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◇12 チンコとかって,それほど重要じゃないよね。

449 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/29(金) 23:50

バイト先の親友(O)が,バイト先の先輩(K)に恋していると知り,
応援するフリをしながらも抜け駆け。
2回振られるが,性懲りも無くアタック。
その間Oには何も告げず。
3度目の正直でKの方から告白。晴れて初の彼氏持ちに。

女子高に通い,それまで部活動とバイトに明け暮れていた私の,
車を持ち,酒を飲み,タバコを吸っているKに
『大人の魅力』を感じてしまったDQNな高校時代。

Oにバレる事なく貫通式も終え,無事卒業。
東京の学校に進学する。
Oとは疎遠になり,Kとは遠距離恋愛スタート。

そして夏休み。
久しぶりにOと再会した。
Oはもう別の人に恋をしていたし,時効かと思ったので打ち明けてみる事に。
すると,超ブチ切れ。
『二人してあたしの事笑ってたんだ。』
とドラマのようなセリフを吐かれ,絶縁宣言を申し立てられた。 450 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/29(金) 23:51
悲しみながらも,
『恋なんて取ったもの勝ちだ』
と思っていた私は,夏休みが終わると,普通に東京での一人暮らしを満喫。
Kとは円満に関係を続ける。

そこから数カ月が過ぎ,冬休み。
地元に帰り,免許を取ろうと思っていた私は,申し込みをする為に教習所へ。
たまたま同じ時間に受け付けした,
一つ年下の初対面の男の子(Y)と一緒に事務のおねーさんに説明を受けた。
帰り際に向こうから話し掛けられ,雑談タイム。

私はその後バイトの予定が入っていて,長居はできなかった。
その事をYに告げると,彼もまた,今からバイトだという。

452 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/29(金) 23:53
私は高校の時,アルバイトを掛け持ちしており,
この冬休みの期間だけ,ヘルプでその居酒屋でバイトをする事になっていた。

なんとも嘘のような話だが,私達が働く居酒屋は,偶然同じ所だった。

居酒屋で一緒に働き,教習所でも顔を合わす私達は,
当然仲良しになっていった。
一緒に講習を受け,その後一緒に御飯を食べ,バイトに向かう。
そんな日が続いた。
私に彼氏がいることも,Yは知っていた。

Kは私をとても信用していたので,疑ったりはしなかったが,少し,不安なようだった。
そして知り合って2週間後,
『付き合って欲しい』とYから告白された。
今思えば,当たり前だった。
私がそういうふうな素振りを見せていたからだ。

453 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/29(金) 23:54
Kには言わなかった。
なぜなら,私は男の子から『好きだ』と告白されるのは初めてだったから。
正直,嬉しかったのだった。

それに,私にはどうしても知りたい事があった。

私がリアルに見た事のあるチンコは,Kのものだけだった。
経験が少ないながらも私が思った事,それは,
『こいつ,仮性包茎ってやつじゃないんかい』と。

Yは,その時まだ高校生だったが,3人経験があるという。
私はどうしても,『K以外のチンコが見たかった』のだ。

454 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:02/11/29(金) 23:55
ワラタ


455 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/29(金) 23:57
私はYを振ることもせずに,期待を持たせる態度をとり続けた。
そして,とうとう私はYと関係を持った。
方法はいたって簡単。
「ラブホテルって行った事無いから,一度でいいから行ってみたいなー」
というYに,
「じゃあ,しょーがないから付き合ってあげる。でも,何も無しだよ」
などと言い,一緒に行ったのだった。

もちろん,そんな所へ若い男女が行って何も無いハズ無い。
そういう雰囲気になり,行為にはおよんだものの,
Yは途中で泣いてしまい,最後までする事ができなかった。
「彼氏もいて,俺に気持ちが無いのが解っているのに,こういうのはつらい」
とYは言った。

しかし,その時私が考えていた事は,
『こいつのチンコも,Kと変わんねえな』
と言う事だった。

456 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/29(金) 23:58
しかし,Yが本当に私を想っていてくれているのは痛い程に伝わった。
もちろん,Kにはバレていない。
私の心は少し動いた。
私は両方とも好きだと思ってしまうようになっていた。

そして,私は課題の提出があった為,12月の21日から東京に戻った。
控えているのはクリスマスだ。
Yは,あの時を境に何かが吹っ切れたようで,
「2番でもいいから,『彼氏』になりたい」
と言うようになっていった。

私は24日にYを東京の家に呼んだ。
そして,25日にKを呼んだ。
Kは何も知らない。
Yは私が25日にKを呼んでいるのを知っていた。

458 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:00
朝起きると,調理師志望だったYは朝御飯を作ってくれていた。
朝御飯を一緒に食べると,Yは帰っていった。
そして夕方,Kが来た。
プレゼント交換などをし,何もなく,普通に時間は過ぎていく。
『バレてない』
私は安心したが,困った事はその日の晩に起こった。
Yに心を惹かれつつあった私は,Kとのセックスに
体が反応しない。つまりは濡れなかったのだ。

しばらく会っていないにも関わらずの私の反応。
Kは何か複雑な表情を見せたが,それ以上は何も言わなかった。

そして,次の朝。
私が目を覚ますと,今度はKが朝食を作っていてくれた。
本来なら幸せであるハズのこの風景も,その時の私にはとても複雑だった。
食事を済ませ,課題の提出も済んでいた私は,Kと一緒に地元へ帰った。

Kは何かを感じていたのだろう。

459 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:01
地元へ帰ってからは,年末年始という事もあり,
Yとは顔を合わす機会が無かった。

そして,久しぶりにOと会える事になった。
Oは,彼氏ができて,今とても幸せだという。
Oを裏切り,傷つけてまで奪ったKを,私は全然大事にしていない。
結局私は,モテモテ気分を味わいたいだけの厨房だったのか,,,。と思った。

それから,教習所がまた始まった私を,Kはいつも送り迎えをしてくれるようになった。
きっと,心配だったんだろう。
冬休み内では,私は教習所を卒業することが出来ずに,
続きは春休みにすることにした。

しかし,Yとの関係は続いていた。
きちんと話をしなければいけんない。
そう思った頃,Yは自由登校の時期になり,東京の私の家に遊びに来た。
Yは御飯を作ってくれ,何日か一緒に楽しい時間を過ごした。

460 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:03
Yは私より大人だった。
きっと,吹っ切る為に来たのだ。
最後の日,Yは,
「もう,諦める。楽しかった。ありがとう。」
と言った。
「これ以上,関係をもっていても辛い。何回も気持ちは伝えたけれど,
Tさん(私)は,俺を一番にはしてくれない。」
と言いながら,Yは泣いた。
私も,本当に自分勝手だった。彼の事はとても好きだったが,
Kとはやはり別れる事が出来ないと思っていたからだ。
ここまで散々持て遊んでいながらも,
「出て行く。もう,二度と会わない」
というYに私は泣きながらすがりついた。
そして一晩中Yは,泣く私を抱き締め,頭を撫でてくれていた。

そうこうしているうちに朝になり,Yは帰り支度をはじめた。
その時,家のインターホンが鳴った。
家の前にいたのは,Yがいた期間,
電話にも出ずメールも返さない私を心配して地元からやってきたKであった。

461 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:07
慌てふためく私に対し,Yは落ち着いていた。
玄関を,開けたのだ。
Kは驚きながらも,
『やっぱりな』という顔をした。

私の顔は,泣き晴らした事もあり,散々なものだったと思う。

何も言えない私とKだったが,Yが口を開いた。
「Tさんんの事は凄く好きだった。諦められなくて来てしまった。
でも,Tさんが本当に好きなのはKさんだから。俺はもう帰ります。
すみませんでした。」と。

Kは元々争い事が嫌いな温厚な性格だったので,怒ることもなく。
「解った。気を付けてな」と。言ったのだった。
腹の内はどうだったのか解からないけれど。

Yが去った後,私は不謹慎ながらに泣いた。
Kも泣いていた。
それでも私はDQNだったため,Kの目を盗んでYにメールをした。
「ごめんね。でも,好きだったよ」と。

返事はなかった。

462 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:08
後日談。

Kは少しづつながらも話してくれた。
気付いていたのだと。
でも,言えなかった,と。

それから二年後。
Kは中小企業に就職し,私も地元の会社に就職。
円満に過ごせるかと思っていた。
しかし,Kには夢があった。
当時,まだ20歳だった事もあり,夢があるのは当然だったのかもしれない。
でも,彼はその夢に向かって行く事をしなかった。
なぜなら,その夢はとても難しいものだったから。
Kは私に言った。
「お前はすごく危なっかしい。興味のあるものに次々と手を出す癖がある。
だから,俺は安定した職業でいいと思ってる。
もしもこれから先,おまえが失敗した時にも,
俺が安定していれば,何とか二人で生きていけると思うから」と。

464 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:10
しかし,私はまだ若かったせいもあり,理解出来なかったのだ。
「夢に向かって行く事は,すごいエネルギーがいるの。
その力が自分に無い事の言い訳に私を使わないで!」
なんて事しか言えなかった。
お互いが就職した一年目の秋,私は妊娠した。
Kは,「一緒にがんばろう」と言ってくれた。
しかし,私はまだそんなこと考えられずに,
『おろすよ!!』と言った。
自分の事しか考えられない,まだまだ青い人間だったのだ。

バチが当たったのか,手術の1週間前に,私は流産した。

油汗が流れ,ハンパじゃない出血があったその時,
Kはずっと付いていてくれた。
しかし,私の口から出た言葉は,
「おかあさん!おかあさん呼んで!!!」
だった。

465 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:11
泣きながら訴える私を見て,彼は私の母を呼んでくれた。
母の顔を見た私は,ただひたすら
「おかあさん,ごめんなさい。あたしの事,嫌いにならないで!」
とくり返すばかりだった。

手術は無事終わり,私はまた働きはじめた。
Kはこの事を自分の母にも話していたようだった。
Kのお母さんも,私にとても優しくしてくれた。

聞けば,私の母も,弟と私の間にもう一人いたんだという。
でも,まだまだ私の事で手いっぱいだった母は,おろしたそうだ。
また,Kの母も,今の旦那さん(Kの父)と結婚する前に不倫をしており,
2回程おろした経験があるとの事だった。

二人とも,とても私を大切に扱ってくれた。

466 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:12
もちろん,Kも私を大切にしてくれた。
しかし,今現在。
私はもう,Kとは連絡をとっていない。
あんなことがあっても,親共々受け入れてくれたKを,
私は捨てたのだ。

キッカケは,私が別の人に惚れ込んでしまったから。
ある日突然出会ったその人の前では,Kとの2年間など吹き飛んでしまったのだ。

Kは,「別れたい」という私の言葉に納得しなかった。
そして,そこで私が言ったセリフは,
「あんたのそういう所が嫌なのよ!!」
だった。

元々,私が感じていたKの魅力は,車,酒,タバコなどの,
自分が知らなかった世界を知っている所だったのだろう。
免許も取り,酒もタバコも覚えた私にとって,
Kは,もう当たり前のつまらない存在でしかなかったんだろうか。


467 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:16
それから2年。
Oは,彼氏と幸せらしい。
Yは彼女が出来て,上手くいっていると聞いた。
Kは。解らない。
Kを捨ててまで付き合った人と私は,4カ月で破綻した。

今私は,当時全然知らなかった人と一緒に暮らしている。
幸せだ。
でも,私達はコドモが出来そうもない。
すべてはあの頃。自分がして来た事のツケなのかもしれない。





今大切な人,彼との間にもこれ以上に色々な事があったのだけど,
ウザくなければまた書き込みます。

471 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:22
DQNでスンマソン。
みなさん,女の子が産まれたら,なるべく女子校に
入れない方がいいYO!

472 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 00:25
>>471
あんまり自分を責めるなよ。
それだけ悔やんでいるのなら、それに見合う行動をしなさい。
謝るより、態度で誠意を伝えなさい。


473 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/11/30(土) 02:25
>>472
サンクスコ。
今の彼氏を全身全霊で愛しております。
ここまで痛い思いをしないと大事な事に気付くことが出来なかったんですわ。

今は反省しておりますー。
それから何人かのチンコを見たけれど,みんな同じようなものですな。
今大事な人も仮性包茎でありますわ。

チンコとかって,それほど重要じゃないよね

476 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:02/11/30(土) 19:54
>>467
Kとは何年付き合ったの?


477 名前:467[] 投稿日:02/11/30(土) 23:39
二年弱だよー。

-----3日後-----

485 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:09
ではいきまつ

Kと別れ,次に付き合った人とも長続きはしなかった。
その人に心底惚れ込んでいた私は,あまりのショックで
2週間で8キロ痩せた。

その彼と別れて1月後。
吹っ切る為にも私は引っ越しをし,新しい地で生活を始めた。

彼のそばで暮らしたい。
そう思っていた私は,元いた職場もすでに辞めていて,無職だった。
本当に1からのスタートだった。

新しく暮らし始めた町には,当然友達もいない。
自分で何かを始めなければと思っていた私は,
引っ越して3日目にして仕事を見つけた。
家から歩いて5分の飲み屋。
そこが新しい私の仕事場になった。

486 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:10
そこはとても小さなお店で,社員が3人。
その3人と,日替わりで1人。バイトの女の子が入る。
私の出勤日は,週に3回ほどだった。

それでも,常連さんが多いその店は,
私にとっては,とても居心地が良く,何より彼の事を忘れさせてくれた。

しかし,その頃の私はメチャメチャであった。
出会い系サイト。新聞の勧誘員。ナンパ。
誘われれば誰にでも付いていっていた。

どの人も,私と寝た後に,『付き合おう』と言った。
それでも私はそれに応じなかった。
男の人が信じられなくなっていたのだ。
もう,どうでも良かった。

こんな私が飲み屋で働く。
私がお客さんに誘われるまで,時間はかからなかった。

487 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:11
その店は,50代の女店長と,20代の男性二人が社員だった。
日替わりで入る女の子は,10代~20代前半。
つまり,バイトの女の子は客寄せのホステスもどきだったのだった。
そして,この男性社員の一人Aが,後に修羅場の中心人物となる人間だった。

自暴自棄になっていた私は,
仕事が終わってから毎日のように酒を飲んでいた。

その日も,私は仕事を終え,
いつものように客にお酒を飲ませてもらっていた。
常連のその人は,どの女の子も均等に扱い,
恋愛感情はなかったが,いい人だな,と思っていた。

気が付くと,店は閉店の時間になっていて,
店に残っているのは私とお客さん。そして,Aの3人だった。
しばらく3人で飲み,その後「まだ飲み足りない」という
結論に達した私達は,近くの居酒屋に移動した。

3人で楽しく過ごし,解散した。
その直後。
私の携帯が鳴った。
Aからの電話であった。
そして,その日Aは私の家に泊まっていった。

488 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:12
さすがに飲み過ぎていた事もあり,
また,仕事上の上司と言う事もあり,その日は何もなかった。

それに,私は前の彼の事を忘れていなかった。
それからAは,何回も私の家に泊まりに来た。
でも何も無い。
何度も会ううちに,色んな話をした。
そして気を許してしまった私は,
とうとう前の彼氏の話を泣きながらAにしてしまったのだ。

その話をずっと聞いていてくれたAに,私は少しずつ惹かれて行き,
そして関係を持った。

それが,Aのやり方だとは,その時は全く気付いていなかった。

491 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:14
始めから,話は少しおかしかった。
その時から,Aには私の他に3人女がいた。
それは,Aが自分で話した事だ。

私も特にAと付き合いたいと思っていた訳ではなかったので,気にならなかった。
私はそれまでと同じように,誰かれ構わず付いて行く癖があったし,
そういうものなのかな,と思っていたから。

しかし,しばらくしてAは私を束縛し始めた。
男と遊ぶ事は許されなくなった。
それが例え友達であっても。
私は納得がいかず反発した。
「何で彼氏でもないあんたにそんな事言われなきゃなんない訳!?」と。
すると,Aは私とちゃんと付き合いたいと言い,
他の3人の女とは手を切ると約束した。

お互い納得しあい,私達は付き合う事になった。

492 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:15
仕事場ではもちろん立場上秘密ではあったものの,
それからは普通に幸せだった。
Aは私の家に転がり込むようになり,荷物もだんだんと増えていった。

そしてそれから2月後。
新しいアルバイトの女の子が入って来た。
彼女はたまたま私と同じ歳の大学生。
先輩として私が彼女(B)に仕事を教える事になった。
同じ歳という事もあり,私達は自然と仲良くなっていった。
Bから深夜電話があり,仕事の事で質問があれば何でも答えた。
彼氏と上手くいっていないと言えば,相談にものった。
新しい生活を始め,近くに友達がいなかった私にとって,
Bと仲良くなれる事は,とても嬉しい事だったから。

493 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:16
その頃は丁度夏で,Aは友達と海に行っていたりしていたが,
私はもともと肌が弱い体質の為,一緒に行く事はなかった。

そして,9月。
私の誕生日があり,Aは一緒に祝ってくれた。
そして,私の誕生日の2日後。
バイト先のメンバー,バイト3人(私,B,もう1人)と
男性社員(A,同僚Cさん)の5人で焼肉に行く事になった。

一次回の焼肉を終え,私とBはカラオケに行きたいとだだをこねた。
しかし,私達以外は誰も乗って来る事はなく,
私とBの二人でカラオケに行く事になった。
1次回焼肉。
2次回カラオケ。
そして私達は意気投合し,3次回で再び居酒屋に行った。

すでに腹も割れていた事もあり,私はAとの関係を
Bになら言っても良いかも知れないと思っていた。
そして,それをBに告げた時。
Bが言った言葉,それは,

「え…?!最近ウチに来てるよ…」

だったのだ。

494 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:17
その時全てが繋がった。
Bが入るずっと前。私と入れ代わりで辞めて行った女の子がいた。
その子と私もとても仲が良かった。
そして,私はその子にもAとの話をした。
彼女は笑って聞いていたが,それから連絡が付かなくなっていたのだ。

それと,とても可愛いのに,彼氏がいないという先に帰ったバイトの女の子。
なぜ彼女がいつもクールで,そしてAが彼女の家の場所を知っていたのかも。

Aはそうやって,バイトに来る女の子全てに手を出している男だったのだ。

そして,私達バイトが男性客寄せだったように,
Aは,女性客に対して色恋営業をしていたのだ。

495 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:18
私は一瞬にして頭の中がパニックになっていた。
冷静でいようと思っても,そうはいかない。
Bに1万円を渡し,居酒屋をでた。
そして,すぐにAに電話をかけた。

電話は繋がったが,Aは今出かけていて,私と会う事は出来ないと言った。
しかし,私とBが一緒にいた事は解っていたためか,
何が起きているのかについては察知しているようだった。
「明日の昼に行くよ」
そうAに言われ,私は号泣しながら家に帰った。

その時,Kの事が頭をよぎった。
私は簡単に人を捨てた。その報いなのかもしれない。

その日はもちろん眠る事など出来なかった。

496 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:19
深夜,私の携帯が鳴った。
Bからであった。
そして私達は駅前のベンチで再会した。
前にも書いたように,Bには彼氏がいた。
Bにとっては彼氏と上手くいっていなかった事での
単なる浮気という気持ちだったそうだ。

そこで私は知ったのだが,Aが友達と行くと言っていた海。
一緒に行ったのはBだったのだ。
そして,夕べ私の家に来なかったAは,Bと過ごしていたのだということも。
私の誕生日の翌日だったにも関わらず。

ひとしきり話し,Bはずっと私に謝っていてくれた。

そして3時間程話した後,私達は解散した。

497 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:20
そして一睡もせずに,私はAが尋ねて来るのをまっていた。
その間,溜まりつつあったAの荷物を全てまとめた。
昼過ぎ。Aは家にやってきた。
私は荷物を差し出し,
「どうするのか決めて」と言う事しかできなかった。
Aは全てを白状した。
私とB。実はその他にも一人いたことを。
その女性は,お客さんの一人だった。

Aは,「1週間時間が欲しい」と言い,仕事に行く為に出ていった。
その日,バイトに入るのはBだった。
もちろん私は気が気ではない。

498 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:20
仕事が終わる頃,Aから電話があった。
「Bとも話をしなきゃならないから,話をしてくる。終わったら連絡する」
と。

私は気が狂いそうにないながらも,ずっとまっていた。
しかし,明け方6時になっても連絡は無い。
Aに電話しても,Bに電話しても出ない。

たまらず,Bの家の近くの駅のベンチの所へ行った。
その時,私の携帯はもう電池がほとんど無かった。

2回程Bに電話をかけた時,Bは出た。
私「どうなったの?話したの?」
B「何か途中まで話したんだけど,疲れたとか言って寝ちゃった…」

私もそれまでは,Bが悪い訳じゃ無いと思って我慢していた。
しかし,その一言でブチ切れた。

私の気持ちを察したのか,Bは私がいる所まで一人でやって来た。

499 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:21
私は既にその時,丸二日以上寝ていなかった事もあり,
かなり殺気だっていた。

「信じられない!どういうつもりなの?!
もし私がBの立場だったらぶん殴っても起こして帰らせるよ!!」

するとBは,
「ごめん。言いたい事は解る。
でも,私ももうAのことが好きになってたのかもしれない」と言った。

でも,もうそんなの許せなかった。
Bは,起こしてすぐに帰るように言うよ,と言ってくれた。
私は,
「じゃあ,駅前で私がまってるから,出たら電話するように言って」
と伝言してもらう事にした。

それから30分待っても,連絡は無かった。

500 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:22
500げと

501 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:02/12/03(火) 00:22
>>500
わらた


502 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:22
私はもう何が何だか解らなくなり,一人で家に帰る事にした。
呆然としながら家に付いたその時。
私は家のカギを紛失している事に気が付いた。

私は財布にカギを付けていて,その財布ごと無い。
Bを駅前で待つ間,私はお茶を買っていた。
そこで置いて来てしまったのだ。

だるい身体を必死に動かし,履いていたミュールを脱ぎ
駅への道を走った。
時間的に,もうあたりは出勤するサラリーマンやら学生やらが歩いている商店街をである。
さぞかし恐ろしい絵であったろうに。

着いた時。
もうそこに私の財布は無かった。
そして携帯の電源は今にも切れそうな状態だ。

504 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:23
必死に電話をした。
Aも,Bも出ない。
Aは合鍵を持っていた。Aにあえない限り,私は家に入る事も出来ない。
体力的にも精神的にももう限界だ。

その時Bから電話があった。
「今,話が終わったよ。電話するって言ってた」
Bがそう言った瞬間,電源が落ちた。

そして,呆然とする私の前にAが立っていた。
憎らしくて,言いたい事も沢山あったはずなのに,
それまで我慢してきたものが抑え切れ無くなり,
私は
「どうしよう,お財布も,カギも,全部なくなっちゃったの
どうしたらいいのか解らない。あたしは,どうしたらいいの??!」
と,号泣してすがるばかりしかできなかった。

505 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:24
Aは,私の手を引き,交番に連れて行った。
そこで全ての手続きをしたあと,カギを渡し,先に帰るよう言った。
家に入る事が出来た私は,携帯の電源を入れ,
銀行でキャッシュカードを止めてもらう手続きをした。
その30分後,近辺を捜しまわったAが家に帰って来た。

私はもう3日近く食べず寝ずの生活だったため,
Aは御飯を買ってきてくれて,泣きじゃくる私を抱き締め
眠るように言った。

勝手なことかもしれないけれど,
その時の私には,情けない事にAしか頼る人がいなかったのだ。

その後。
私達はきちんと話し合いをした。
そして,Aも改め,今度こそきちんと精算すると言い,私もそれを信じる事にした。
Bとは,もう仲良くは出来なかった。

506 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:25
後日談。
それからは,Aは毎日私の家に帰って来るようになり,
仲良く生活を始めるようになった。

でも,今思えば私は弱かったのだと思うし,
人間そんなに簡単に変わるはずないのだろう。
それを理解するのはもう少し後の事です。

とりあえずおしまい。
長くなってしまってスマソです。

509 名前:477[] 投稿日:02/12/03(火) 00:30
どもーおつき合いありが・

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