2011.07.20(Wed) 【◇90-◇99】
◇99 君を自転車の後ろに乗せて。
149 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 11:37:30 ID:WL8LeGl+0 [1/3]
ぬるめ。
登場人物
・A男(俺男の後輩)
・B子(派遣事務員)
・C太(B子の関係者)
・俺男(A男とペアで行動することが多い)
これまで女っ気ゼロだったうちの職場に新しくB子という派遣事務員が入った。
B子は大人しい子で、髪も染めていないし、化粧もファンデーションをうっすら、服は機能性重視。黙々と仕事をこなす。
まあ決して美人ではないが、あたりのやわらかい感じで、脂の抜けたおっさんが「息子の嫁にしたい」ってタイプ。
A男「B子って絶対処女ですよね!」
俺男「なんで言い切れるんだ。本人に聞いたのか?」
A男「それがなんか誤魔化されちゃってー」
俺男「聞いたのか!?」
A男「いやいやさすがにズバリ「処女なの?」とは聞いてないですよ。彼氏いるかどうか聞いたらいないって言ったから」
俺男「『今は』いないだけかもしれんがな」
A男「いやーあれは絶対彼氏いない暦=年齢ですって!」
A男はB子がお気に召したらしく、隣の席に配置されたB子に事あるごとに話しかけていた。
データ入力中だろうが書類整理中だろうがお構いなし。
B子がちょっと困ってる感じだったので、俺男は「仕事中に話しかけると気が散るだろうから控えろ」と釘を刺した。
だが「隣の机に女の子が座ってるなんて、中学以来なんですよねーなんか舞い上がっちゃってー」
と浮かれるA男の耳には右から左だった。ちなみにA男は、本人いわく素人童貞。
数日後、俺とA男が出先から会社に戻ったら、ちょうどB子が携帯電話で電話しながら帰っていくところだった。
お互いに「お疲れ様」とすれ違ったんだが、隣のA男が突然「ハァ!?」と素っ頓狂な声を出した。
俺男「いきなりどうした?」
A男「B子、今「C太」って言いましたよ!」
俺男「C太?お前の知り合い?」
A男「違いますよ!電話の相手、男ですよ!この前は彼氏いないって言ったのに!」
俺男「昨日から付き合い始めたんじゃないのか」(笑い話っぽく)
A男「タメ口でしゃべってたし!」
俺男「そりゃお前、いくらB子でもプライベートまで敬語はナシだろうよ」
次の日、A男のB子への態度がころりと変わった。
B子に対してだけ不機嫌そうな口調。
データ入力を頼む時、わざと大きな音を立ててファイルを置く。
B子が「皆さんご自由にどうぞ」と自腹で冷蔵庫に常備しているアイスコーヒーを飲んでマズイと文句をつける。
冷房に弱いらしいB子がカーディガンを羽織って寒そうにしているのにさらに温度を下げる。
俺はこの猛暑の中外で働いてるのに、B子は一日中冷房の効いた部屋にいれていいよねーと嫌味を言う。
B子はなんでもないような顔をしていたが、俺男や同僚が見かねて昼食の席でちょっとキツめに注意した。
A男は「えー俺そんな態度悪かったですか?B子さんに悪いことしちゃったなー」とはぐらかし、午後からはまあ普通の
態度に戻った。
そしたらその日の夕方、噂のC太がB子を迎えに来ていた。
またしてもB子と入れ替わりで会社に戻ってきた俺男とA男、ばっちり目撃。
C太はB子と同い年ぐらいで、思わずまじまじ眺めてしまった俺にぺこりと会釈してくれた。
B子が出て来るとニコニコしながら手を振って、B子もC太を見つけて嬉しそうに駆け寄った。
そしたらA男が二人を指差していきなり大笑いし始めた。
151 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 11:44:55 ID:WL8LeGl+0 [3/3]
A男「ちょ、自転車ってwwwいい年して自転車でお迎えってwww
ていうかこんな時間(五時)に迎えに来れるなんて、彼氏ひょっとしてニート?www」
C男が不愉快そうな顔をしたのでいい加減怒鳴りつけて黙らせるべきか、と俺男が息を吸い込んだところで、
B子がC太の後ろに座って、ぎゅーっと背中にしがみついた。
B子「ねえC太ーおなかすいたよー早くご飯いこうよー」
C太「ん、そっすねー。そんじゃ、俺らこれで失礼しまーす」
B子「俺男さんA男さん、どうもお疲れ様でした」(キリッ)
C太「さーて今日はガンガン飲んでイヤなことふっとばしましょー」
B子「そうしましょー」
B子達は『耳をす●せば』みたいに仲良く二人乗りして去って行った。
悔しそうに何度も舌打ちを繰り返すA男の肩を叩き、牛丼をおごってやった。
次の日からA男はB子と必要最低限の会話しかしなくなったが、勤務時間中のオフィスではそれが当然だし、
B子もその方が気が楽そうだったので放置中。
A男はどうも本気で処女信者だったみたいで、
C太といちゃつくB子を見て「あーこりゃヤってるわ」と一気に冷めたらしい。
ちなみにB子にこっそり「あのC太って彼氏なの?」と聞いたら「いえ、弟です」だとさ。
152 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 11:48:40 ID:xOcF7xA80
自転車二人乗りで通報しますた
----------◇101
71 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 16:46:28 ID:g6/Z7J+t0 [1/2]
過去スレにて処女厨A男について書き込んだ者です。
ちょっとした後日談があったのでひっそり投下。
A男:処女厨。「絶対処女だ」とB子に粘着していたが鎮火。
B子:地味めの派遣事務員。
C太:B子の弟。
嫁子:B子の上司で俺男の嫁。
俺男:A男の先輩。
B子にC太について聞いた時、その席にB子の上司であり俺の嫁である嫁子も同席していた。
俺男と嫁子が理由は濁しつつ「社内ではC太=彼氏って事にしておいた方がいい」と言うと、
B子がでっかい溜息を吐いた。
その反応が気になったので詳しく聞いてみると、これまでにも同じような事が何回かあったらしい。
・A男と同じタイプの男からアプローチ(はっきり「付き合って」とは言わず、遠まわしに俺の気持ちを
察しろよ攻撃)をされる。
・B子にはその気がないのでかわしているうちに、「もったいぶるなよ。お前みたいな地味な女相手に
するのは俺ぐらいなんだぞ」と逆切れし、B子がはっきり付き合う意思はないと断ると、一転して攻撃
的になり職場でもあからさまに嫌がらせしてくる。
・実はA男で四人目。
・二人目のD男は特にセクハラ(肩揉み強要・「B子のためにお菓子を買ってきたから俺の目の前で
俺だと思って味わって食べて」発言・しつこく夕食に誘う・携帯盗み見など)がひどかった。B子が
断ると上記のように逆切れてエスカレート。
73 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 16:53:42 ID:g6/Z7J+t0 [2/2]
・耐え切れず上司に相談したが、悪い意味でアットホームな社風だったのですぐ社員全員に筒抜け
になり「D男はフレンドリーな奴だから」「B子に早く仕事を覚えてほしいから厳しくしてるだけ」など
総じて「B子が悪くとりすぎ」というような対応だった。
・しまいにはD男をかわいがっていた女性社員(年上でバツイチ)からも「つまり自分は魔性の女(笑)
で、もてあそんで捨てたD男から復讐されてるとでも言いたいの(笑)?言いにくいけど自意識過剰
ってやつだと思うよあんた地味だし(笑)」と攻撃されるようになった。
・それ以来、服装や化粧を地味一辺倒にし、会話は必要最低限、仕事が終わったらすぐ帰宅し接点
を持たない、という風に徹底。
・だが努力も空しく、今回もA男という同パターン男とエンカウント。
話を聞いて俺男も嫁子もB子に同情しきり。
上司としてA男を抑えられなかったことを謝罪。
嫁子がぶっちゃけて「A男が大人しくなったのは、C太はB子の彼氏=B子は非処女と誤解したから」
と話すと、
「次にまた同じようなことがあったら、本格的にC太に彼氏の振りをさせます」と苦笑していた。
B子はうちとの派遣契約は更新しないつもりだと言っていた。
せめて次の職場には同じような男がいない事を全力で祈る。
ぬるめ。
登場人物
・A男(俺男の後輩)
・B子(派遣事務員)
・C太(B子の関係者)
・俺男(A男とペアで行動することが多い)
これまで女っ気ゼロだったうちの職場に新しくB子という派遣事務員が入った。
B子は大人しい子で、髪も染めていないし、化粧もファンデーションをうっすら、服は機能性重視。黙々と仕事をこなす。
まあ決して美人ではないが、あたりのやわらかい感じで、脂の抜けたおっさんが「息子の嫁にしたい」ってタイプ。
A男「B子って絶対処女ですよね!」
俺男「なんで言い切れるんだ。本人に聞いたのか?」
A男「それがなんか誤魔化されちゃってー」
俺男「聞いたのか!?」
A男「いやいやさすがにズバリ「処女なの?」とは聞いてないですよ。彼氏いるかどうか聞いたらいないって言ったから」
俺男「『今は』いないだけかもしれんがな」
A男「いやーあれは絶対彼氏いない暦=年齢ですって!」
A男はB子がお気に召したらしく、隣の席に配置されたB子に事あるごとに話しかけていた。
データ入力中だろうが書類整理中だろうがお構いなし。
B子がちょっと困ってる感じだったので、俺男は「仕事中に話しかけると気が散るだろうから控えろ」と釘を刺した。
だが「隣の机に女の子が座ってるなんて、中学以来なんですよねーなんか舞い上がっちゃってー」
と浮かれるA男の耳には右から左だった。ちなみにA男は、本人いわく素人童貞。
数日後、俺とA男が出先から会社に戻ったら、ちょうどB子が携帯電話で電話しながら帰っていくところだった。
お互いに「お疲れ様」とすれ違ったんだが、隣のA男が突然「ハァ!?」と素っ頓狂な声を出した。
150 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 11:40:19 ID:WL8LeGl+0 [2/3]
俺男「いきなりどうした?」
A男「B子、今「C太」って言いましたよ!」
俺男「C太?お前の知り合い?」
A男「違いますよ!電話の相手、男ですよ!この前は彼氏いないって言ったのに!」
俺男「昨日から付き合い始めたんじゃないのか」(笑い話っぽく)
A男「タメ口でしゃべってたし!」
俺男「そりゃお前、いくらB子でもプライベートまで敬語はナシだろうよ」
次の日、A男のB子への態度がころりと変わった。
B子に対してだけ不機嫌そうな口調。
データ入力を頼む時、わざと大きな音を立ててファイルを置く。
B子が「皆さんご自由にどうぞ」と自腹で冷蔵庫に常備しているアイスコーヒーを飲んでマズイと文句をつける。
冷房に弱いらしいB子がカーディガンを羽織って寒そうにしているのにさらに温度を下げる。
俺はこの猛暑の中外で働いてるのに、B子は一日中冷房の効いた部屋にいれていいよねーと嫌味を言う。
B子はなんでもないような顔をしていたが、俺男や同僚が見かねて昼食の席でちょっとキツめに注意した。
A男は「えー俺そんな態度悪かったですか?B子さんに悪いことしちゃったなー」とはぐらかし、午後からはまあ普通の
態度に戻った。
そしたらその日の夕方、噂のC太がB子を迎えに来ていた。
またしてもB子と入れ替わりで会社に戻ってきた俺男とA男、ばっちり目撃。
C太はB子と同い年ぐらいで、思わずまじまじ眺めてしまった俺にぺこりと会釈してくれた。
B子が出て来るとニコニコしながら手を振って、B子もC太を見つけて嬉しそうに駆け寄った。
そしたらA男が二人を指差していきなり大笑いし始めた。
151 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 11:44:55 ID:WL8LeGl+0 [3/3]
A男「ちょ、自転車ってwwwいい年して自転車でお迎えってwww
ていうかこんな時間(五時)に迎えに来れるなんて、彼氏ひょっとしてニート?www」
C男が不愉快そうな顔をしたのでいい加減怒鳴りつけて黙らせるべきか、と俺男が息を吸い込んだところで、
B子がC太の後ろに座って、ぎゅーっと背中にしがみついた。
B子「ねえC太ーおなかすいたよー早くご飯いこうよー」
C太「ん、そっすねー。そんじゃ、俺らこれで失礼しまーす」
B子「俺男さんA男さん、どうもお疲れ様でした」(キリッ)
C太「さーて今日はガンガン飲んでイヤなことふっとばしましょー」
B子「そうしましょー」
B子達は『耳をす●せば』みたいに仲良く二人乗りして去って行った。
悔しそうに何度も舌打ちを繰り返すA男の肩を叩き、牛丼をおごってやった。
次の日からA男はB子と必要最低限の会話しかしなくなったが、勤務時間中のオフィスではそれが当然だし、
B子もその方が気が楽そうだったので放置中。
A男はどうも本気で処女信者だったみたいで、
C太といちゃつくB子を見て「あーこりゃヤってるわ」と一気に冷めたらしい。
ちなみにB子にこっそり「あのC太って彼氏なの?」と聞いたら「いえ、弟です」だとさ。
152 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/08/10(火) 11:48:40 ID:xOcF7xA80
自転車二人乗りで通報しますた
----------◇101
71 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 16:46:28 ID:g6/Z7J+t0 [1/2]
過去スレにて処女厨A男について書き込んだ者です。
ちょっとした後日談があったのでひっそり投下。
A男:処女厨。「絶対処女だ」とB子に粘着していたが鎮火。
B子:地味めの派遣事務員。
C太:B子の弟。
嫁子:B子の上司で俺男の嫁。
俺男:A男の先輩。
B子にC太について聞いた時、その席にB子の上司であり俺の嫁である嫁子も同席していた。
俺男と嫁子が理由は濁しつつ「社内ではC太=彼氏って事にしておいた方がいい」と言うと、
B子がでっかい溜息を吐いた。
その反応が気になったので詳しく聞いてみると、これまでにも同じような事が何回かあったらしい。
・A男と同じタイプの男からアプローチ(はっきり「付き合って」とは言わず、遠まわしに俺の気持ちを
察しろよ攻撃)をされる。
・B子にはその気がないのでかわしているうちに、「もったいぶるなよ。お前みたいな地味な女相手に
するのは俺ぐらいなんだぞ」と逆切れし、B子がはっきり付き合う意思はないと断ると、一転して攻撃
的になり職場でもあからさまに嫌がらせしてくる。
・実はA男で四人目。
・二人目のD男は特にセクハラ(肩揉み強要・「B子のためにお菓子を買ってきたから俺の目の前で
俺だと思って味わって食べて」発言・しつこく夕食に誘う・携帯盗み見など)がひどかった。B子が
断ると上記のように逆切れてエスカレート。
73 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 16:53:42 ID:g6/Z7J+t0 [2/2]
・耐え切れず上司に相談したが、悪い意味でアットホームな社風だったのですぐ社員全員に筒抜け
になり「D男はフレンドリーな奴だから」「B子に早く仕事を覚えてほしいから厳しくしてるだけ」など
総じて「B子が悪くとりすぎ」というような対応だった。
・しまいにはD男をかわいがっていた女性社員(年上でバツイチ)からも「つまり自分は魔性の女(笑)
で、もてあそんで捨てたD男から復讐されてるとでも言いたいの(笑)?言いにくいけど自意識過剰
ってやつだと思うよあんた地味だし(笑)」と攻撃されるようになった。
・それ以来、服装や化粧を地味一辺倒にし、会話は必要最低限、仕事が終わったらすぐ帰宅し接点
を持たない、という風に徹底。
・だが努力も空しく、今回もA男という同パターン男とエンカウント。
話を聞いて俺男も嫁子もB子に同情しきり。
上司としてA男を抑えられなかったことを謝罪。
嫁子がぶっちゃけて「A男が大人しくなったのは、C太はB子の彼氏=B子は非処女と誤解したから」
と話すと、
「次にまた同じようなことがあったら、本格的にC太に彼氏の振りをさせます」と苦笑していた。
B子はうちとの派遣契約は更新しないつもりだと言っていた。
せめて次の職場には同じような男がいない事を全力で祈る。