヒト君というのは別の学校の男子で、私と同じクラス。
イケヒト君と私は共通の趣味があってよくしゃべっていた。
しかしねだり美が彼を好きだとか、告白したという話は知らなかった。
222 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:43:46 ID:mqeMkfsZ0 [4/6]
いじめっ子扱いされてムカついたので、全部暴露。
しかしねだり美は、「うそつき」「ちがう」と話を訂正し続ける。
とうとうイケヒト君も呼び出された。
イケヒト君は、告白されるまでねだり美を知らなかった。
急に告られて断ったけど、しつこくマフラーを押し付けられた。
でもつきあうのは無理と証言。
「それはどんなマフラーですか」と聞いたら、姉の編んだマフラーとそっくりな説明をする。
そこでマフラーを見せ、イケヒト君も「それだ」と証言。
ねだり美は観念してごめんなさい…………することはなかった。
他人の手編みで告白は、ねだり子が言い出したこと。
がんばった手編みのマフラーを見ても告白断るとか信じられない。
そもそも私が手作りマフラーなんかしてるのが悪い。
何でそんな言いがかりつけられなきゃいけないのかと、思わず泣いてしまった。
とうとう激怒した塾長に一喝され、私とイケヒトはここで解放。
塾長は成績だけでなく素行にも厳しい人だったので、ねだり美は親を呼びだされ、お説教されて退塾した。
ねだりコンビは部活を変えて、新しく友達を作って過ごしていたようだが、その後関わる事もなく卒業した。
イケヒト君とはダチという感じで過ごし、恋愛には発展しなかった。
あと第一志望校には落ちた。
223 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 15:48:54 ID:mqeMkfsZ0 [5/6]
最後。
姉に「こんなことあったけど覚えてる?」と聞いてみた。
「おぼえてるよ、だって同じマフラー3本編むの大変だったんだから」と笑っていた。
姉も「作ってくれ」と言われて作ったら、「あたしが作ったのミ☆」と男子にプレゼントされたりしていたそうだ。
そこでわざわざ3本作っておいて、しかも仕掛けをしていたと暴露。
「マフラーの端に『メイドイン(姉の名前)』って書いた細いこよりを編み込んでたのに、無駄になった」と。
あなたがもらったその手作り、こより編み込まれてませんか?
231 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/05(土) 17:33:19 ID:mqeMkfsZ0 [6/6]
あ、本スレと間違えた…