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◇15 ザ・ワールド!

98 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:04/08/02(月) 23:07
高校の夏休み、暇でね…友人Aに電話を入れた。
当時携帯電話が無かったから当然自宅に電話を掛けるのだが
今は留守とのコト。

次は…、彼女の居るBに電話だ。
彼女と遊んでるかな?
と思いつつも電話口に出たBの返答は「暇だし遊ぼう」とのコト。
で、取り合えず京都市民の私とBは、京都の繁華街(三条川原町)の
ゲームセンターに行こうって話しになった。

小一時間かけてゲーセンに到着しゲームを詮索し始める。
結構人が多くてウザイな、と思いつつもドンドン面白そうなゲームを探す。
…フと目に入ったカップル。
そのカップルがプレイするゲーム台の横には「ホームアローン」の映画のパンフ。
「あぁ、映画→ゲーセンコンボのデートか…羨ましい…シネ!」
等と彼女の居ない俺は愚痴ってたワケだが…
何か友人の気配が消えたので、後ろを見ると凄い勢いで出口に向かう友人。
おぃおぃ何だよ…と思いつつも「おぃ!B!!!」と俺は叫んだ。
Bを振り向かせようとしたその言葉に、俺の横に居たゲームに興じるカップルも
反応し此方に振り向く。
あ、…AとBの彼女だ…
出口に向かってたBを見る。
俺が呼んだ筈なのにBの視線は、俺の横のAと自分の彼女に… 101 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:04/08/02(月) 23:24
この瞬間俺は部外者なのだが…俺の時も止まった。
なんて言うか…普通に有り得ないだろ…と。

再び止まった時間を動かしたのはB。
凄い勢いでゲーセンから出て行く。
次いで俺が追いかけたゲーセンを出たのだが、出た所でBの彼女とAも追いついて来た。

まぁ、後は人通りの多い中での痴話喧嘩になり…いや、喧嘩にはならなかったな。
「ちがうねん、ちがうねん、ちがうねん」と繰り返し叫び、Bの服の裾を持つBの彼女に
Bが「何が違うねん!」と彼女をビンタし、凍り付く彼女を置いて街の中に歩いていって
それで終わったのだから。

Aはその間…何してただろ…記憶の中ではただ困った様にBの彼女の後ろに居ただけ
だった気がする。

AとBは中学時代から仲がよく、漫才コンビを組む!と言ってたりバンドを組んでたりしてた…
いつの頃からかまた仲直りしてたが、この頃から10年後に完全に縁を切ることになる。
今思えば歯車が狂い始めた最初の事件だったんだろうな…

で、この話の次の日くらいにAから話を聞く。
Bの彼女が
「最近Bが遊んでもくれないし…冷たいの…相談に乗って」
と、持ちかけてきたんだそうな。
で、一日空いてるからってコトで相談ついでに遊んでたらしい。
浮気ってコトでは無かった模様だったが、Bと彼女とはその後暫くして別れてた。

102 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:04/08/02(月) 23:37
Bの彼女が非常識
友人Aは軽率


103 名前:101[sage] 投稿日:04/08/02(月) 23:43
>102
確かに。
でも、女って彼氏の友人に相談するって娘多くない?
特に中高生の年代って。

友人Aは軽率…ってか元々軽いヤツだったから…。

ま、修羅場なんて誰かが軽率か非常識な(たとえ自分では正しいと思ってても)
行動を起こした上での結果でしょうし…。
誰が軽率、非常識ってのは言うまでも無い話かと…。
(そうで無い場合もあるでしょうが、多くは相手に対する無理解や二股なんかが問題かと)

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