2008.01.01(Tue) 【◇01-◇09】
◇2 トラップレター。
428 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 15:26
今から1年前の話です。
私と彼は婚約中で結婚式を半年後に控えていました。
私達は同じ会社の同期同士で、入社して半年後の研修で知り合いました。
当時彼は地方勤務で私は都内勤務の遠距離恋愛からスタートし、去年彼が都内へ異動になり、
結婚することになりました。
結納も終わり、挙式の日程も決まったところで、職場、同期にお互い関係を公表しました。
どちらかというとオープンなムードの職場でしたので、ありがたいことに暖かな祝福
を受けることができました。
そんなある日、私の家に一通の手紙が来たのです。
差出人は封筒に明記されておらず、文章の最後に
「苦しんでいる妹を助けてやりたいと考えた姉より」
と書いてあります。
その文面は
「私の妹は(誰とは明かせないが)あなたと同じ職場
で働いており、同期である。
あなたが婚約した相手の男性と入社した頃から親し
くしていて、3年の交際が続いていた。
ところが最近妹が落ち込んでいる様子なので聞いて
みたところ、男性が同期の女性との結婚を発表した
とのこと。」
=続きます=
435 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 15:59
=手紙の続き=
こういう妹の状態を当の本人であるあなたがご存知なのかと思い
手紙を書いた。
妹も不幸だが、あなたが知らないのならこれ以上その男性の為に
不幸な女性を増やしたいと思わないため知らせた。
妹には手紙を書いたことは話していないため内密に願いたい」
と書かれていました。
私は驚きました。
そして何度も何度も読み返しました。
このことから分かったのは
・私と彼は入社半年後から3年つきあって結婚
・「妹」と彼は約3年のつきあい
・入社から去年まで彼は地方勤務(実家は都内です)
・「妹」と私は同期であり同じ職場
ということです。
ちなみに消印は私の会社のある管内からでした。
491 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 19:49
>>428,>>431>>435の続きです。
最初から「いたずら」「嫌がらせ」の類と考えようと
思ったのですが、やはりだめですね。
こういうときは悪いほう、悪いほうに考えてしまいます。
彼が実は3年近く二股を掛けていたのでは?と考えるように
なっていったのです。
できないことではありません。
私も「妹」も遠距離だったわけですから、彼も二人の恋人の
デートがバッティングすることなく、両方とつきあえたはずです。
そもそも私達はつきあいはじめの頃から遠距離だったので、お互
い疑心暗鬼になって関係を駄目にするのはよくないと、行動を束縛
することを避けていました。
これをうまく彼が利用すればいくらでも可能です。
手紙をうけっとったのは週末の出来事で翌日彼と式場へ打ち合わせに
いくことになっていました。
それまでに私の心の中で結論を出しておきたいと思い、同期同士で結婚
したカップルがいたので相談してみることにしました。
あからさまに手紙を見せて話をしたら、この内容がまったくのデタラメ
だったときに彼を傷つけてしまうと思い、「彼が入社当時に私以外の人と
ナニカあったって噂を聞いたの」と話しました。
すると、ダンナの方が言いにくそうに
「過去の話だし、知らなくていいけど、本人に直接聞いてみたら」
と言うのです。
もういてもたってもいられなくて夜中に彼の部屋に向かいました。
492 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 19:50
ごめんなさい、長すぎた上に3番目は>>435です。
503 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:19
>>491の続き
彼の部屋に着くと「こんな夜中に・・・」といぶかしがる彼に手紙を
叩きつけました。
同期同士で結婚したカップルに相談したこと、「直接聞いたほうがいい」
とのアドバイスを受けたことも話しました。
もう自分でも想像が膨らんで手がつけられなくなっていて、かなり感情的
になっていたのです。
彼は冷静な様子で何度も手紙を読み返していました。
その様子を見ていて私もだんだん落ち着いてきました。
そして相談したカップルに電話をしました。
「直接話すように計らってくれてありがとう」と。
これは事実なんだと私は悟り、ショックというより体が冷えていきました。
504 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:21
>>503
私の気持ちは確かに彼のことを愛しています。
ただ裏切られたことはとてもショックでこの先の結婚のことまでは
考えれられない状態でした。
ただただ信じていた人に裏切られたという気持ちで呆然としてました。
「聞いて欲しい話がある」
と彼が切り出しました。
「確かに入社してすぐの飲み会であった配属先の同期と
しばらく関係を持ったことがある」
505 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:24
ごめんなさい。
ゴハンのしたくをしなければならないのでまた10時頃来ます。
これとても長いと思いますが、読んでくださる方しばらくお付き合い
ください。
507 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:37
あぁ、やっぱり11時近くなりそうです。
ごめんなさい。
514 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2001/08/15(水) 22:59
11時です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
515 名前:◆UiHi0D/.[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:02
>>514
惜しい。フライングだ(笑)
じゃぁ、仕切りなおし。
11時だー!全員集合。するのか?
516 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:06
お待たせしてすみません。
>>504の続き
やっぱりそうなんだ、これは本当の話なんだって一瞬思ったのですが、
「配属先」の同期の話なんです。
「妹」は私と同じ勤務先のはず。
おかしいなと思っていると彼の話には続きがありました。
「実際その子とはつきあうって言っても1か月がそこらで会わなくなった。
俺も向こうに行って知り合いもいなくてさみしかったし、彼女も東京の男
に興味があったというだけだから。
しこりも残らずあっさりと会わなくなったし、俺がこっちに戻ったときも送
別会に顔出してた。
それに彼女はもう結婚したはず」
さらに彼は私とつきあってから、確かに体の浮気をしたことはあったけど
(先輩に連れてかれた風俗とか)、精神的な意味で浮気(他のオンナを
好きになったこと)はない、と話してくれた。
()は彼の言葉そのままです。
517 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:12
正直でいい!<彼
手紙は何だったのか?
本当に結婚したのか?
518 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:13
>>516の続き
結論までは後ちょっと待ってください>>517さん。
私はその言葉に納得し(元々彼はとても誠実な人ですので)それからは
この手紙が来た意味について話し合いました。
わかっているのは仕事関係で私の周りの人(同じ職場と書かれていまし
たが、消印が会社の近くなので、姉が送ったっていうのは考えにくい)
ということだけです。
同期であるというのも強調されていたので本当だろうと思いました。
そんなこんなで再び信頼を回復した私たちは仲直りして、挙式準備に
向かうことができました。
ところが次の週末、今度は彼の部屋に手紙が届いたのです。
521 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:21
>>518の続き
彼はその手紙をその場で開けずに私の部屋まで持ってきました。
なぜなら、その封筒と消印が私のところへ来たものとまったく同じだった
からです。
私の部屋で二人で読みました。
するとこんどは私のことを綴った内容でした。
今度は差出人は「弟を心配する姉」となっており、その「弟」は
「 2年ほど前から私とつきあいはじめ、将来の約束もしていたが、
最近他の男と結婚するから別れてくれと言われた。
弟は一流企業に勤めていて自分にも自信にあふれたタイプだが
このことで深く傷つき、現在は仕事を休職している。
こんな女性であることを婚約者であるあなたは知っているのか?」
彼は私のことを疑いもせず(おそらく自分のときの手紙の男性と女性
を置き換えただけだったからだと思いますが)、「これは明らかに嫌
がらせだから警察に相談しよう」と言いました。
「誰がやっているのか知らないがお互いの実家にも送られるかもしれ
ないし、そうなる前になんとかしよう」と。
ちなみに実家にはその時点では送られてきてはいませんでした。
526 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:26
>>521の続き
彼と二人でまず地元の警察に相談しました。
「生活係」の方が一通り事情を聞いてくれましたが、これでは事件には
ならないと言われました。
部屋に帰って対策を考えました。
これは私たちの結婚に対する嫌がらせだから、周囲の人に気づかない
うちに反感を買っていたのかもしれないと。
犯人は私たちが別れる、不幸になるのが目的なので、様子をさぐって
くるでしょう。
そこで、まずは私たちの関係を前から知っていた人に相談してみよう
ということになりました。
信頼できる人に今回の件について「一部分」だけ話して周囲の人にさ
ぐりをいれてもらう作戦です。
この「一部分」というのは彼の考えた「罠」です。
529 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:29
>>526
それぞれ相談した相手は、彼は同期の仲のいい仲間、私は入社当時から
公私ともにお世話になっている女性の先輩話すことにしました。
彼の同期の仲間は「いわゆる男の友情で結びついてる相手」で彼にとっ
ては絶対に信頼をおける相手です。
そして、私の先輩は遠距離恋愛を経て半年前に結婚したばかりで、年齢
も近く友人のように仲良くしていました。
この人たちは私たちの関係を客観的に見てくれるはずです。
相談して2週間が過ぎました。
その間手紙がくることもなく、比較的に穏やかな日が続いていました。
ただ、嘘であったとはいえ、一度お互いの間に疑いをもってしまったことは
確実で、嘘に踊らせれたケンカが絶えない毎日でした。
相談した友人たちからは「犯人」らしき人物はあがってきません。
531 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:35
>>529の続き
ある日私の先輩のご夫婦の家に二人で招待されました。
というのも、先輩のダンナさんは心のお医者さんなので先輩が相談して
みたら?と誘ってくれたのです。
先輩はとても仕事でもしっかりした人で、家のインテリアも素敵でした。
お料理もおいしく、ダンナさんもいい人で楽しい夜でした。
お酒を飲みながら、例の「手紙」の話が始まりました。
そこでダンナさんが「ネタ」としてプロファィリングまがいのことをし
てみせたりして、深刻なムードにならずに愚痴大会のような雰囲気でし
た。
私たちにしても、2週間の間「犯人」からは音沙汰がなかったため、
もう過去の話にはりつつあったのです。
しかし、それも先輩がこんなことを言うまででした
535 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:41
>>531の続き
先輩はワインを片手こう言ったのです。
「しかし、両方とも兄弟(姉妹)思いよねぇ」と。
私たちは氷尽きました。
まさにこれこそ私たちの仕掛けた「罠」で、話さなかった「一部分」
だったのです。
でも、ダンナさんのいる前で問いつめるわけにもいかず、そのまま
帰って彼と話し合いました。
もしかしたら、私が気づかないうちに話しをしたのかもしれないと
私は考えていました。
まさかそんな損にも得にもならないことを先輩がするわけないと。
先輩に相談するとき最初はメールで話したんです。
混みいった話でしたし、口でしゃべって誤解が生じてはいけないから。
その時のメールを見ても「姉妹(兄弟)」のことは書いてありません
でした。
その後職場では先輩は今まで通り私に接してきました。
直後は私も先輩を疑いの目で見ていたのですが、あまりの屈託のない
態度にやっぱり私が話したのかもしれないなぁと思っていました。
541 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:44
>>535の続き
そんな混乱した状態の中で着々と式の準備が進んでいきました。
会社にいる間や先輩にランチに誘われて結婚準備について質問されたり
するといつも聞いてみようか?と思いました。
でも怖かったんです。
それから1か月くらいして私たちの元に先輩のダンナさんが一人で訪ね
てきました。
非常に疲れきった様子でした。
先輩の部屋で妙な手紙を見つけたというのです。
「君たちに来た手紙というのはこのことだろうか」と同じ封筒、便せん
を持ってきていました。
ダンナさんが先輩の部屋で捜し物をしているときに見つけたそうです。
書きかけの手紙と一緒に引き出しに入っていたと言っていました。
その書きかけの内容から奥さんが犯人だと理解したそうです。
548 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:48
>>541
ダンナさんは言いました。
「君たちには本当にすまなく思っている。
実はちょっと理由があって僕たち夫婦は最近うまくいってないんだ。
彼女は最近少しノイローゼ気味でここ3か月通院している
ただ僕がそっち方面(心の医者)に詳しいから余計にこじれている」
そして、奥さんには自分から話をしたいので少し時間が欲しいと。
申し訳ないことをしたと何度も頭を下げて帰られました。
ひどいことをされたのはこっちなのに、ダンナさんに心から同情してました。
そのくらい憔悴しきった様子でした。
思い返せば先輩はよく会社を休んだり、遅刻したりしてました。
でも「どうしたの?」と聞くと「おめでたっぽいのよね、だから検査に行っ
てるの」と幸せそうでした。
彼女が精神を病んでるなんて近くにいた友人である私は少しも気づかなかったのです。
思い返せばいつもよりも「幸せ」を強調したり、妙にハイテンションな時はありまし
たが。
そして、先輩はその月末に突然退職してしまいました。
552 名前:428(補足)[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:52
>>546さん、わかりにくくてごめんなさい。
手紙が彼と私宛の両方とも「弟or妹を心配する兄弟(姉妹)」からの
内容でした。
なので、先輩は「傷つけれた本人」が出すっていうならよくありそうだけど
「家族」出してくるなんて「兄弟(あるいは姉妹)思いよね」といったんで
す。
553 名前:428(補足)[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:54
私たちは相談した相手に対して
「浮気相手から手紙が来た」と話したんです。
これが罠の部分です。
555 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:55
その後、ご夫婦揃って引っ越しをしてしまったようで、お住まいを訪ね
てもいませんでした。
私たちはそれから何事もなく無事に結婚し、現在新婚生活を送っていま
す。
今でも先輩はどういうつもりであの手紙を送ってきたのかわかりません。
先輩夫婦がなにが原因でうまくいかなくなってしまったのか、それもわ
かりません。
でも、このことから私達夫婦はいつも「会話」のある夫婦でいようと決
めました。
結婚報告をしたいのですが、先輩夫婦とは今も連絡が取れないでいます。
彼にはもう連絡をするなと言われてますが・・・・。
560 名前:428(おしまい&お礼)[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:57
これで終わりです。
長い間つきあってくださって、みなさんありがとうございます。
修羅場といってもいわゆる「男女の修羅場」じゃないし、終わり
方も地味でつまらないと思った方も多いと思います。
ただこのことから私たちは学んだことが多かったのでどうしても
このスレを見たとき、ここでお伝えしたかったんです。
ホントありがとう。
今から1年前の話です。
私と彼は婚約中で結婚式を半年後に控えていました。
私達は同じ会社の同期同士で、入社して半年後の研修で知り合いました。
当時彼は地方勤務で私は都内勤務の遠距離恋愛からスタートし、去年彼が都内へ異動になり、
結婚することになりました。
結納も終わり、挙式の日程も決まったところで、職場、同期にお互い関係を公表しました。
どちらかというとオープンなムードの職場でしたので、ありがたいことに暖かな祝福
を受けることができました。
そんなある日、私の家に一通の手紙が来たのです。
431 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 15:49
差出人は封筒に明記されておらず、文章の最後に
「苦しんでいる妹を助けてやりたいと考えた姉より」
と書いてあります。
その文面は
「私の妹は(誰とは明かせないが)あなたと同じ職場
で働いており、同期である。
あなたが婚約した相手の男性と入社した頃から親し
くしていて、3年の交際が続いていた。
ところが最近妹が落ち込んでいる様子なので聞いて
みたところ、男性が同期の女性との結婚を発表した
とのこと。」
=続きます=
435 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 15:59
=手紙の続き=
こういう妹の状態を当の本人であるあなたがご存知なのかと思い
手紙を書いた。
妹も不幸だが、あなたが知らないのならこれ以上その男性の為に
不幸な女性を増やしたいと思わないため知らせた。
妹には手紙を書いたことは話していないため内密に願いたい」
と書かれていました。
私は驚きました。
そして何度も何度も読み返しました。
このことから分かったのは
・私と彼は入社半年後から3年つきあって結婚
・「妹」と彼は約3年のつきあい
・入社から去年まで彼は地方勤務(実家は都内です)
・「妹」と私は同期であり同じ職場
ということです。
ちなみに消印は私の会社のある管内からでした。
491 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 19:49
>>428,>>431>>435の続きです。
最初から「いたずら」「嫌がらせ」の類と考えようと
思ったのですが、やはりだめですね。
こういうときは悪いほう、悪いほうに考えてしまいます。
彼が実は3年近く二股を掛けていたのでは?と考えるように
なっていったのです。
できないことではありません。
私も「妹」も遠距離だったわけですから、彼も二人の恋人の
デートがバッティングすることなく、両方とつきあえたはずです。
そもそも私達はつきあいはじめの頃から遠距離だったので、お互
い疑心暗鬼になって関係を駄目にするのはよくないと、行動を束縛
することを避けていました。
これをうまく彼が利用すればいくらでも可能です。
手紙をうけっとったのは週末の出来事で翌日彼と式場へ打ち合わせに
いくことになっていました。
それまでに私の心の中で結論を出しておきたいと思い、同期同士で結婚
したカップルがいたので相談してみることにしました。
あからさまに手紙を見せて話をしたら、この内容がまったくのデタラメ
だったときに彼を傷つけてしまうと思い、「彼が入社当時に私以外の人と
ナニカあったって噂を聞いたの」と話しました。
すると、ダンナの方が言いにくそうに
「過去の話だし、知らなくていいけど、本人に直接聞いてみたら」
と言うのです。
もういてもたってもいられなくて夜中に彼の部屋に向かいました。
492 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 19:50
ごめんなさい、長すぎた上に3番目は>>435です。
503 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:19
>>491の続き
彼の部屋に着くと「こんな夜中に・・・」といぶかしがる彼に手紙を
叩きつけました。
同期同士で結婚したカップルに相談したこと、「直接聞いたほうがいい」
とのアドバイスを受けたことも話しました。
もう自分でも想像が膨らんで手がつけられなくなっていて、かなり感情的
になっていたのです。
彼は冷静な様子で何度も手紙を読み返していました。
その様子を見ていて私もだんだん落ち着いてきました。
そして相談したカップルに電話をしました。
「直接話すように計らってくれてありがとう」と。
これは事実なんだと私は悟り、ショックというより体が冷えていきました。
504 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:21
>>503
私の気持ちは確かに彼のことを愛しています。
ただ裏切られたことはとてもショックでこの先の結婚のことまでは
考えれられない状態でした。
ただただ信じていた人に裏切られたという気持ちで呆然としてました。
「聞いて欲しい話がある」
と彼が切り出しました。
「確かに入社してすぐの飲み会であった配属先の同期と
しばらく関係を持ったことがある」
505 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:24
ごめんなさい。
ゴハンのしたくをしなければならないのでまた10時頃来ます。
これとても長いと思いますが、読んでくださる方しばらくお付き合い
ください。
507 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 20:37
あぁ、やっぱり11時近くなりそうです。
ごめんなさい。
514 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2001/08/15(水) 22:59
11時です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
515 名前:◆UiHi0D/.[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:02
>>514
惜しい。フライングだ(笑)
じゃぁ、仕切りなおし。
11時だー!全員集合。するのか?
516 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:06
お待たせしてすみません。
>>504の続き
やっぱりそうなんだ、これは本当の話なんだって一瞬思ったのですが、
「配属先」の同期の話なんです。
「妹」は私と同じ勤務先のはず。
おかしいなと思っていると彼の話には続きがありました。
「実際その子とはつきあうって言っても1か月がそこらで会わなくなった。
俺も向こうに行って知り合いもいなくてさみしかったし、彼女も東京の男
に興味があったというだけだから。
しこりも残らずあっさりと会わなくなったし、俺がこっちに戻ったときも送
別会に顔出してた。
それに彼女はもう結婚したはず」
さらに彼は私とつきあってから、確かに体の浮気をしたことはあったけど
(先輩に連れてかれた風俗とか)、精神的な意味で浮気(他のオンナを
好きになったこと)はない、と話してくれた。
()は彼の言葉そのままです。
517 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:12
正直でいい!<彼
手紙は何だったのか?
本当に結婚したのか?
518 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:13
>>516の続き
結論までは後ちょっと待ってください>>517さん。
私はその言葉に納得し(元々彼はとても誠実な人ですので)それからは
この手紙が来た意味について話し合いました。
わかっているのは仕事関係で私の周りの人(同じ職場と書かれていまし
たが、消印が会社の近くなので、姉が送ったっていうのは考えにくい)
ということだけです。
同期であるというのも強調されていたので本当だろうと思いました。
そんなこんなで再び信頼を回復した私たちは仲直りして、挙式準備に
向かうことができました。
ところが次の週末、今度は彼の部屋に手紙が届いたのです。
521 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:21
>>518の続き
彼はその手紙をその場で開けずに私の部屋まで持ってきました。
なぜなら、その封筒と消印が私のところへ来たものとまったく同じだった
からです。
私の部屋で二人で読みました。
するとこんどは私のことを綴った内容でした。
今度は差出人は「弟を心配する姉」となっており、その「弟」は
「 2年ほど前から私とつきあいはじめ、将来の約束もしていたが、
最近他の男と結婚するから別れてくれと言われた。
弟は一流企業に勤めていて自分にも自信にあふれたタイプだが
このことで深く傷つき、現在は仕事を休職している。
こんな女性であることを婚約者であるあなたは知っているのか?」
彼は私のことを疑いもせず(おそらく自分のときの手紙の男性と女性
を置き換えただけだったからだと思いますが)、「これは明らかに嫌
がらせだから警察に相談しよう」と言いました。
「誰がやっているのか知らないがお互いの実家にも送られるかもしれ
ないし、そうなる前になんとかしよう」と。
ちなみに実家にはその時点では送られてきてはいませんでした。
526 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:26
>>521の続き
彼と二人でまず地元の警察に相談しました。
「生活係」の方が一通り事情を聞いてくれましたが、これでは事件には
ならないと言われました。
部屋に帰って対策を考えました。
これは私たちの結婚に対する嫌がらせだから、周囲の人に気づかない
うちに反感を買っていたのかもしれないと。
犯人は私たちが別れる、不幸になるのが目的なので、様子をさぐって
くるでしょう。
そこで、まずは私たちの関係を前から知っていた人に相談してみよう
ということになりました。
信頼できる人に今回の件について「一部分」だけ話して周囲の人にさ
ぐりをいれてもらう作戦です。
この「一部分」というのは彼の考えた「罠」です。
529 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:29
>>526
それぞれ相談した相手は、彼は同期の仲のいい仲間、私は入社当時から
公私ともにお世話になっている女性の先輩話すことにしました。
彼の同期の仲間は「いわゆる男の友情で結びついてる相手」で彼にとっ
ては絶対に信頼をおける相手です。
そして、私の先輩は遠距離恋愛を経て半年前に結婚したばかりで、年齢
も近く友人のように仲良くしていました。
この人たちは私たちの関係を客観的に見てくれるはずです。
相談して2週間が過ぎました。
その間手紙がくることもなく、比較的に穏やかな日が続いていました。
ただ、嘘であったとはいえ、一度お互いの間に疑いをもってしまったことは
確実で、嘘に踊らせれたケンカが絶えない毎日でした。
相談した友人たちからは「犯人」らしき人物はあがってきません。
531 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:35
>>529の続き
ある日私の先輩のご夫婦の家に二人で招待されました。
というのも、先輩のダンナさんは心のお医者さんなので先輩が相談して
みたら?と誘ってくれたのです。
先輩はとても仕事でもしっかりした人で、家のインテリアも素敵でした。
お料理もおいしく、ダンナさんもいい人で楽しい夜でした。
お酒を飲みながら、例の「手紙」の話が始まりました。
そこでダンナさんが「ネタ」としてプロファィリングまがいのことをし
てみせたりして、深刻なムードにならずに愚痴大会のような雰囲気でし
た。
私たちにしても、2週間の間「犯人」からは音沙汰がなかったため、
もう過去の話にはりつつあったのです。
しかし、それも先輩がこんなことを言うまででした
535 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:41
>>531の続き
先輩はワインを片手こう言ったのです。
「しかし、両方とも兄弟(姉妹)思いよねぇ」と。
私たちは氷尽きました。
まさにこれこそ私たちの仕掛けた「罠」で、話さなかった「一部分」
だったのです。
でも、ダンナさんのいる前で問いつめるわけにもいかず、そのまま
帰って彼と話し合いました。
もしかしたら、私が気づかないうちに話しをしたのかもしれないと
私は考えていました。
まさかそんな損にも得にもならないことを先輩がするわけないと。
先輩に相談するとき最初はメールで話したんです。
混みいった話でしたし、口でしゃべって誤解が生じてはいけないから。
その時のメールを見ても「姉妹(兄弟)」のことは書いてありません
でした。
その後職場では先輩は今まで通り私に接してきました。
直後は私も先輩を疑いの目で見ていたのですが、あまりの屈託のない
態度にやっぱり私が話したのかもしれないなぁと思っていました。
541 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:44
>>535の続き
そんな混乱した状態の中で着々と式の準備が進んでいきました。
会社にいる間や先輩にランチに誘われて結婚準備について質問されたり
するといつも聞いてみようか?と思いました。
でも怖かったんです。
それから1か月くらいして私たちの元に先輩のダンナさんが一人で訪ね
てきました。
非常に疲れきった様子でした。
先輩の部屋で妙な手紙を見つけたというのです。
「君たちに来た手紙というのはこのことだろうか」と同じ封筒、便せん
を持ってきていました。
ダンナさんが先輩の部屋で捜し物をしているときに見つけたそうです。
書きかけの手紙と一緒に引き出しに入っていたと言っていました。
その書きかけの内容から奥さんが犯人だと理解したそうです。
548 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:48
>>541
ダンナさんは言いました。
「君たちには本当にすまなく思っている。
実はちょっと理由があって僕たち夫婦は最近うまくいってないんだ。
彼女は最近少しノイローゼ気味でここ3か月通院している
ただ僕がそっち方面(心の医者)に詳しいから余計にこじれている」
そして、奥さんには自分から話をしたいので少し時間が欲しいと。
申し訳ないことをしたと何度も頭を下げて帰られました。
ひどいことをされたのはこっちなのに、ダンナさんに心から同情してました。
そのくらい憔悴しきった様子でした。
思い返せば先輩はよく会社を休んだり、遅刻したりしてました。
でも「どうしたの?」と聞くと「おめでたっぽいのよね、だから検査に行っ
てるの」と幸せそうでした。
彼女が精神を病んでるなんて近くにいた友人である私は少しも気づかなかったのです。
思い返せばいつもよりも「幸せ」を強調したり、妙にハイテンションな時はありまし
たが。
そして、先輩はその月末に突然退職してしまいました。
552 名前:428(補足)[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:52
>>546さん、わかりにくくてごめんなさい。
手紙が彼と私宛の両方とも「弟or妹を心配する兄弟(姉妹)」からの
内容でした。
なので、先輩は「傷つけれた本人」が出すっていうならよくありそうだけど
「家族」出してくるなんて「兄弟(あるいは姉妹)思いよね」といったんで
す。
553 名前:428(補足)[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:54
私たちは相談した相手に対して
「浮気相手から手紙が来た」と話したんです。
これが罠の部分です。
555 名前:428[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:55
その後、ご夫婦揃って引っ越しをしてしまったようで、お住まいを訪ね
てもいませんでした。
私たちはそれから何事もなく無事に結婚し、現在新婚生活を送っていま
す。
今でも先輩はどういうつもりであの手紙を送ってきたのかわかりません。
先輩夫婦がなにが原因でうまくいかなくなってしまったのか、それもわ
かりません。
でも、このことから私達夫婦はいつも「会話」のある夫婦でいようと決
めました。
結婚報告をしたいのですが、先輩夫婦とは今も連絡が取れないでいます。
彼にはもう連絡をするなと言われてますが・・・・。
560 名前:428(おしまい&お礼)[] 投稿日:2001/08/15(水) 23:57
これで終わりです。
長い間つきあってくださって、みなさんありがとうございます。
修羅場といってもいわゆる「男女の修羅場」じゃないし、終わり
方も地味でつまらないと思った方も多いと思います。
ただこのことから私たちは学んだことが多かったのでどうしても
このスレを見たとき、ここでお伝えしたかったんです。
ホントありがとう。