2010.07.11(Sun) 【◇60-◇69】
◇69 大胆不敵な犯行。
481 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 09:17:32 ID:7lgYeuqKO [1/4]
数年前の修羅場らしきものを吐き出したいと思います。
人物の年齢や職業は当時のものです。
・H子 私、20歳、大学生、学生寮住まい
・T男 H子の彼氏、21歳、製紙会社勤務
・A太 H子のコンパ友達、22歳、T男と同じ会社でバイトしていた大学生(H子とは別の大学)
・Y田さん 21歳、T男の高校時代からの女友達
・N宮君 21歳、T男の高校時代からの男友達
ある年の5月中旬、A太から「バイト先の人達が合コンしたいって」と話があり、私はT男と出会いました。
当時の私は寮住まいで門限は夜10時、外泊もままならない状態でしたが、T男は毎日のように
寮近辺まで車でやって来ては食事をしたり、車中で少し話をして帰る、という付き合いでした。
6月に入った頃、T男から告白を受け、正式に付き合う事になりました。
寮ではクラブや就活などの特別な理由が無い限り、寮生は長期休暇には帰省しなければならず、
夏休みが迫っていた私は「もうちょっとしたらT男と離れなきゃいけないんだ」と憂鬱でした。
それでも、T男の高校時代からの友人達にも紹介され、気持ちは盛り上がっていました。
明日に帰省を控えた前日、私はT男と一夜を過ごすつもりで寮を出ました。
ところが、T男の車に乗り込むと、後部座席にY田さんが乗っていました。
「なんで?」とは思ったものの場の雰囲気が悪くなるかと、私はY田さんとにこやかに挨拶を交わしました。
この時はたまたま送ってあげる用事でもあって、Y田さんは途中で帰るのだろうと思っていたのです。
T男は車を走らせ「N宮拾うか」と携帯を手に取りました。
少ししてN宮君も合流し、表向きは楽しく話していましたが「一応最後の夜なのに、
ずっとこのまま?」と私は少しずつ不機嫌になり始めました。
目的地の夜景ポイントに着き、私はT男と2人になる時間を作りました。
私「どういうつもり?私、明日帰っちゃうんだよ?」
T男「いや、俺だってそのつもりだったんだけど、急にY田が“私も行きたい”って言い出して…ごめんな」
私「そんなの断ればよかったのに!なんでこんな日に邪魔されなきゃなんないの?」
T男「邪魔とか言うなよ、一応俺の友達なんだし」
私「普通来ないよ、デートって分かってるのに…」
気持ちは収まりませんでしたが、T男に「H子の事はちゃんと好きだし、2ヶ月離れても俺は大丈夫だから」と言われ、渋々車中に戻りました。
結局その日は夜景ポイントやファミレス巡りをしながら4人で過ごし、朝に私は帰省したのでした。
夏休み中はT男と連絡を取り合い、9月初旬、私は寮に戻りました。
その日の夜、T男は会いに来てくれましたが、どうも様子が変でした。
私「何かあった?」
T男「うん…すごく言いにくいんだけどさ、しばらく別れたいと思ってる」
私「えっ!?なんで?」
夏休み中、そんな話は一度も出ていません。
T男曰わく、会社の事務員の女の子(18歳)にしつこくされていて、
「3ヶ月だけでいいから付き合ってほしい、付き合ってくれなければ死ぬ」とまで言われているとか。
私「はあああ?何それ?なんで断らないの?」
T男「だって死ぬって言われたらさあ…俺、今の会社辞めたくないし…」
夏休み前の事もあり、こいつはただの優柔不断野郎だと思った私はその場でT男に別れを告げました。
483 名前:481[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 09:24:33 ID:7lgYeuqKO [3/4]
しかし確かめたいと思ってしまい、A太に連絡を取りました。
A太の話では、たしかに18歳事務員はT男にのぼせ上がっていて、仕事に支障をきたす程らしい、との事でした。
A太に「遠くの親戚より近くの他人って言うしさ」と言われ、釈然としないながらも私達は終わったのでした。
その年の11月、たまたま大学祭に来ていたT男と再会し、私達は何となく友達としての付き合いが復活しました。
事務員とは結局付き合わず、会社の人に間に入ってもらい、事務員には新しい彼氏もできたという事でした。
私は次の年の春に寮を出て、一人暮らしをするようになりました。
お互いに恋人も出来ず、T男とは友達のようなそうでないような、微妙な関係が続きました。
このままいけば、また付き合う事になるのかなあと思っていました。
夏のある日、T男、Y田さんとN宮君を含む男女混合メンバー6人で海に行った帰り、
T男の車に4人、私はN宮君の車に乗りました。
何となく去年の夏の話になり、私は冗談のつもりで
「あの時は邪魔してくれちゃって」と話を振りました。
N宮君は「え、何の事?」と分からない様子。
私の説明に、どんどん顔色が変わっていくN宮君。
N宮「え、ちょっと待って。T男と付き合ってたの?」
私「そうだけど…?」
N宮「………そうなんだ」
私「えっ、なになに?その態度」
N宮「いや…あのさあ…」
N宮君の話では、T男は高校時代からずっとY田さんと付き合っており親も公認の仲、何度か別れてはヨリを戻すを繰り返しているとの事でした。
4人ドライブの時もT男はY田さんと付き合っており、N宮君は助手席に座っている私を見て「図々しい女」と思っていた、と。
484 名前:481[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 09:27:56 ID:7lgYeuqKO [4/4]
思い返してみれば、皆と初対面時も「新しい友達」とだけ紹介された私。
いつも財布に「捨てられない」と指輪を入れていたT男。
冬にT男のお爺様が亡くなった時も
「前カノが来て手伝ってくれた」という話を聞かされた事もありました。
実は前カノではなく現カノのY田さんの事だった…
何だか色々と腑に落ちました。
私は怒りよりも情けなさが先に立って、笑ってしまいました。
「また少し、T男の事好きになりかけてたんだけどなあ…」思わず漏らした言葉にN宮君が
「俺がT男と話してやろうか」と言ってくれましたが、もうどうでもよくなって断りました。
その日はそのまま彼らと別れましたが、後日。
仕事帰りに事前連絡もせず、T男が1人で私の部屋にやって来ました。
開口一番「海行った日、N宮と何かあった?」と聞いてきました。
「何かって何?ずっと併走してたし、何もある訳無いじゃん」
T男は「そっか。そうだよな。なんか、あれからN宮の態度がおかしいし、
キスでもしちゃったのかと思ってさ~」とニヤニヤしながら言うのです。
ここで私はキレてしまい「ふざけんなバカ!」とT男を一喝し、洗いざらいブチまけました。
「あんた、長いことY田さんと付き合ってんでしょうが!
どういうつもりでそんな仲間内に私を紹介した訳?
そんで何?N宮君と私に何かあったって何よ?そんな軽い女だと思ってんの?」
他にもブワーッと色々まくし立てましたが、あまり覚えていません。
T男はT男で「N宮から聞いたのかよ!」とか喚いて、逆ギレしていました。
私を紹介した時はY田さんと別れようと思っていた、
あの時は本気だったというような事を言われました。
もう何も聞きたくないと思い、私はT男を帰し、それっきり縁を切りました。
N宮君とは何度か連絡しましたが、彼も東京に転勤になり、疎遠になっていきました。
彼女を含むメンバーで遊んでいてもバレないと思っていたのか、
それとも単なるバカなのか、T男の考えが今でもよく解りません。
数年前の修羅場らしきものを吐き出したいと思います。
人物の年齢や職業は当時のものです。
・H子 私、20歳、大学生、学生寮住まい
・T男 H子の彼氏、21歳、製紙会社勤務
・A太 H子のコンパ友達、22歳、T男と同じ会社でバイトしていた大学生(H子とは別の大学)
・Y田さん 21歳、T男の高校時代からの女友達
・N宮君 21歳、T男の高校時代からの男友達
ある年の5月中旬、A太から「バイト先の人達が合コンしたいって」と話があり、私はT男と出会いました。
当時の私は寮住まいで門限は夜10時、外泊もままならない状態でしたが、T男は毎日のように
寮近辺まで車でやって来ては食事をしたり、車中で少し話をして帰る、という付き合いでした。
6月に入った頃、T男から告白を受け、正式に付き合う事になりました。
寮ではクラブや就活などの特別な理由が無い限り、寮生は長期休暇には帰省しなければならず、
夏休みが迫っていた私は「もうちょっとしたらT男と離れなきゃいけないんだ」と憂鬱でした。
それでも、T男の高校時代からの友人達にも紹介され、気持ちは盛り上がっていました。
明日に帰省を控えた前日、私はT男と一夜を過ごすつもりで寮を出ました。
ところが、T男の車に乗り込むと、後部座席にY田さんが乗っていました。
「なんで?」とは思ったものの場の雰囲気が悪くなるかと、私はY田さんとにこやかに挨拶を交わしました。
この時はたまたま送ってあげる用事でもあって、Y田さんは途中で帰るのだろうと思っていたのです。
482 名前:481[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 09:19:22 ID:7lgYeuqKO [2/4]
T男は車を走らせ「N宮拾うか」と携帯を手に取りました。
少ししてN宮君も合流し、表向きは楽しく話していましたが「一応最後の夜なのに、
ずっとこのまま?」と私は少しずつ不機嫌になり始めました。
目的地の夜景ポイントに着き、私はT男と2人になる時間を作りました。
私「どういうつもり?私、明日帰っちゃうんだよ?」
T男「いや、俺だってそのつもりだったんだけど、急にY田が“私も行きたい”って言い出して…ごめんな」
私「そんなの断ればよかったのに!なんでこんな日に邪魔されなきゃなんないの?」
T男「邪魔とか言うなよ、一応俺の友達なんだし」
私「普通来ないよ、デートって分かってるのに…」
気持ちは収まりませんでしたが、T男に「H子の事はちゃんと好きだし、2ヶ月離れても俺は大丈夫だから」と言われ、渋々車中に戻りました。
結局その日は夜景ポイントやファミレス巡りをしながら4人で過ごし、朝に私は帰省したのでした。
夏休み中はT男と連絡を取り合い、9月初旬、私は寮に戻りました。
その日の夜、T男は会いに来てくれましたが、どうも様子が変でした。
私「何かあった?」
T男「うん…すごく言いにくいんだけどさ、しばらく別れたいと思ってる」
私「えっ!?なんで?」
夏休み中、そんな話は一度も出ていません。
T男曰わく、会社の事務員の女の子(18歳)にしつこくされていて、
「3ヶ月だけでいいから付き合ってほしい、付き合ってくれなければ死ぬ」とまで言われているとか。
私「はあああ?何それ?なんで断らないの?」
T男「だって死ぬって言われたらさあ…俺、今の会社辞めたくないし…」
夏休み前の事もあり、こいつはただの優柔不断野郎だと思った私はその場でT男に別れを告げました。
483 名前:481[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 09:24:33 ID:7lgYeuqKO [3/4]
しかし確かめたいと思ってしまい、A太に連絡を取りました。
A太の話では、たしかに18歳事務員はT男にのぼせ上がっていて、仕事に支障をきたす程らしい、との事でした。
A太に「遠くの親戚より近くの他人って言うしさ」と言われ、釈然としないながらも私達は終わったのでした。
その年の11月、たまたま大学祭に来ていたT男と再会し、私達は何となく友達としての付き合いが復活しました。
事務員とは結局付き合わず、会社の人に間に入ってもらい、事務員には新しい彼氏もできたという事でした。
私は次の年の春に寮を出て、一人暮らしをするようになりました。
お互いに恋人も出来ず、T男とは友達のようなそうでないような、微妙な関係が続きました。
このままいけば、また付き合う事になるのかなあと思っていました。
夏のある日、T男、Y田さんとN宮君を含む男女混合メンバー6人で海に行った帰り、
T男の車に4人、私はN宮君の車に乗りました。
何となく去年の夏の話になり、私は冗談のつもりで
「あの時は邪魔してくれちゃって」と話を振りました。
N宮君は「え、何の事?」と分からない様子。
私の説明に、どんどん顔色が変わっていくN宮君。
N宮「え、ちょっと待って。T男と付き合ってたの?」
私「そうだけど…?」
N宮「………そうなんだ」
私「えっ、なになに?その態度」
N宮「いや…あのさあ…」
N宮君の話では、T男は高校時代からずっとY田さんと付き合っており親も公認の仲、何度か別れてはヨリを戻すを繰り返しているとの事でした。
4人ドライブの時もT男はY田さんと付き合っており、N宮君は助手席に座っている私を見て「図々しい女」と思っていた、と。
484 名前:481[sage] 投稿日:2009/01/30(金) 09:27:56 ID:7lgYeuqKO [4/4]
思い返してみれば、皆と初対面時も「新しい友達」とだけ紹介された私。
いつも財布に「捨てられない」と指輪を入れていたT男。
冬にT男のお爺様が亡くなった時も
「前カノが来て手伝ってくれた」という話を聞かされた事もありました。
実は前カノではなく現カノのY田さんの事だった…
何だか色々と腑に落ちました。
私は怒りよりも情けなさが先に立って、笑ってしまいました。
「また少し、T男の事好きになりかけてたんだけどなあ…」思わず漏らした言葉にN宮君が
「俺がT男と話してやろうか」と言ってくれましたが、もうどうでもよくなって断りました。
その日はそのまま彼らと別れましたが、後日。
仕事帰りに事前連絡もせず、T男が1人で私の部屋にやって来ました。
開口一番「海行った日、N宮と何かあった?」と聞いてきました。
「何かって何?ずっと併走してたし、何もある訳無いじゃん」
T男は「そっか。そうだよな。なんか、あれからN宮の態度がおかしいし、
キスでもしちゃったのかと思ってさ~」とニヤニヤしながら言うのです。
ここで私はキレてしまい「ふざけんなバカ!」とT男を一喝し、洗いざらいブチまけました。
「あんた、長いことY田さんと付き合ってんでしょうが!
どういうつもりでそんな仲間内に私を紹介した訳?
そんで何?N宮君と私に何かあったって何よ?そんな軽い女だと思ってんの?」
他にもブワーッと色々まくし立てましたが、あまり覚えていません。
T男はT男で「N宮から聞いたのかよ!」とか喚いて、逆ギレしていました。
私を紹介した時はY田さんと別れようと思っていた、
あの時は本気だったというような事を言われました。
もう何も聞きたくないと思い、私はT男を帰し、それっきり縁を切りました。
N宮君とは何度か連絡しましたが、彼も東京に転勤になり、疎遠になっていきました。
彼女を含むメンバーで遊んでいてもバレないと思っていたのか、
それとも単なるバカなのか、T男の考えが今でもよく解りません。