2011.07.23(Sat) 【◇100-◇109】
◇101 キュン…ッ!
344 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2010/09/17(金) 05:02:38 ID:8mOmJxSm0 [1/7]
眠れないので夜中にこっそり投下。
俺男=ごく普通の男。焼き鳥居酒屋でバイト。
彼女=背が高くてスレンダーな感じ。酒に弱い。
A男=幼馴染。高身長、イケメン。
当時高校生だった俺達。
俺男と彼女は同じ高校で、親友のA男は違った。
だが全員同じ町の幼馴染で地元に帰る経由駅も同じだったので
よく同じ電車に乗り合わせて他愛もないことをしゃべりながら帰ったり
そのままA男の家に遊びに行ったりしていた。
その内A男にスカイプを勧められた。
俺と彼女はすぐにヘッドセットを買って、家に帰ってからも
七時頃から三人でオンラインゲームをしながら喋るようになった。
しかし俺は夜のバイトのために居合わせないことが度々あった。
するとなぜか、A男は俺が話しかけても気まずそうな
態度をとるようになっていった。
でも俺は深く考えない性格のため何も気にしていなかった。
345 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:05:49 ID:8mOmJxSm0 [2/7]
ある日、彼女の家に遊びに行くと相談を持ちかけられた。
「スカイプで、その人友達なんだけど
突然付き合おうって言われた。断ったのに諦めてくれないの。」
俺も彼女も何人か他の男友達とスカイプをしていたので
親友だと思っていたA男の事は疑わず、
過去に彼女に告白をした男がまた彼女を狙っているんだと思った。
「またかよ。あいつも懲りねえなあ。」
「…うん。何度も断ってるのに、どうしたら諦めてくれるかな。」
彼女の最初の沈黙が引っかかったが、やっぱり俺は気にしなかった。
とりあえず彼女には「気が無いことを伝えて、相手にするなよ」
というような事を言って、その後は二人で仲良くお菓子作ったりして
もうその話は出なかった。
クリスマスになった。24日、彼女と俺は
彼女宅でケーキを食べプレゼント交換をした後
二人で地元のの田んぼのあぜ道を手つないで
田舎らしい満天の星空見ながら散歩してた。
バイト先の前を通りかかった時、
母の友人であるオーナーさんに「せっかくだから
25日に彼女とA男と友達数人連れておいで、割引するから」
と誘われた。
彼女にはその場でOKをもらい
帰ってメールを送ると、A男も友達も来るという事だった。
次の日バイト先の団体用個室を一部屋借りて、皆で騒いだ。
彼女は女友達とプレゼント交換。
俺は友達の相手しながら食器を下げたり料理運んだり。
ちなみに全員高校生なので酒は出さない約束だった。
皆最初は騒いだが、満腹になってくると落ち着いてきて
だべり大会となった。
彼女はA男の横に居たのだが、
俺が席から離れているオーナーと喋りながら
ちらっと彼女を見るとなぜだか顔が赤くてへろへろだった。
347 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:08:48 ID:8mOmJxSm0 [4/7]
あれ?と思った俺は席を見回すと何人かどうやら酔ってるようだ。
注文内容を確認したが酒はない。
しかし、新人の子に「もしかしてあの席にお酒運んだ?」
と聞いてみると
「はい、マンゴオレンジと~(名前忘れた)じゃなかったんスか?」
「いやいや、お酒は頼んでないよ。他の席の注文確認して」
隣の客の注文内容を確認して
何やら謝って、新人が戻ってきた。
そして俺に
「すんません席間違えました!!」
俺は「しゃーないしいいよ、でも次はお酒運ばないようにね」と言って
自分の友達がいる個室に戻った。
彼女の横に戻ると、彼女は顔真っ赤。
横のA男もかなり赤い。
彼女は俺に気づいて「俺くん、おかえりー。」と
まわってない舌で言って、「好きだよー」と突然抱きついてきた。
周りの友達がはやし立てた。
俺は嬉しかったが何より恥ずかしかったので
こら、と言いながら元通り座らせようとした。
が、俺が口を開かないうちにいきなりA男がぐっと彼女の腕をつかんだ。
348 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:13:43 ID:8mOmJxSm0 [5/7]
「んー?」と彼女がA男を振り向く。
俺もA男を見ると、A男は見たこともないような
怒りの表情で彼女の腕をつかんでいた。
「A男?」と俺が話しかける。途端A男が
彼女を俺からひきはがしてそのまま抱きしめた。
「なんで俺男なんだ!なんでオレじゃないんだ!」
俺唖然。
彼女の方はよくわかっていないようで
「A男くん?やめてー」とクスクス笑いが止まらないようだった。
笑われたことが不満だったのか、A男は突然大声で怒鳴った。
「なんで笑うんだ!!俺男よりオレの方が何倍も…」
途端、いきなりA男が横に吹っ飛んだ。
壁に頭が当たってゴッと音がしてすごく痛そうだった。
俺ポカーン。友達ポカーン。
彼女の方は両腕を横にピーンと伸ばしていた。
どうやら彼女が思いっきり両手でA男を押したようだった。
彼女だけ不機嫌そうに「うるさいー」と言うと
手羽先を皿から取ってもぐもぐしはじめた。
壁のそばでA男はうなっていたかと思うと静かになった。
俺と友達が焦ってA男のそばによると、A男は寝てた。
彼女の横に戻って顔を覗きこむと何事もなかったように
手羽先の骨から取れにくい身と闘っていた。
それを見た友達はげらげら笑っていて、無事にお開きになった。
352 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 06:24:56 ID:LMBWEwag0
数時間後にすみません、寝てました。と言うレスがあったとさ
353 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 06:32:04 ID:8mOmJxSm0 [6/7]
連投ひっかかって寝てしまいました。すんません。
俺と酔いのさめた彼女は半分寝ているA男をかついでというか
肩を持ってひきずってA男宅へと向かった。
あとA男の家まで50mぐらいのところで、俺はいきなり
A男に首を絞められた。
突然の事にわけもわからず暴れて引きはがそうとする俺。
「彼女は俺のだ!!わかったか!?わかったか!?」
と力を込めながら怒鳴るA男。
息が限界になってきて、本気で死ぬ!!と思った瞬間
ふっと首が楽になり、俺は吐きそうなほど咳き込んだ。
A男を見るとお尻を突き上げたような恰好で、
そのイケメンな顔が鼻の下を変に伸ばして
目は変な上目遣いで、歯を食いしばって…
股間を彼女にうしろからわしづかみにされていた。
「あが…うおおおっ!!!」みたいな声を上げて悶えるA男。
彼女は股間を握ったまま、「ねえ、もう諦める?諦めるよね?」
と力をぐっぐっと入れてにこにこした。
A男は「はい!!はい!!やめて!!お願いやめふじこふじこ」
というような言葉を必死に叫んでいて、
股間を離された後は顔をぐちゃぐちゃにしてぐすぐす泣いていた。
なんだか俺はかわいそうになって背中をさすりながら
家まで送ってやった。
355 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 06:37:00 ID:8mOmJxSm0 [7/7]
それからA男は俺や彼女に気を遣うようになって
駅でみかけても自分からホームの奥の方に行ってしまうようになった。
友達に聞くとあの後からなぜか
エロゲオタになってしまったらしい。
夜中なのに支援ありがとうございました。
寝てしまってすみませんでした…。
>>352
流石です。
356 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 07:50:03 ID:ANYrojxY0
>>327
彼は実在しない、想像上の人物に過ぎないのではないでしょうか
と思ってしまった
357 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 08:09:38 ID:mCn3nCp70
>>344乙
彼女すげーなw
今はもう付き合ってないの?
358 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 08:17:59 ID:3kXbivwvI [1/2]
携帯からすみません
>>357
付き合ってますよ。今年で六年めかな。
彼女には他にも色んな修羅場で
助けられて頭が上がりません
360 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:04:01 ID:WXf9oL3P0
そろそろ結婚?
361 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:20:15 ID:RJ4tTqKM0
いろんな修羅場って…
さりげなく凄いこと言ってないかw
362 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:27:47 ID:Dyu0t/rw0
>力をぐっぐっと入れてにこにこした。
>A男は「はい!!はい!!やめて!!お願いやめふじこふじこ」
バロスw
363 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:36:12 ID:s6GDIKIl0
やー、酒に弱いってことで、
彼女に横恋慕してたA男が酔わせて……
という展開かと思いきや。
364 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:48:37 ID:iIfImcd50 [1/3]
良い彼女だ。おまいも良い奴だ。
とっとと結婚しちまえwwwwww
365 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:51:14 ID:qd6RmvXcO [1/3]
>>363 そうじゃないの?
店員は飲み物持っていった時に確認するだろうし
たまたま二つ間違えたのをたまたまAと彼女が飲んだ、ってのもなぁ
新人がバイト先の先輩と親友らしき人、のAからこっそり頼まれたんだと思ってた
366 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:19:28 ID:fVGirHLo0
>>358
>色んな修羅場kwsk
367 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:30:06 ID:Y0nUgI6Q0
酔った状態でもしっかり否定する彼女さん可愛いと思ったw
大事にしなよー!
368 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:35:53 ID:Iif7OEv3O
結局なぜこうなったかっていう理由を聞かなかったのかな?
369 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:56:15 ID:on8t3Fkn0
320ほどに愛されてみたいものです…
370 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 12:59:45 ID:i4tGmcrOO
ずいぶん亀なんだが
>>83さんのように自殺しようとした人って
そのあとは自殺の件についてどう思うんだろな?
触れてほしくないのか、それとも触れてほしいのか
慰められたいのか、責められたいのか
83の彼氏のようにあっさりしてた方がいいのか、真剣に話し合った方がいいのか
スマン、スレチだったな
友人が自殺未遂して、どう対応していいかわかんなかったんだ
371 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 13:32:18 ID:COI/o2rL0
>>370
うん。スレチうざいから向こう行ってね。
◆修羅場◆スレ休憩所48
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/ex/1284030001/
372 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 13:37:50 ID:3kXbivwvI [2/2]
ありがとう。
大事にします。
中3から付き合って六年なので
彼女の大学卒業後に何かすごいプロポーズを
したいと考えています。
書いてもいいと言っていただけたら
他の修羅場の方は休憩所に書きます
----------◆48
141 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 15:14:12 ID:3kXbivwvI [1/2]
本スレ>>344です。
許可が出たので
彼女に救われた修羅場を書きます。
俺男=本スレ参照
彼女=同上
ナル子=彼女と同じサークルの友達
ナル彼=ナル子の彼氏
彼女が大学二年になった時の話。
俺は彼女に誘われて、
彼女の所属しているサークルを見に行った。
彼女のサークルは女が多く、男は女の3分の1ぐらいだった。
そこで、適当に挨拶すると
わっと女の子に囲まれて質問攻めに遭った。
びびった俺はなるべく全員の質問に答える事に努めながらも、早く抜け出せる事を祈っていた。
彼女に助けを求めたが逆に「がんばれ!」
と笑われてしまった。
やっとばらばらと女の子達が
離れていってほっとしたが
なぜだか1人だけは俺に話しかけつづけていて
断る事もできず応じていた。
146 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 15:51:21 ID:3kXbivwvI [2/2]
携帯からなので遅い上に改行が
変かもしれません。
その子がナル子だった。
胸元の開いた服でやけに身を乗り出し上目遣いで
声は明らかに作ってる。
第一印象からでも
なんとなくナルシストっぽいと
思わせた。
そんなナル子の話す事は自分の自慢と彼女のドジのことばかり。
「あたしね、実はモデルだったの~!ファンが多くて大変だった~」
「彼女ってさあドジばっかするんだぁ~wこの前も○○でねw」
「彼女っておかしな事ばっか言うのぉ~w」
ナル子の自分語り俺はどうでもよかったが
彼女のサークルでの話は聞きたかったので、そうかー彼女可愛いじゃんとか思いながらにこにこ話を聞いていた。
155 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 19:47:39 ID:8mOmJxSm0 [1/7]
彼女の父親に呼ばれて飯食ってました。
投下中離れることが多くてなんかすみません…。
ナル子は話を聞き続ける俺とウマが合うとでも
思ったのだろうか、そりゃもうガンガン喋りまくった。
サークルの活動みんなしてるけどいいのかと思ったが
結局ナル子は喋り続け、メルアドを教えられ
サークルの活動時間が終了した。
その間衣装作りに精を出し過ぎて、おでこにまで
べっとり青いアクリル絵具を付けた彼女をからかいながら
俺らは一緒に電車で地元へ帰った。
その日一応挨拶程度に「俺です。登録しました、これからも彼女をよろしく」
みたいなメールを送るとナル子からメールが殺到。
彼女とナル子の関係が俺のせいで壊れてはいかんと
必死で一日十数通仕事の合間を縫って返信する俺。
話題は好きなタイプの話や「今日のメイクみてー♪」など
どうでもいい話だったが、とりあえず来たら返信していた。
そんな風にしていると、俺が丁度平日昼から
休みが貰えた日を狙ったかのようにナル子からサークルに来るよう誘われた。
「彼女もまってると思うしー♪」とのことで
そうかじゃあ迎えに行くついでにもなるなあと行ったのだが
なんと肝心の彼女がサークル内にいなかった。
160 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 20:12:04 ID:8mOmJxSm0 [2/7]
そしてナル子もいない。
サークルの女の子ばっかりがいて、俺を見るたび
白い目を向けてひそひそ。
前会った時はあんなに愛想がよかったのに。
「あの、彼女はいないんですか」と聞いても無視。避けられる。
仕方がないのでナル子と彼女に電話。
ナル子は出なかったが彼女はすんなり出てくれた。
彼女「もしもし、どしたの?」
俺「なあお前今日ってサークルじゃないの?」
彼女「え?違うよー、今友達とアバン○ィだよ!言わなかったっけ。」
俺「駅前かよっ!ならすぐ帰れるじゃんかw
俺ナル子ちゃんに言われてお前迎え来たのにーw」
彼女「え?…ナル子?そっか、ちょっとそこで待ってて」
俺「?うん」
よくわからんが電話を切って言われたままにサークルの部屋の
ドア付近にあるベンチに座ってジュース飲んでた。
女の子達は作業しながら20分ぐらいひそひそしてたが
突然見計らったようにほぼ全員で俺の元へ。
何事かと身を固くする俺。
「もうサークルに来るのやめてください、邪魔だし」
「っていうかそばに寄られんのもキモい」
「彼女もはっきり言って、退部させてほしい」
わけがわからない俺。
なんか書いてるのが場違いのような気がしてきた。
このまま続けていいんでしょうか。
161 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 20:14:01 ID:KeKy6CbQ0 [1/8]
気になるので続きよろしく
169 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:04:03 ID:8mOmJxSm0 [3/7]
言うだけ言って彼女たちは活動時間が終わっていないのに
荷物をまとめて次々に帰って行く。
うわあああ俺のせいでサークルが…!!と思っていると
彼女が猛ダッシュで帰ってきた。
彼女「大丈夫だった!?」
俺「え、いや全然大丈夫じゃない!!
ごめん俺のせいでなんかサークルが…かくかくしかじか」
彼女「そっか…俺男は気にすることn…
「どういうこと!!?」
突然のでかい声に俺と彼女はびっくりして廊下の方向を振り返ると
そこには鼻息荒いナル子が。
ナル子「彼女っ!!それはあたしの役目なの!!」
彼女「へ?」
ナル子「なんであんたが俺男くん慰めてんの!?
あたしが慰めるはずだったの!!
せっかく計画したのに、サイアク!!」
彼女「ちょっとナル子、それどういうこと?
前言ってたのもそういうことなの?」
ナル子「うっさい、調子乗ってんなよクソ女!!
お前なんかに俺男くんがずっと惚れてると思ってんなよ!!
あたしの狙ったモンの邪魔すんなよ!!」
彼女「……」
174 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:10:53 ID:8mOmJxSm0 [4/7]
彼女はナル子の言葉を聞くと突然押し黙った。
もしかして真に受けたのかと焦って彼女に話しかける俺。
でも反応が無い。
ナル子はそれをいいことにペチャパイだのでかい女だのと罵りまくった。
流石に俺は怒って
「おい!!ちょっとおま…」
と言いかけたが彼女に阻止される。
なんでだ!と思って彼女を見るとなんかナル子の目を見て
口元だけ少年漫画のライバルキャラみたいな不敵な笑みを浮かべてた。
それにムカついたのかそれともこのやりとりがムカついたのか
ナル子が足音荒く歩いてきて
「調子のんな!!」パーンと音高く彼女のほっぺをひっぱたいた。
すると彼女はそのとたんにヒールのナル子を足払いし
なんかぎゅっとひねって自分の方にひっぱるようにして、
ナル子をぐりんっと床に倒した。
ナル子の頭が床に当たったんじゃないかと思ったが、
スレスレのところで止まっていた。
彼女「今ナル子、私に何されても正当防衛だよ!」
その言葉を聞くとナル子はぎゃーぎゃー叫び出し、
彼女が手を話すと、悪態付きながらバタバタ廊下を走っていった。
ちなみに彼女は黒帯ではないが空手茶帯。
それがすごいのかそうでもないのかは俺にはわからん。
でもその時の俺はというと見事な彼女の空手技(たぶん)に
少女マンガのヒロインよろしくキュン…ッと言う効果音が脳内で鳴ってた。
189 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:42:40 ID:8mOmJxSm0 [5/7]
その後はまあ色々あったけど仕方ないのかな、と
話しながら二人で帰った。
彼女を家まで送り、ご両親にお土産かなんかのプリンもらって
そして俺は自分のアパートの前までさしかかった。
するとなにやら部屋のドアの前に人影を発見。
よく見ると…ナル子だ…!!!
この時ばかりは幽霊見るのと同じような恐怖感だった。
ナル子には悪いけど人じゃないものが立ってるような
感覚で、ものすごくぞっとした。
だってナル子は俺の家を知らないはずだった。
でも俺は今度ばかりは勇気を出してアパートの階段を上り
たかがナル子!!と思いながら顔を上げると
ナル子と目があった。
「おい、何で俺の家の前にいるんだよ!」
というとナル子は
「俺男くん、泊めて!今日だけでいいの、お願い!お願い!」
なんだか俺はますます恐ろしくなって
「いやだ!なんで俺が泊めなきゃいけないんだ!
帰ってくれ!警察呼ぶぞ!!」
携帯を出して本気で警察を呼ぼうとすると
ナル子が携帯につかみかかって必死に奪おうをしてきた。
情けないけどもう、すごく怖かった。
191 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:44:01 ID:8mOmJxSm0 [6/7]
「やめろ!!帰ってくれ!帰れ!」
といいながら携帯を持った手を振ったがナル子の長い爪に
ひっかかれ、手からすべった携帯は手すりの向こうに吹っ飛んだ。
「なにすんだ!!もういい加減にしろ!今から警察行こう、な!?」
と腕をつかんだ瞬間彼女の声がアパートの下から聞こえた。
「ナル子!!俺男!!」
するとナル子はいきなり血相を変えて階段を駆け下り、
彼女の脇をすり抜けて走り去って行った。
どうやら彼女が家に帰り一息つくと母親が
「そういえばさっきナル子ちゃん来て、
俺男くんにお礼したいから家どこって聞いてきたの」
と言ったらしく、それで飛んで来てくれたとのことだった。
それからナル子はサークルをやめ、ほどなくして
ナル子の計画がバレ、サークルも少しずつ元に戻ったようで
彼女もまた頑張って活動しています。
以上です。
思った以上に時間がかかりご迷惑をおかけしました。
192 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:46:02 ID:iYPq+vjZ0
>>191
計画ってなに?
194 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:47:35 ID:KeKy6CbQ0 [7/8]
>>192
サークルからはぶられた彼を慰め計画かなと。
>>191
サークルのほかメンバーから謝罪はあったの?
195 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2010/09/17(金) 21:51:22 ID:JWUaK+b10
サークルの女子連中に集団で罵られるようなどんな嘘流されてたんだ?
197 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 22:14:12 ID:8mOmJxSm0 [7/7]
支援ありがとうございました。
というかその後でナル彼登場してたはずなのに
すっかり書くの忘れてた…
まあご想像の通り、別れたそうです。
>>194
ありました。
その後なんか彼女と俺の為に仲直り会というか
そんなのを居酒屋で開いてくれて
俺サークル関係ないし彼女だけでいいのに悪いなあ
と思いつつ参加しました。
>>195
彼女から聞きましたが
嘘は〝俺がナル子を口説いてナル子の家で最後までして
それを知った彼女が俺をナル子から奪い返そうとし
ナル子の作品を壊すなどの嫌がらせをされた〟という内容でした。
俺が女子になんか言われる前日に
「もういい加減にして!俺男くんも私も傷ついてる!
俺男くんを癒せるのは私だけなの!」
と彼女にナル子が大勢の前で言って来たそうで、電話で
ナル子の事を聞いた瞬間なんかピンときたそうです。
198 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 22:41:57 ID:GUolw/32O [2/2]
自分の優柔不断っぷりはどー思ってるの?
200 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 22:47:52 ID:ViZevu0h0 [2/2]
優柔不断とは違うだろ
ただ思慮が浅いだけ
207 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 09:25:40 ID:JiQOj1Hy0 [1/2]
本当に思慮が浅かったというか、とりあえずメールってもんは来たら
すぐ返すもんだ、と思いこんでました。
その後彼女にも
「まったく俺男はお人よし過ぎる!守るのも大変なんだよ?」
と怒られました。
俺の話はいいとして、
本スレの血まみれになるほど
暴れるってすごい奴だなあ。投稿者さんお疲れ様です。
208 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 09:35:10 ID:MBf1TNVF0 [1/2]
>>207
気持ち悪い奴だな
さっさと退場すればいいのに
叩かれたいマゾか?
210 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 09:46:54 ID:JiQOj1Hy0 [2/2]
投下が終わったら見る側になって本スレ見て意見すんのって
ダメだと思いませんでした。初心者ですんません、ROM専に戻ります。
眠れないので夜中にこっそり投下。
俺男=ごく普通の男。焼き鳥居酒屋でバイト。
彼女=背が高くてスレンダーな感じ。酒に弱い。
A男=幼馴染。高身長、イケメン。
当時高校生だった俺達。
俺男と彼女は同じ高校で、親友のA男は違った。
だが全員同じ町の幼馴染で地元に帰る経由駅も同じだったので
よく同じ電車に乗り合わせて他愛もないことをしゃべりながら帰ったり
そのままA男の家に遊びに行ったりしていた。
その内A男にスカイプを勧められた。
俺と彼女はすぐにヘッドセットを買って、家に帰ってからも
七時頃から三人でオンラインゲームをしながら喋るようになった。
しかし俺は夜のバイトのために居合わせないことが度々あった。
するとなぜか、A男は俺が話しかけても気まずそうな
態度をとるようになっていった。
でも俺は深く考えない性格のため何も気にしていなかった。
345 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:05:49 ID:8mOmJxSm0 [2/7]
ある日、彼女の家に遊びに行くと相談を持ちかけられた。
「スカイプで、その人友達なんだけど
突然付き合おうって言われた。断ったのに諦めてくれないの。」
俺も彼女も何人か他の男友達とスカイプをしていたので
親友だと思っていたA男の事は疑わず、
過去に彼女に告白をした男がまた彼女を狙っているんだと思った。
「またかよ。あいつも懲りねえなあ。」
「…うん。何度も断ってるのに、どうしたら諦めてくれるかな。」
彼女の最初の沈黙が引っかかったが、やっぱり俺は気にしなかった。
とりあえず彼女には「気が無いことを伝えて、相手にするなよ」
というような事を言って、その後は二人で仲良くお菓子作ったりして
もうその話は出なかった。
346 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:06:47 ID:8mOmJxSm0 [3/7]
クリスマスになった。24日、彼女と俺は
彼女宅でケーキを食べプレゼント交換をした後
二人で地元のの田んぼのあぜ道を手つないで
田舎らしい満天の星空見ながら散歩してた。
バイト先の前を通りかかった時、
母の友人であるオーナーさんに「せっかくだから
25日に彼女とA男と友達数人連れておいで、割引するから」
と誘われた。
彼女にはその場でOKをもらい
帰ってメールを送ると、A男も友達も来るという事だった。
次の日バイト先の団体用個室を一部屋借りて、皆で騒いだ。
彼女は女友達とプレゼント交換。
俺は友達の相手しながら食器を下げたり料理運んだり。
ちなみに全員高校生なので酒は出さない約束だった。
皆最初は騒いだが、満腹になってくると落ち着いてきて
だべり大会となった。
彼女はA男の横に居たのだが、
俺が席から離れているオーナーと喋りながら
ちらっと彼女を見るとなぜだか顔が赤くてへろへろだった。
347 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:08:48 ID:8mOmJxSm0 [4/7]
あれ?と思った俺は席を見回すと何人かどうやら酔ってるようだ。
注文内容を確認したが酒はない。
しかし、新人の子に「もしかしてあの席にお酒運んだ?」
と聞いてみると
「はい、マンゴオレンジと~(名前忘れた)じゃなかったんスか?」
「いやいや、お酒は頼んでないよ。他の席の注文確認して」
隣の客の注文内容を確認して
何やら謝って、新人が戻ってきた。
そして俺に
「すんません席間違えました!!」
俺は「しゃーないしいいよ、でも次はお酒運ばないようにね」と言って
自分の友達がいる個室に戻った。
彼女の横に戻ると、彼女は顔真っ赤。
横のA男もかなり赤い。
彼女は俺に気づいて「俺くん、おかえりー。」と
まわってない舌で言って、「好きだよー」と突然抱きついてきた。
周りの友達がはやし立てた。
俺は嬉しかったが何より恥ずかしかったので
こら、と言いながら元通り座らせようとした。
が、俺が口を開かないうちにいきなりA男がぐっと彼女の腕をつかんだ。
348 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 05:13:43 ID:8mOmJxSm0 [5/7]
「んー?」と彼女がA男を振り向く。
俺もA男を見ると、A男は見たこともないような
怒りの表情で彼女の腕をつかんでいた。
「A男?」と俺が話しかける。途端A男が
彼女を俺からひきはがしてそのまま抱きしめた。
「なんで俺男なんだ!なんでオレじゃないんだ!」
俺唖然。
彼女の方はよくわかっていないようで
「A男くん?やめてー」とクスクス笑いが止まらないようだった。
笑われたことが不満だったのか、A男は突然大声で怒鳴った。
「なんで笑うんだ!!俺男よりオレの方が何倍も…」
途端、いきなりA男が横に吹っ飛んだ。
壁に頭が当たってゴッと音がしてすごく痛そうだった。
俺ポカーン。友達ポカーン。
彼女の方は両腕を横にピーンと伸ばしていた。
どうやら彼女が思いっきり両手でA男を押したようだった。
彼女だけ不機嫌そうに「うるさいー」と言うと
手羽先を皿から取ってもぐもぐしはじめた。
壁のそばでA男はうなっていたかと思うと静かになった。
俺と友達が焦ってA男のそばによると、A男は寝てた。
彼女の横に戻って顔を覗きこむと何事もなかったように
手羽先の骨から取れにくい身と闘っていた。
それを見た友達はげらげら笑っていて、無事にお開きになった。
352 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 06:24:56 ID:LMBWEwag0
数時間後にすみません、寝てました。と言うレスがあったとさ
353 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 06:32:04 ID:8mOmJxSm0 [6/7]
連投ひっかかって寝てしまいました。すんません。
俺と酔いのさめた彼女は半分寝ているA男をかついでというか
肩を持ってひきずってA男宅へと向かった。
あとA男の家まで50mぐらいのところで、俺はいきなり
A男に首を絞められた。
突然の事にわけもわからず暴れて引きはがそうとする俺。
「彼女は俺のだ!!わかったか!?わかったか!?」
と力を込めながら怒鳴るA男。
息が限界になってきて、本気で死ぬ!!と思った瞬間
ふっと首が楽になり、俺は吐きそうなほど咳き込んだ。
A男を見るとお尻を突き上げたような恰好で、
そのイケメンな顔が鼻の下を変に伸ばして
目は変な上目遣いで、歯を食いしばって…
股間を彼女にうしろからわしづかみにされていた。
「あが…うおおおっ!!!」みたいな声を上げて悶えるA男。
彼女は股間を握ったまま、「ねえ、もう諦める?諦めるよね?」
と力をぐっぐっと入れてにこにこした。
A男は「はい!!はい!!やめて!!お願いやめふじこふじこ」
というような言葉を必死に叫んでいて、
股間を離された後は顔をぐちゃぐちゃにしてぐすぐす泣いていた。
なんだか俺はかわいそうになって背中をさすりながら
家まで送ってやった。
355 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 06:37:00 ID:8mOmJxSm0 [7/7]
それからA男は俺や彼女に気を遣うようになって
駅でみかけても自分からホームの奥の方に行ってしまうようになった。
友達に聞くとあの後からなぜか
エロゲオタになってしまったらしい。
夜中なのに支援ありがとうございました。
寝てしまってすみませんでした…。
>>352
流石です。
356 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 07:50:03 ID:ANYrojxY0
>>327
彼は実在しない、想像上の人物に過ぎないのではないでしょうか
と思ってしまった
357 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 08:09:38 ID:mCn3nCp70
>>344乙
彼女すげーなw
今はもう付き合ってないの?
358 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 08:17:59 ID:3kXbivwvI [1/2]
携帯からすみません
>>357
付き合ってますよ。今年で六年めかな。
彼女には他にも色んな修羅場で
助けられて頭が上がりません
360 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:04:01 ID:WXf9oL3P0
そろそろ結婚?
361 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:20:15 ID:RJ4tTqKM0
いろんな修羅場って…
さりげなく凄いこと言ってないかw
362 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:27:47 ID:Dyu0t/rw0
>力をぐっぐっと入れてにこにこした。
>A男は「はい!!はい!!やめて!!お願いやめふじこふじこ」
バロスw
363 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:36:12 ID:s6GDIKIl0
やー、酒に弱いってことで、
彼女に横恋慕してたA男が酔わせて……
という展開かと思いきや。
364 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:48:37 ID:iIfImcd50 [1/3]
良い彼女だ。おまいも良い奴だ。
とっとと結婚しちまえwwwwww
365 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 09:51:14 ID:qd6RmvXcO [1/3]
>>363 そうじゃないの?
店員は飲み物持っていった時に確認するだろうし
たまたま二つ間違えたのをたまたまAと彼女が飲んだ、ってのもなぁ
新人がバイト先の先輩と親友らしき人、のAからこっそり頼まれたんだと思ってた
366 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:19:28 ID:fVGirHLo0
>>358
>色んな修羅場kwsk
367 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:30:06 ID:Y0nUgI6Q0
酔った状態でもしっかり否定する彼女さん可愛いと思ったw
大事にしなよー!
368 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:35:53 ID:Iif7OEv3O
結局なぜこうなったかっていう理由を聞かなかったのかな?
369 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 11:56:15 ID:on8t3Fkn0
320ほどに愛されてみたいものです…
370 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 12:59:45 ID:i4tGmcrOO
ずいぶん亀なんだが
>>83さんのように自殺しようとした人って
そのあとは自殺の件についてどう思うんだろな?
触れてほしくないのか、それとも触れてほしいのか
慰められたいのか、責められたいのか
83の彼氏のようにあっさりしてた方がいいのか、真剣に話し合った方がいいのか
スマン、スレチだったな
友人が自殺未遂して、どう対応していいかわかんなかったんだ
371 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 13:32:18 ID:COI/o2rL0
>>370
うん。スレチうざいから向こう行ってね。
◆修羅場◆スレ休憩所48
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/ex/1284030001/
372 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 13:37:50 ID:3kXbivwvI [2/2]
ありがとう。
大事にします。
中3から付き合って六年なので
彼女の大学卒業後に何かすごいプロポーズを
したいと考えています。
書いてもいいと言っていただけたら
他の修羅場の方は休憩所に書きます
----------◆48
141 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 15:14:12 ID:3kXbivwvI [1/2]
本スレ>>344です。
許可が出たので
彼女に救われた修羅場を書きます。
俺男=本スレ参照
彼女=同上
ナル子=彼女と同じサークルの友達
ナル彼=ナル子の彼氏
彼女が大学二年になった時の話。
俺は彼女に誘われて、
彼女の所属しているサークルを見に行った。
彼女のサークルは女が多く、男は女の3分の1ぐらいだった。
そこで、適当に挨拶すると
わっと女の子に囲まれて質問攻めに遭った。
びびった俺はなるべく全員の質問に答える事に努めながらも、早く抜け出せる事を祈っていた。
彼女に助けを求めたが逆に「がんばれ!」
と笑われてしまった。
やっとばらばらと女の子達が
離れていってほっとしたが
なぜだか1人だけは俺に話しかけつづけていて
断る事もできず応じていた。
146 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 15:51:21 ID:3kXbivwvI [2/2]
携帯からなので遅い上に改行が
変かもしれません。
その子がナル子だった。
胸元の開いた服でやけに身を乗り出し上目遣いで
声は明らかに作ってる。
第一印象からでも
なんとなくナルシストっぽいと
思わせた。
そんなナル子の話す事は自分の自慢と彼女のドジのことばかり。
「あたしね、実はモデルだったの~!ファンが多くて大変だった~」
「彼女ってさあドジばっかするんだぁ~wこの前も○○でねw」
「彼女っておかしな事ばっか言うのぉ~w」
ナル子の自分語り俺はどうでもよかったが
彼女のサークルでの話は聞きたかったので、そうかー彼女可愛いじゃんとか思いながらにこにこ話を聞いていた。
155 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 19:47:39 ID:8mOmJxSm0 [1/7]
彼女の父親に呼ばれて飯食ってました。
投下中離れることが多くてなんかすみません…。
ナル子は話を聞き続ける俺とウマが合うとでも
思ったのだろうか、そりゃもうガンガン喋りまくった。
サークルの活動みんなしてるけどいいのかと思ったが
結局ナル子は喋り続け、メルアドを教えられ
サークルの活動時間が終了した。
その間衣装作りに精を出し過ぎて、おでこにまで
べっとり青いアクリル絵具を付けた彼女をからかいながら
俺らは一緒に電車で地元へ帰った。
その日一応挨拶程度に「俺です。登録しました、これからも彼女をよろしく」
みたいなメールを送るとナル子からメールが殺到。
彼女とナル子の関係が俺のせいで壊れてはいかんと
必死で一日十数通仕事の合間を縫って返信する俺。
話題は好きなタイプの話や「今日のメイクみてー♪」など
どうでもいい話だったが、とりあえず来たら返信していた。
そんな風にしていると、俺が丁度平日昼から
休みが貰えた日を狙ったかのようにナル子からサークルに来るよう誘われた。
「彼女もまってると思うしー♪」とのことで
そうかじゃあ迎えに行くついでにもなるなあと行ったのだが
なんと肝心の彼女がサークル内にいなかった。
160 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 20:12:04 ID:8mOmJxSm0 [2/7]
そしてナル子もいない。
サークルの女の子ばっかりがいて、俺を見るたび
白い目を向けてひそひそ。
前会った時はあんなに愛想がよかったのに。
「あの、彼女はいないんですか」と聞いても無視。避けられる。
仕方がないのでナル子と彼女に電話。
ナル子は出なかったが彼女はすんなり出てくれた。
彼女「もしもし、どしたの?」
俺「なあお前今日ってサークルじゃないの?」
彼女「え?違うよー、今友達とアバン○ィだよ!言わなかったっけ。」
俺「駅前かよっ!ならすぐ帰れるじゃんかw
俺ナル子ちゃんに言われてお前迎え来たのにーw」
彼女「え?…ナル子?そっか、ちょっとそこで待ってて」
俺「?うん」
よくわからんが電話を切って言われたままにサークルの部屋の
ドア付近にあるベンチに座ってジュース飲んでた。
女の子達は作業しながら20分ぐらいひそひそしてたが
突然見計らったようにほぼ全員で俺の元へ。
何事かと身を固くする俺。
「もうサークルに来るのやめてください、邪魔だし」
「っていうかそばに寄られんのもキモい」
「彼女もはっきり言って、退部させてほしい」
わけがわからない俺。
なんか書いてるのが場違いのような気がしてきた。
このまま続けていいんでしょうか。
161 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 20:14:01 ID:KeKy6CbQ0 [1/8]
気になるので続きよろしく
169 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:04:03 ID:8mOmJxSm0 [3/7]
言うだけ言って彼女たちは活動時間が終わっていないのに
荷物をまとめて次々に帰って行く。
うわあああ俺のせいでサークルが…!!と思っていると
彼女が猛ダッシュで帰ってきた。
彼女「大丈夫だった!?」
俺「え、いや全然大丈夫じゃない!!
ごめん俺のせいでなんかサークルが…かくかくしかじか」
彼女「そっか…俺男は気にすることn…
「どういうこと!!?」
突然のでかい声に俺と彼女はびっくりして廊下の方向を振り返ると
そこには鼻息荒いナル子が。
ナル子「彼女っ!!それはあたしの役目なの!!」
彼女「へ?」
ナル子「なんであんたが俺男くん慰めてんの!?
あたしが慰めるはずだったの!!
せっかく計画したのに、サイアク!!」
彼女「ちょっとナル子、それどういうこと?
前言ってたのもそういうことなの?」
ナル子「うっさい、調子乗ってんなよクソ女!!
お前なんかに俺男くんがずっと惚れてると思ってんなよ!!
あたしの狙ったモンの邪魔すんなよ!!」
彼女「……」
174 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:10:53 ID:8mOmJxSm0 [4/7]
彼女はナル子の言葉を聞くと突然押し黙った。
もしかして真に受けたのかと焦って彼女に話しかける俺。
でも反応が無い。
ナル子はそれをいいことにペチャパイだのでかい女だのと罵りまくった。
流石に俺は怒って
「おい!!ちょっとおま…」
と言いかけたが彼女に阻止される。
なんでだ!と思って彼女を見るとなんかナル子の目を見て
口元だけ少年漫画のライバルキャラみたいな不敵な笑みを浮かべてた。
それにムカついたのかそれともこのやりとりがムカついたのか
ナル子が足音荒く歩いてきて
「調子のんな!!」パーンと音高く彼女のほっぺをひっぱたいた。
すると彼女はそのとたんにヒールのナル子を足払いし
なんかぎゅっとひねって自分の方にひっぱるようにして、
ナル子をぐりんっと床に倒した。
ナル子の頭が床に当たったんじゃないかと思ったが、
スレスレのところで止まっていた。
彼女「今ナル子、私に何されても正当防衛だよ!」
その言葉を聞くとナル子はぎゃーぎゃー叫び出し、
彼女が手を話すと、悪態付きながらバタバタ廊下を走っていった。
ちなみに彼女は黒帯ではないが空手茶帯。
それがすごいのかそうでもないのかは俺にはわからん。
でもその時の俺はというと見事な彼女の空手技(たぶん)に
少女マンガのヒロインよろしくキュン…ッと言う効果音が脳内で鳴ってた。
189 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:42:40 ID:8mOmJxSm0 [5/7]
その後はまあ色々あったけど仕方ないのかな、と
話しながら二人で帰った。
彼女を家まで送り、ご両親にお土産かなんかのプリンもらって
そして俺は自分のアパートの前までさしかかった。
するとなにやら部屋のドアの前に人影を発見。
よく見ると…ナル子だ…!!!
この時ばかりは幽霊見るのと同じような恐怖感だった。
ナル子には悪いけど人じゃないものが立ってるような
感覚で、ものすごくぞっとした。
だってナル子は俺の家を知らないはずだった。
でも俺は今度ばかりは勇気を出してアパートの階段を上り
たかがナル子!!と思いながら顔を上げると
ナル子と目があった。
「おい、何で俺の家の前にいるんだよ!」
というとナル子は
「俺男くん、泊めて!今日だけでいいの、お願い!お願い!」
なんだか俺はますます恐ろしくなって
「いやだ!なんで俺が泊めなきゃいけないんだ!
帰ってくれ!警察呼ぶぞ!!」
携帯を出して本気で警察を呼ぼうとすると
ナル子が携帯につかみかかって必死に奪おうをしてきた。
情けないけどもう、すごく怖かった。
191 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:44:01 ID:8mOmJxSm0 [6/7]
「やめろ!!帰ってくれ!帰れ!」
といいながら携帯を持った手を振ったがナル子の長い爪に
ひっかかれ、手からすべった携帯は手すりの向こうに吹っ飛んだ。
「なにすんだ!!もういい加減にしろ!今から警察行こう、な!?」
と腕をつかんだ瞬間彼女の声がアパートの下から聞こえた。
「ナル子!!俺男!!」
するとナル子はいきなり血相を変えて階段を駆け下り、
彼女の脇をすり抜けて走り去って行った。
どうやら彼女が家に帰り一息つくと母親が
「そういえばさっきナル子ちゃん来て、
俺男くんにお礼したいから家どこって聞いてきたの」
と言ったらしく、それで飛んで来てくれたとのことだった。
それからナル子はサークルをやめ、ほどなくして
ナル子の計画がバレ、サークルも少しずつ元に戻ったようで
彼女もまた頑張って活動しています。
以上です。
思った以上に時間がかかりご迷惑をおかけしました。
192 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:46:02 ID:iYPq+vjZ0
>>191
計画ってなに?
194 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 21:47:35 ID:KeKy6CbQ0 [7/8]
>>192
サークルからはぶられた彼を慰め計画かなと。
>>191
サークルのほかメンバーから謝罪はあったの?
195 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2010/09/17(金) 21:51:22 ID:JWUaK+b10
サークルの女子連中に集団で罵られるようなどんな嘘流されてたんだ?
197 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 22:14:12 ID:8mOmJxSm0 [7/7]
支援ありがとうございました。
というかその後でナル彼登場してたはずなのに
すっかり書くの忘れてた…
まあご想像の通り、別れたそうです。
>>194
ありました。
その後なんか彼女と俺の為に仲直り会というか
そんなのを居酒屋で開いてくれて
俺サークル関係ないし彼女だけでいいのに悪いなあ
と思いつつ参加しました。
>>195
彼女から聞きましたが
嘘は〝俺がナル子を口説いてナル子の家で最後までして
それを知った彼女が俺をナル子から奪い返そうとし
ナル子の作品を壊すなどの嫌がらせをされた〟という内容でした。
俺が女子になんか言われる前日に
「もういい加減にして!俺男くんも私も傷ついてる!
俺男くんを癒せるのは私だけなの!」
と彼女にナル子が大勢の前で言って来たそうで、電話で
ナル子の事を聞いた瞬間なんかピンときたそうです。
198 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 22:41:57 ID:GUolw/32O [2/2]
自分の優柔不断っぷりはどー思ってるの?
200 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/17(金) 22:47:52 ID:ViZevu0h0 [2/2]
優柔不断とは違うだろ
ただ思慮が浅いだけ
207 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 09:25:40 ID:JiQOj1Hy0 [1/2]
本当に思慮が浅かったというか、とりあえずメールってもんは来たら
すぐ返すもんだ、と思いこんでました。
その後彼女にも
「まったく俺男はお人よし過ぎる!守るのも大変なんだよ?」
と怒られました。
俺の話はいいとして、
本スレの血まみれになるほど
暴れるってすごい奴だなあ。投稿者さんお疲れ様です。
208 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 09:35:10 ID:MBf1TNVF0 [1/2]
>>207
気持ち悪い奴だな
さっさと退場すればいいのに
叩かれたいマゾか?
210 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 09:46:54 ID:JiQOj1Hy0 [2/2]
投下が終わったら見る側になって本スレ見て意見すんのって
ダメだと思いませんでした。初心者ですんません、ROM専に戻ります。