2ntブログ

◇修羅場◇まとめ

◇etc ◇01-◇09 ◇10-◇19 ◇20-◇29 ◇30-◇39 ◇40-◇49 ◇50-◇59 ◇60-◇69 ◇70-◇79 ◇80-◇89 ◇90-◇99 ◇100-◇109 ◇110-◇119 login

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◇5 尻ガール。

398 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:13 ID:OgieIBNw
某国に留学中だった頃の話です。
わたしは、日本に年下の彼を残したまま
大学留学をしていました。 399 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:14 ID:OgieIBNw
彼は、浪人生で、受験を控えていました。
おまけに遠距離だったので
あまり会えるチャンスもなくて
せいぜい手をつないだ事があるくらいの間柄でした。

401 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:17 ID:OgieIBNw
日本からの推薦もあっての留学だったので
あまり勉強もしていかったのですが
留学先でも授業はとても辛いものでした。
クラスでも授業を聞き取ろうとするのに必死で
精神的にも辛い日々が続きました。
彼も日本で一生懸命勉強しているのだからと
必死でがんばって夜中まで毎日勉強しました。

402 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:20 ID:OgieIBNw
でも、成績はなかなかあがらない、
いつもあと一歩で落第みたいなひどい成績です。
わたしは、ノイローゼみたいになってしまいました。
それを見かねた友人が、気晴らしにと
一緒にパーティを開こうと言ってくれました。
その友人はとても人気のある人だったので、
パーティは大盛況でした。
そこで、言葉があまり上手ではないので
おとなしくしていた私に
一生懸命話し掛けてくれる男の子がいました。

403 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:22 ID:OgieIBNw
その男の子は、わたしにわかりやすいように
ゆっくりと、やさしく話してくれて、
そしてわたしのことをとてもかわいい、きれいだとほめてくれました。

成績があがらず、友達も思うようにできなくて
悩んでいたわたしは、
Sのことがそれからとても気になるようになりました。
Sもわたしのことを気に入ったようで、
それから私たちはつきあいはじめました。

405 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:26 ID:gols5xek
日本の彼にはそれは内緒でした。
そのときは、受験の大変なときだったので、
そんなことは口が裂けてもいえない・・と思っていました。
本当は、留学先で彼ができたことを黙っていただけだったんですが・・。

Sとわたしは、短期間で、とても仲良くなりました。
出合って2週間もしないうちに、お互いの家に泊まり合うくらいの
間柄になりました。
わたしはルックスがよくて、成績もいいSに夢中になりました。
そして、Sも、わたしのことを真剣に考えてくれるようになり
結婚をにおわすほどになりました。
Sはわたしの勉強を見てくれ、そして、わたしの孤独を癒してくれました。
わたしは有頂天になっていました。

404 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:25 ID:TP5wg66w
男の子=Sだよね?


406 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:27 ID:gols5xek
>>404
そうです。男の子=Sです。
まぎらわしくてごめんなさい。

407 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:31 ID:gols5xek
Sとわたしがラブラブの時間をすごしているときも、
日本の彼、Nくんからは、手紙がひっきりなしに着ていました。
大学に合格したら、わたしに会いに来るから、
それを楽しみに待っているようにというような手紙でした。
彼はそれをはげみにがんばっているようでした。
わたしは、その時、Sも、Nくんも同じくらい好きでした。
でも、年下のNくんにくらべて、大人っぽいSに
かなり惹かれていました。
でも、やはりNくんを傷つけることはできないと思っていました。

408 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:34 ID:gols5xek
Nくんが志望校に合格をした。
そんな手紙が来たのは、Sがわたしにプロポーズをした
3日後くらいでした。
わたしは、返事を保留していましたが、
ほとんどプロポーズを受ける決意をしていました。
でも、そのNくんの手紙を読んで
Nくんに会いたくて仕方がなくなってしまったのです。
Nくんは、合格がわかるとすぐにわたしに会いにくるために
飛行機のチケットを予約したと手紙を書いてきました。

409 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:36 ID:gols5xek
わたしは、Sに、日本から男友達が遊びに来るけど
単なる友達だからと説明をしました。
Sはわたしのことを少し疑っていましたが
わたしが一生懸命説得したので、
Nくんがわたしのアパートに3週間ほど滞在するのを
了解してくれました。

410 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:41 ID:gols5xek
Nくんが到着しました。
わたしは空港にNくんを迎えに行きました。
Nくんは、ぜんぜん変わっていませんでした。
でも、わたしは、とても変わってしまっていました。
派手になった外見も、心の中も。
でも、そんなわたしを見て、Nくんは、
とてもきれいだ、と言ってくれました。
それから、Nくんはわたしの部屋に泊まりました。
はじめて、Nくんとわたしは関係を持ちました。

412 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:44 ID:gols5xek
Sは時々わたしの部屋に訪ねてきました。
そして、Nくんとわたしのことを疑わしそうにしていました。
でも、Nくんと話す日本語は、Sには通じないし、
Sと話す言葉は、Nくんにはほとんどわからないので、
なんとかばれずにいました。
でも、ある晩、わたしとNくんが裸でベッドにいるときに
Sが訪ねてきたのです。

414 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:47 ID:gols5xek
わたしは、ドアを開けようか、開けまいか、一瞬躊躇しましたが、
急いで身支度を整えて、Nくんにも服を着させて
ドアを開けました。ドアを開けないことでSにばれるのを恐れたのです。

でも、Sはすべてを察していました。
いきなり何も知らないNくんになぐりかかりました。
Nくんは、わけがわからずに、なぐられていました。
Sは、それからわたしの髪をつかんで、アパートの廊下に
引きずり出しました。

415 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 03:50 ID:zgXy6rIY
Sは、わたしにすべて本当のことを話せと
詰めよりました。
わたしは、Sが恐ろしく、本当のことをすべて話しました。
Nくんとは、日本に来る前からつきあっていたこと、
Nくんと肉体関係を持ったこと。

Sは、突然泣き出しました。
わたしは、恐怖と罪悪感でいっぱいでした。
Nくんの所に言って、Nくんにもすべてを説明しました。
Nくんは、信じられないと言って、泣いていました。

419 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 03:56 ID:zgXy6rIY
Sは、わたしに、Nくんが見ている前で
SとNくんのどちらを選ぶのかを決めろと言いました。
そして、それをNくんにも通訳させました。
Nくんは、「信じてるから」と言って
わたしを見つめていました。
Sも、怖い目でわたしを見つめていました。
わたしは、その時、
やはりすぐに日本に帰ってしまうNくんより
孤独をいやしてくれるSをなくしてしまうのが怖かった。
わたしは、Sを選びました。

Sは勝ち誇ったような目でNくんを見ました。
Nくんは・・・とてもとても悲しそうにしていました。
それから、Sは、Nくんが見ている前でわたしにキスをしました。
そして、その夜は、ソファにNくんを寝かせて
Sはわたしとベッドに寝ました。

425 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 04:00 ID:zgXy6rIY
そして、次の朝、Sは自分のうちに帰っていきました。
わたしは、Nくんとふたり、自分の部屋で話し合いました。
Nくんは、わたしがその国で孤独で寂しいのはわかっているから、
Sを選ぶのを責めはしないと言ってくれました。
わたしが、これからもその国でがんばれるように
応援をしていると、そして、いままでと同じように
日本に帰ってくるのを待っているからと言ってくれました。

428 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 04:09 ID:2CUhWVf.
Nくんはそうして、日本に帰っていきました。
Sは、わたしを許すから、今回のことは忘れるから
結婚してくれと言いました。
(その国では学生結婚はよくあることです)

結局、結婚は、わたしの親の反対などもあり、
実現はしませんでした。
そして、わたしは、Sと卒業まで付き合い続けましたが、
卒業後、帰国しました。
空港には、Nくんが迎えにきていました。
Nくんは、わたしのことをかわいそうだった、よくがんばったといって、
すべて許してくれました。
わたしは、罪悪感でいっぱいでしたが、
Nくんは、一番の償いは、彼をもっと好きになって
二度と彼を傷つけないことだと言ってくれました。
今、わたしは、Nくんと婚約をしています。
絶対にNくんを幸せにしてあげたいと心に誓っています。

430 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 04:10 ID:2CUhWVf.
わたしの話は、以上です。

431 名前:恋人は名無しさん[] 投稿日:01/09/01(土) 04:12 ID:DIDiNRU6
俺も留学してたから 同じようにひどい事をした人間が数人いたよ。
なんで泥沼になるって分からないの?
Nを傷つけたくない 2人とも好きって それは自分が悪者になりたくないだけ。奇麗事だよ。
高い航空代を払って会いにこさせる前に きちんと別れを自分から言うべきじゃないのか?
ここまでNもSも傷つけなくちゃ事の重大さがわからないアホ女なんて 周囲の人間も飽きれてると思うよ。
俺の周りの人間もそう。今では結局 誰にも信用なしだよ。

435 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 04:17 ID:zgXy6rIY
>>431
留学中にはよくある話ですよね・・・・。
わたしは、本当に大バカでした。
自分で、サイアクの女だと思っています。
そんな自分を許してくれた彼に
本当に頭があがりません・・・。

436 名前:正直者[sage] 投稿日:01/09/01(土) 04:20 ID:Qfm602bk
>>435
もし、N君が逆の立場やったら、許せる?


437 名前:恋人は名無しさん[sage] 投稿日:01/09/01(土) 04:23 ID:2CUhWVf.
>>436
許せない・・・・と思います。
わたしがSの立場でも、許せなかったと思います・・・。

◇5 カノジョとボクと、時々、センパイ。 | HOME | ◇5 宇宙の波動。

COMMENT

COMMENT FORM


管理者にだけ表示を許可する

くるくる

なう

ここから探す

QRコード

QR

/design by bitter Roc